2020/03

HSPが引き起こす問題

HSPの気質を持つ人は、

 

日常生活の中で

 

生きづらさや苦しみを

 

感じることが

 

HSPの気質を持たない人よりも

 

多いと言えます。

 

それは、

 

HSPの人特有の

 

敏感さや繊細さが原因です。

 

では、

 

具体的にどのような事柄に

 

生きづらさや苦しみを感じてしまうのか?

 

お伝えしていきますね。

 

苦手なことたち

 

HSPの気質を持つ人には

 

共通する

 

苦手な事柄があります。

 

  1. 雑談
  2. 人に頼ること
  3. 気持ちの共有
  4. 日常の恐怖
  5. 怒りや争いごと

 

以上の5つが

 

HSPの気質を持つ人が

 

苦手とする事柄です。

 

では、

 

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

 

①雑談

 

HSPの気質を持つ人たちは

 

雑談を苦手と感じる人が多いです。

 

また、会話自体に苦痛を感じてしまう

 

という人も居ます。

 

これは、

 

人との会話を楽しんでいない

 

ということではありません。

 

HSPの人は敏感で繊細であるがゆえに

 

言葉をとても慎重に選びます。

 

この言葉を伝えたら…

 

と、相手の気持ちを

 

深く考え込んでしまいます。

 

相手を傷つけてしまわないように、

 

不快な思いをさせてしまわないように、

 

と、言葉を選ぶので

 

会話のテンポが悪くなりがち。

 

また、

 

相手の言葉に関しても

 

どのような意味があるのか?と

 

考え込んでしまうので

 

返答が遅れてしまうこともあります。

 

そのため、

 

会話をしている相手からは

 

何を考えているか分からない

 

コミュニケーションが取り難い

 

という印象を与えてしまいます。

 

HSPの人にとっては

 

相手を思いやってのことなのですが、

 

軽い雑談や会話などでも

 

重く捉えてしまうので

 

雑談に混じることを

 

苦手に感じてしまったり、

 

人と会話をするのが

 

苦手だと感じてしまったり

 

するのです。

 

②人に頼ること

 

HSPの気質を持つ人が苦手とするもの

 

2つ目は人に頼ることです。

 

HSPの人は

 

頑張り過ぎてしまう傾向があり、

 

人に頼るということが出来ません。

 

自分が周囲に迷惑をかけていないか?

 

勉強や仕事において、

 

周りに劣っていてはいけない

 

と、自分に対して

 

高いハードルを設けてしまうので

 

そのハードルを越えるために

 

必死に頑張ります。

 

努力すること自体は

 

悪いことではありません。

 

が、困った時に人に頼ることが出来ないので

 

一人で大きな問題と向き合わなくてはならず

 

苦しい思いをしてしまいます。

 

自分に対して高いハードルを設けてしまい

 

そのハードルが越えられなかった場合、

 

HSPの人は自分を強く責めます。

 

ハードルを越えられなかった

 

ということで、

 

「自分には存在価値が無いのだ」

 

などと極端に考えてしまうのです。

 

必要以上に高くハードルを設定してしまい

 

自分を追い詰めてしまった結果、

 

うつなどの精神疾患に

 

繋がってしまうことがあります。

 

③気持ちの共有

 

HSPの人が苦手とする事柄

 

3つ目は気持ちの共有です。

 

HSPの人はとても敏感で繊細。

 

そのため、

 

相手の気持ちを深く考え想像します。

 

相手が軽い気持ちで伝えた言葉の

 

裏を考えてしまい

 

相手を傷つけてしまったのではないか?

 

相手は本当は怒っているのではないか?

 

などと

 

自分の中でグルグルと考え込んでしまいます。

 

実際は、

 

相手がそのように感じていなくても

 

傷つけてしまった…と考え

 

その気持ちを自分自身も共有してしまいます。

 

すると、

 

本当は相手がそのように考えていなくても

 

傷つけてしまった、

 

傷つけられてしまった、

 

というように

 

気持ちが一色に染まってしまいます。

 

 

周囲の人の感情に敏感なので

 

落ち込んでいる人の気持ちを察してしまい

 

自分も同じ様に落ち込んでしまうことも。

 

相手の気持ちを想像しすぎてしまい

 

その気持ちを共有してしまう。

 

そのため、

 

HSPの人は

 

気持ちの共有が苦手なのです。

 

④日常の恐怖

 

HSPの人が苦手とする事柄、

 

4つ目は日常の恐怖です。

 

恐怖と言うと、

 

とても大げさに感じられますが

 

HSPの気質を持たない人からすれば

 

なんでもないことだったりするのです。

 

行ったことのない場所へ行くことや、

 

初対面の人と会う時、

 

今まで経験の無いことをする時、

 

そんな時に

 

HSPの人は強い恐怖を感じます。

 

ポジティブな思考よりも

 

ネガティブな思考が働いてしまって

 

なにか悪いことが起こるのではないか?と

 

一人で考え込んでしまうのです。

 

また、

 

些細な刺激も敏感に反応してしまい

 

周囲の人にはなんでも無いことでも

 

HSPの人にとっては

 

大きな恐怖になり、

 

大きな傷となってしまうのです。

 

 

恐怖は自分自身を守るためには

 

大切な感情と言えます。

 

が、

 

日常的に

 

恐怖を感じてしまうような生活では

 

心が疲れてしまいますよね。

 

精神的なバランスを

 

崩す原因にもなってしまいます。

 

⑤怒りや争いごと

 

HSPの人が苦手な事柄

 

5つ目は、

 

怒りや争いごとです。

 

人の気持ちを深く考えるHSPの人。

 

敏感で繊細なHSPの人にとって

 

大きなエネルギーを消費する

 

怒りや争いごとは

 

とても苦手で避けて通りたい感情と言えます。

 

相手の気持ちを何よりも先に考えるので

 

不満があっても

 

相手にそれを伝えるということを

 

しない傾向にあります。

 

しかし、

 

HSPの人にも我慢の限界があります。

 

その限界に達してしまうと

 

普段からは想像もつかないような

 

怒りの感情の爆発を起こしてしまい、

 

相手に対して

 

強い言葉をぶつけることがあります。

 

反対に、

 

自信の殻にこもって

 

一切の感情を無くしてしまうことも。

 

 

相手に対して

 

怒りの強い感情をぶつけた後、

 

HSPの人はその自身の行動を

 

とても恥じて、後悔します。

 

そして、

 

自分自身を責めてしまうのです。

 

怒りという感情の後に

 

自分自身を責める感情がやって来るので

 

HSPの人は

 

その気質を持たない人に比べて

 

怒りという感情から繋がる

 

一連の流れで

 

消費するエネルギーが多いと言えます。

 

そのため、

 

日常生活の中で

 

怒りや争いというものを

 

とても苦手に感じて

 

避けて通るように生活するのです。

 

敏感さと繊細さ

 

HSPの気質を持つ人は

 

その気質を持たない人に比べて

 

敏感で繊細です。

 

そのため、

 

相手の気持ちを深く考えてしまったり、

 

強く共感してしまったりして

 

疲れてしまう場面が多くあります。

 

人に頼ることが苦手で

 

大きなプレッシャーを

 

一人で背負い込んでしまうことも、

 

あらゆる場面で罪悪感をいだきやすいことも

 

HSPの人にとっては

 

日々の中で感じている

 

生きづらさであり苦しみです。

 

 

ついついネガティブに

 

マイナス思考に考えてしまいがちですが、

 

相手の気持ちを深く想像することが出来たり

 

共感したり出来ることは

 

強みになります。

 

HSPの敏感さや繊細さは

 

その気質を持つ人にとって

 

大きな強みになることもあるのです。

 

HSPであるからと言って

 

全てがマイナスなことばかりではありません。

 

まずは、

 

相手のことを深く理解しようとする

 

その傾向を

 

素敵なことだと捉えましょう。

 

相手の気持ちを想像出来るというのは

 

とても素晴らしいことです。

 

また、

 

HSPの人の持つ敏感さや繊細さが

 

生み出す

 

HSPの人が得意とする事柄も多々あります。

 

 

まずは、

 

HSPである自分を受け入れてあげる

 

そこから始めてみませんか?

HSPの原因・特徴

他人よりも敏感で繊細な

 

HSPの人。

 

同じ環境に居ても、

 

様々な刺激に

 

敏感に反応してしまう

 

HSPの原因とは

 

一体何なのでしょう?

 

また、

 

HSP気質を持つ方の

 

特徴についても

 

お伝えしますね。

 

HSPの原因とは?

 

HSPは、その人が生まれ持った

 

気質だと言われています。

 

つまり、

 

生涯変わることのない

 

その人の個性です。

 

 

しかし、

 

HSPの気質で悩んでいる人の中には、

 

幼い頃の家庭環境が原因で

 

HSPの気質を身に着けた、と

 

考えられる人たちもいます。

 

HSPを身に着けなければ

 

生きて来られなかった生活環境、家庭環境。

 

これは、

 

アダルトチルドレンを生み出す

 

環境にとてもよく似ています。

 

幼い頃、

 

常に親の顔色を伺って生活していた子は、

 

そうでなかった子に比べて

 

周囲の反応に敏感になる

 

ということは

 

簡単に想像出来ますよね。

 

 

家庭内に、

 

日常的に暴力があった環境であったり、

 

親の気分がコロコロと変化する家庭であったり、

 

子供が安心して過ごせない家庭環境だった場合

 

子供は自分の身を守る為に

 

自身の周りにアンテナをいくつも張ります。

 

そして、

 

自分に危険が及ばないか?

 

安心・安全に暮らせるか?

 

ということを

 

常に探っていなければいけません。

 

こうした

 

常に緊張感が漂う家庭環境で育った子供は

 

HSPの気質を持ちやすいです。

 

生まれ持ってHSPの気質であった人も居れば、

 

幼い頃の家庭環境から

 

自分の身を守る為に

 

HSPの気質を身に着けた人も居る

 

ということです。

 

HSPの特徴とは?

 

HSPの気質を持つ人には

 

共通点があります。

 

それは、

 

『自己肯定感の低さ』

 

です。

 

HSPの人は

 

自己否定感が強く、

 

自己肯定感も低い傾向にあります。

 

その理由は、

 

自分と他者との間に

 

しっかりとした

 

境界線を引くことが出来ないからです。

 

 

HSPの人は敏感で繊細です。

 

他人の感情に敏感で、

 

繊細がゆえに

 

他人のマイナスな感情に

 

自身も染まってしまいます。

 

相手が自分ではない誰かに対して

 

怒っていた場合、

 

自分自身が怒られている…

 

と感じてしまいます。

 

自分自身の周りに張り巡らした

 

目に見えないアンテナで

 

様々な情報をキャッチしてしまうので

 

常に感情は疲弊し、

 

受け取ってしまったマイナスな感情に

 

心が染まってしまい、

 

自身もマイナスな心になってしまいます。

 

 

他人の問題を

 

自分のことのように感じてしまうので、

 

背負わなくても良い事柄も

 

悶々と悩んでしまう原因になります。

 

 

他人との境界線がキッチリと

 

引けている人は、

 

自分は自分、他人は他人

 

と、分けて考えることが出来るので

 

HSPの人の様に

 

悩む事はありません。

 

他人との境界線が上手く引けないと

 

常に相手に振り回されるような状態に

 

陥ってしまいます。

 

これでは、

 

自分のペースと言うものが持てず

 

疲れてしまいますよね。

 

 

また、HSPを自覚せずに

 

放っておくと

 

理由も分からないままに

 

自分を苦しめてしまったり、

 

相手を傷つけてしまったりする

 

可能性があります。

 

相手と共依存の関係になり

 

傷つけあうという

 

負の連鎖に陥りやすいのです。

 

  • 自傷行為
  • 共依存
  • 恋愛依存
  • アダルトチルドレン
  • 摂食障害
  • 強迫性障害
  • うつ病
  • 対人恐怖症
  • 社会不安障害
  • DV
  • モラハラの被害者(加害者)
  • 不登校
  • 引きこもり

 

これらの症状が、

 

HSPの気質を持っている方に

 

表れやすい症状です。

 

アダルトチルドレンを生み出してしまう

 

機能不全家族で育った方は、

 

アダルトチルドレンの症状と共に

 

HSPの気質を身に着けやすい

 

と考えられます。

 

それは、

 

HSPの原因でもある

 

安全で安心できる

 

家庭環境で

 

幼い頃を過ごす事ができなかったから

 

だと、考えられます。

 

周囲のマイナスな感情に

 

敏感に反応し、

 

大きく影響されてしまう

 

HSPの気質を持った人。

 

自己肯定感を育てることが出来ず、

 

常に自己否定感に悩まされてしまいます。

 

しかし、

 

HSPは生まれ持った自分の個性だと

 

見方を変えることで、

 

自己肯定感を

 

育てていくことが出来ます。

 

HSPという個性を強みに変えることで

 

あなたはもっとあなたらしく

 

新たな強みを持って

 

生きていくことが出来るのです!

 

HSPという気質がマイナスなものではなく

 

自分の大切な個性だと

 

考えられるようになれば

 

日々の暮らしの中での

 

対策も出来るようになっていきますよ。

 

HSPが

 

あなたの強く大きな個性となれば

 

自己肯定感も高めることが出来ます。

HSPチェック診断

他人よりも

 

敏感で繊細な気質を持つ

 

HSPの人。

 

では、

 

HSPであるのか?

 

という基準はドコにあるのでしょう?

 

HSPのチェック診断をして、

 

自身がHSPに当てはまるかどうか

 

チェックしてみましょう。

 

HSP診断

 

『日本版HSP尺度』

 

という

 

HSPの診断が出来るものがあります。

 

これらは、

 

いくつ以上当てはまるから

 

あなたはHSPですよ

 

というものではなく、

 

一つでも当てはまる項目があれば

 

HSPである

 

という診断になります。

 

  • 大きな音や雑然とした光景のような強い刺激が不快で、わずらわしいと感じる
  • 忙しい日が続くと、暗い部屋やベッドなどのプライバシーが得られる場所に逃げ込みたくなる
  • 他人の気分に左右される
  • 短時間しなければならないことが多いと、気が動転してしまう
  • 生活や環境に変化があると混乱してしまう
  • 子供の頃、親や教師から「内気だ」「敏感だ」とみられていた
  • 美術や音楽、芸術に深く感動する
  • 繊細な香りや味、音や音楽が好き
  • 一度に沢山のことを頼まれるとイライラする
  • ビクッとしやすい

 

以上の項目で

 

当てはまるものはありましたか?

 

当てはまる項目のあった人は、

 

HSPである可能性が

 

高いと言えます。

 

 

また、このようなチェック診断もあります。

 

  • 他人の気分に左右されやすい
  • すぐにびっくりする
  • 光や音、匂いなどの刺激が気になって仕方ない
  • 周囲の人の気分や感情に左右されて動揺しやすい
  • 相手のことを考えすぎて断ることが出来ない
  • 他人からの評価や、他人との競争が大嫌い
  • 一度に沢山のことを頼まれるのが苦手で、混乱する
  • ミスをしたり、物を忘れたりしないよういつも気をつける
  • 感情やイメージを沢山感じているのに、上手く言い表すことが出来ない

 

最初にご紹介したチェック診断と

 

重なる項目もありますが、

 

これらのチェック診断によって

 

自信がHSPであるかどうか?

 

を知ることが出来ます。

 

HSPの傾向とは?

 

さて、HSPのチェック診断をしてみて

 

当てはまる!

 

自分はHSPだったんだ。

 

と、生活の中で感じている

 

生きづらさの原因が

 

分かった方も居るでしょう。

 

HSPとは、病気ではありません。

 

その人の持つ気質であって、

 

敏感である、

 

繊細である、

 

と判断されるものです。

 

そんなHSPの気質を持つ人は、

 

繊細であるがゆえに

 

周囲の人の言葉に

 

深く傷ついてしまう

 

という経験をされる方も多いです。

 

相手が何気なく発した言葉が

 

深く心に刺さり

 

長い間、引きずることも。

 

また、

 

他人との競争が苦手で、苦痛に感じるのも

 

HSPの人の特徴。

 

そのため、

 

学校や会社などで

 

周囲の人たちとの

 

競争を強いられるような環境では

 

強いストレスを感じてしまいます。

 

 

本来持ち合わせている

 

素敵な才能や力を

 

十分に発揮できないまま…

 

ということも考えられるのです。

 

会社では、

 

十分な力が発揮できないままで居ると

 

上司からの評価に繋がってしまいますよね。

 

本来ならば

 

十分な実力を持っていても、

 

それが周囲の環境によって発揮できず、

 

あなたらしさを隠したまま、

 

ストレスを感じながら過ごすことになってしまう

 

ということも考えられるのです。

 

 

HSPはその人の気質なので

 

病気ではありません。

 

そのため、

 

治療をして治す

 

ということは出来ません。

 

だからと言って

 

ガッカリする必要はゼロ。

 

HSPの気質の人には、

 

その気質を持たない人たちよりも

 

優れた点が沢山あります。

 

まずは、

 

日常で感じているストレスが

 

自身のHSPという気質から来るものなのだ、

 

と知ることで

 

得体の知れないストレス

 

の原因を把握出来ますよね。

 

そして、

 

HSPの気質を上手に活かすことが出来れば

 

生活の中には

 

生きづらさなどの苦しみだけでなく

 

素敵な部分もあるのだ、と

 

実感できるでしょう。

 

 

他人よりも敏感で繊細である

 

ということは、マイナスなことではありません。

 

HSPという気質を持って生まれるのは、

 

人間だけではなく、

 

身近に居る犬や猫なども

 

HSPの気質を持つものが居ます。

 

HSPとは、

 

『生き残るために必要なモノ』

 

だったのです。

 

HSPの気質である、ということから

 

自身を追い詰めて、

 

自己否定をしてしまうのは

 

とても勿体ないですよ。

 

 

HSPの気質を持つことで

 

日常生活の中で

 

ストレスを感じやすい

 

かもしれません。

 

しかし、

 

この気質をプラスに活かすことが出来れば

 

あなたはもっと

 

輝くことが出来るでしょう!

HSPとは?

今回から、HSPについて

 

数回に分けてお伝えしていきますね。

 

 

 

周囲の小さな変化に気付きやすい。

 

些細な物音がとてもストレスに感じる。

 

人から「繊細だ」と言われることが多い。

 

そんな方はHSPである可能性が高いです。

 

今回は、そんな

 

HSPが一体どのようなものなのか?

 

お伝えしますね。

 

繊細な気質

 

HSPとは、

 

Highly Sensitive Person

 

(ハイリー・センシティブ・パーソン)

 

の略です。

 

これは、

 

周囲の人たちに比べて繊細な人

 

という意味。

 

90年代の初めから研究がスタートし、

 

人口の約20%の人が

 

このHSPに当てはまる

 

と言われています。

 

 

このHSPという気質を持つのは

 

人間だけではありません。

 

身近な動物である犬や猫、

 

鳥、魚、馬、霊長類など

 

100種類以上の動物に

 

HSPという気質を持つ者たちが居る

 

という研究結果があるんです。

 

 

HSPという気質を持っていると、

 

学校や社会生活の中で

 

生きづらさを感じることが多いでしょう。

 

しかし、このHSPという気質は

 

『生き残るための戦略』

 

であった、と言われています。

 

だからこそ、

 

人間だけでなく

 

様々な動物にその気質が見られるんです。

 

4つの特性

 

HSPは大きく4つの特性ごとに

 

分類することができます。

 

これら4つの特性は

 

頭文字をとって

 

『DOSE(ダズ)』

 

と言われています。

 

  • Depth of processing
  • Overstimulation
  • Empathy and emotional responsiveness
  • Sensitivity to subtleties

 

これらの頭文字をとって

 

DOSE(ダズ)

 

となります。

 

それでは、

 

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

 

Depth of processing

 

この特性の特徴は、

 

考え方がとても複雑な人で、

 

深く思考してから行動に移すタイプ

 

ということです。

 

  • 一を聞くだけで十のことを想像できる
  • 調べものが好きで、知識の広さと深さに周囲が驚く
  • お世辞をすぐに見抜く
  • 物事を始める前に長く考え込んでしまいスタートが遅くなる
  • その場限りの楽しみよりも、生き方や哲学的なことに興味がある

 

Overstimulation

 

周囲や環境の刺激に敏感で

 

疲れやすいのがこの特性の特徴です。

 

  • 人混みや大きな音が苦手
  • 友人との時間は楽しいが、家に帰ってくるとどっと疲れてしまう
  • 映画や音楽などの芸術作品に感動して涙を流す
  • 人からの些細な言葉に傷つき、長く引きずる
  • 些細なことに対して過剰なほどに驚いてしまう

 

Empathy and emotional responsiveness

 

周囲の人たちの

 

気持ちや気分に左右されやすく、

 

共感しやすいのがこの特性の特徴。

 

  • 人が怒られていると、自分のことのように感じて傷ついてしまう
  • 悲しい映画や小説の登場人物に共感し、涙を流す
  • 周囲の人の仕草や声などに敏感で、相手の機嫌や思っていることが分かってしまう
  • 言葉を離せない幼児や動物の気持ちを察することが出来る

 

Sensitivity to subtleties

 

あらゆる感覚がとても鋭いのが

 

この特性の特徴です。

 

  • 家電の機械音や時計の針の音が気になってしまう
  • 強い光や日光のまぶしさが苦手
  • 近くに居る人の体臭やタバコの匂いで気分が悪くなってしまう
  • カフェインや食べ物の添加物に敏感に反応してしまう
  • 洋服・肌着などのタグがチクチクと気になって我慢できない
  • 第六感が鋭く、よく当たる

 

以上が、

 

DOSEの4つの特性の特徴になります。

 

これらに思い当たることが無くても、

 

生活の中に絶対に一人の時間が必要だ

 

と感じている人や、

 

子供の頃に親や先生に

 

繊細・敏感な子

 

と評価されやすかった人も

 

HSPの気質を持っている

 

と考えられます。

 

 

HSPの人は

 

これら4つの特性の何かしらを

 

1つずつ

 

もしくはそれ以上持っています。

 

この4つの特性の中で

 

1つでも当てはまらない特性がある人は、

 

HSPではない、という

 

判断がなされます。

 

HSPとは病気ではない

 

HSPの人が持つ

 

繊細さや敏感さは

 

生きづらさに繋がるものです。

 

しかし、

 

あくまでもHSPは気質であり

 

病気ではありません。

 

ただ、

 

他人以上に敏感であるために

 

様々なことがストレスとなってしまい

 

そのストレスから

 

うつ病などを発症してしまう可能性を

 

秘めています。

 

 

HSPの人も

 

眠れない、疲れやすい

 

気分が晴れない、自分に自信が持てない

 

と言うような

 

症状や気持ちになることがあります。

 

これらは、うつ病の人も抱えるモノ。

 

しかし、

 

HSPとうつ病の患者さんとの違いは

 

そこに

 

『自殺願望』

 

があるかどうか?です。

 

うつ病の患者さんは

 

この『自殺願望』を

 

抱いてしまうのですが、

 

HSPの気質の人には

 

その様な願望を抱く人は居ません。

 

 

自身がHSPという

 

繊細な気質を持っている

 

と自覚されている方の中には

 

うつ病を発症してしまっている

 

という方も居るでしょう。

 

うつ病は

 

心療内科などに通院し

 

治療が可能ですが、

 

HSPは気質なので

 

薬を飲んだり、治療をしたり

 

ということで

 

消えてなくなるものではありません。

 

HSPはマイナスではない

 

HSPの気質を持っている方は、

 

その敏感さや繊細さで

 

日々の生活に

 

生きづらさを感じている方も多いでしょう。

 

気質は病ではないので、

 

治療して治るものではありません。

 

つまり、HSPは

 

これからずっと付き合っていくもの。

 

 

生きづらさをこの先もずっと抱えて生きていくのか…

 

と、ガッカリしないでくださいね。

 

HSPの気質を持つ人は

 

この気質を持たない人よりも

 

優れている点が沢山あります。

 

HSPという気質を持っているからこそ

 

その敏感さや繊細さを活かすことが

 

できる場面があるんです。

 

 

HSPであるから…

 

と、生きづらさを感じて

 

自己肯定感が

 

低くなってしまっている方も居るでしょう。

 

が、落ち込み投げ出してしまう必要はありません。

 

HSPであるからこそ

 

という事柄もあるんです。

 

HSPというものを知ることで

 

自分に自信を持つことが出来るでしょう。

 

愛着障害の克服法

愛着障害を抱えている人や

 

周囲に愛着障害によって

 

悩んでいる人が居る

 

という人たちにとって

 

一番知りたいのは

 

愛着障害の克服方法ですよね。

 

人間関係において

 

苦しさや生きづらさを感じてしまう

 

そんな愛着障害を克服するためには、

 

人の力がとても重要になってきます。

 

絆の安全基地

人間関係が上手くいかない…と

 

悩んでいる方が抱えている

 

愛着障害。

 

幼い頃に受けた

 

愛着の傷を癒すためには

 

人の力がとても重要になります。

 

家族や恋人、パートナー、

 

カウンセラーなどの専門家でも構いません。

 

あなたの安全基地となってくれる

 

心の底から信頼できる人

 

を見つけることが重要です。

 

子供の頃に満たすことが出来なかった

 

愛情を改めて受けること、

 

不安などの感情を解放すること、

 

それらの行動をおこなうためには

 

安全基地が必要不可欠なのです。

 

 

本来ならば、

 

幼い頃のあなたの安全基地は

 

母親など、身近な家族です。

 

しかし、

 

安全基地となるべき人との間に

 

安定した愛着関係を築けなかった

 

と言うことが

 

大きな傷となって

 

今のあなたを苦しめているのです。

 

 

大人になった今、

 

のあなたにとって

 

安全基地となってくれる人を見つけましょう。

 

愛着障害の克服は

 

そこから始まります。

 

2つのプロセス

愛着障害を克服するために

 

安全基地となってくれる人を見つけたら、

 

愛着障害の克服のスタートです。

 

 

まず、

 

自分は周囲の人たちに受け入れられる

 

というポジティブな体験をしましょう。

 

安全基地となってくれる人に

 

「私は受け入れられているのだ」

 

という体験をします。

 

共感し、共感される、

 

という体験が

 

あなたが今まで抱いてきた

 

周囲の人たちと分かり合えない、

 

人間関係が煩わしく感じる、

 

嫌われないか不安に感じる、

 

というようなネガティブな感情を

 

少しずつ薄めていってくれるでしょう。

 

 

そして、体験の他にもう1つ大切なのが

 

言葉を使うプロセス。

 

子供の頃にあなたが受けた傷、

 

感じた不安など

 

ネガティブな感情や考えを

 

言葉にして

 

安全基地となってくれる人と共有します。

 

幼い頃のことを思い出すのは

 

決して楽なことではないでしょう。

 

ネガティブなことを思い出すのですから、

 

苦しい思いをすることもあります。

 

中には、

 

昔のことなんて忘れた、思い出せない

 

と感じる人も居るかもしれません。

 

しかし、

 

ゆっくりと時間をかけて

 

過去のあなたを見つめていきましょう。

 

不安に感じることがあったら、

 

安全基地となってくれている人と

 

その感情を共有します。

 

 

自身が、

 

人に受け入れられている、

 

共感し合える

 

という体験と共に

 

言葉を用いて

 

あなたの心を吐き出すという

 

2つのプロセスが

 

愛着障害の克服には

 

とても効果的です。

 

安全基地のあり方

愛着障害の人を支える

 

安全基地となる人は

 

どの様にあるべきでしょうか?

 

 

まず、

 

愛着障害を抱えている人に対して

 

共感を示しましょう。

 

苦しかった過去の話や

 

現在の想いを吐きだしている

 

愛着障害に悩む人に対して、

 

その感情に共感し、

 

ゆっくりとその話を深めていきましょう。

 

否定的な言葉は使わず、

 

すべて受け入れて、受け止める

 

という気持ちで

 

向き合いましょう。

 

ネガティブな感情を

 

その人の言葉で話してもらうことが

 

何よりも大切なことなので

 

じっくり話を聞くという

 

姿勢を持っていれば

 

カウンセラーなどの

 

専門家でなくても

 

愛着障害に悩む

 

あなたの大切な人を

 

その悩みから

 

解放してあげることが出来るのです。

 

安全基地となる人には

 

5つの押さえておいて欲しい

 

ポイントがあります。

  1. 安全の保障
  2. 応答性
  3. 共感性
  4. 安定性
  5. 誠実さ

以上の5つが

 

安全基地となる時に

 

押さえておきたいポイントです。

 

①の安全の保障は、

 

愛着障害を抱える人から

 

一緒に居ても傷つけられることの無い

 

存在である

 

と、認識されるために大切なことです。

 

②の応答性は、

 

相手が求めている時に

 

その求めに応じてあげる

 

ということです。

 

これは、

 

決して愛着障害を抱える人を

 

甘やかすという様なことではありません。

 

必要な時に

 

正しい相槌をうつ様なものと

 

覚えておきましょう。

 

③の共感性は、

 

愛着障害の人の心に寄り添い

 

その心に合った共感を示すことです。

 

④の安定性は、

 

いつも一定の対応をとる

 

ということ。

 

気分や日によって

 

対応が変化してしまうと

 

愛着障害を抱える人に

 

不安を与えてしまいます。

 

①の安全の保障が脅かされたと

 

受け取られてしまうこともあるので、

 

安定性はとても重要になります。

 

⑤の誠実さは、

 

相手を一人の人として扱うということ。

 

愛着障害を抱えていても

 

相手は一人の人です。

 

相手の気持ちを尊重し、

 

そのうえで

 

必要な時には

 

相手に助言をすることが出来る

 

というのが誠実さ。

 

相手の心に沿って考えることや

 

共感することは必要なことですが、

 

必要な時には

 

相手の意思に反する言葉を

 

伝えてあげるのも

 

誠実さです。

 

 

愛着障害を抱える人にとって、

 

自分のことをなんでも話せる人

 

というのはとても貴重で重要な存在。

 

この出会いがあることで、

 

愛着障害の克服に

 

大きな一歩を踏み出すことが出来るのです。

 

二人三脚で

安全基地という存在を

 

見つけることが出来たら、

 

愛着障害の克服に

 

向かっていくことが出来るでしょう。

 

不安型の人は、

 

感情的になりやすい傾向があります。

 

反対に、

 

回避型の人は

 

問題に対して見て見ぬふりをしてしまいます。

 

この特徴を

 

自分自身も、

 

安全基地となってくれる人も、

 

お互いに把握しておくことで

 

愛着障害の克服も

 

少しスムーズにすることが出来ます。

 

不安型の人は、

 

安全基地となってくれる人に対して

 

何でもかんでも

 

感情的に吐き出したがります。

 

なにかに追い立てられるように

 

性急な告白をしがち。

 

それに対して回避型の人は、

 

安全基地となってくれる人が

 

どれだけ場を整えて

 

お膳立てをしてあげても

 

自分の感情を吐き出すことに

 

とても慎重になり

 

克服のための一歩を踏み出すのに

 

時間がかかってしまいます。

 

どちらの場合も

 

お互いに不安になること無く

 

その状態を受け入れることから始めましょう。

 

自身が愛着障害であると認識し、

 

安全基地となる人の協力が得られている

 

ということが大きな回復への一歩です。

 

 

愛着障害の克服とは、

 

愛着障害を抱えている人が

 

安全基地となる人の手を借りて

 

最終的には

 

精神的な自立をすることです。

 

自分が自分の親となり、

 

慰め、励ましていくことが出来る

 

というのが大きなゴール。

 

自分の行動や感情を

 

冷静に振り返ることが出来る

 

視点を持つことが出来れば、

 

自分を正しく評価し、

 

自己肯定感を持つことが出来ます。

 

そうして、

 

人間関係での苦しみや生きづらさから

 

解放されるのです。

自分を大切にするとは 人それぞれ違う「愛されたいサイン」

愛着障害の症状に悩む人の

 

心の底にあるのは

 

幼い頃にうまく育てることの出来なかった

 

愛着の歪みがあります。

 

愛着が歪んでしまう原因は

 

幼い頃の人間関係。

 

大人になって上手くいかない

 

人間関係に悩む

 

愛着障害を抱く人たち。

 

その

 

人間関係での苦しみは

 

人それぞれの

 

『愛されたいサイン』

 

なのです。

 

安定型の秘密

 

愛着スタイルが安定している

 

安定型の人は

 

周囲の人たちと

 

安定した絆を

 

築くことが出来ます。

 

正しく自分を判断でき、

 

自己肯定感も高く、

 

自分が信頼している人たちは

 

同じ様に自分を信頼してくれている

 

という意識を持っています。

 

愛着スタイルが不安定な人は

 

常に、

 

人に嫌われるのではないか?

 

と、不安になってしまいますが

 

その様な不安を抱くことが

 

安定型の人はありません。

 

周囲の人たちに対して

 

困った時には相談し、

 

素直にヘルプの声をあげることが

 

できるのです。

 

この前向きな姿勢を作るのが、

 

幼い頃の人間関係。

 

幼い頃に

 

母親などとの間で

 

不必要な不安を感じることが無く

 

愛着関係がしっかりと

 

築けていた

 

ということがとても大きなポイント

 

なのです。

 

様々なサイン

 

愛着スタイルが

 

不安型の人と回避型の人。

 

対照的な人間関係の

 

悩みを持つ2つのタイプの人たちは

 

人間関係の中で

 

様々な愛されたいサイン

 

発しています。

 

不安型の人も

 

回避型の人も

 

幼い頃に親との間で

 

上手く愛着関係が築けませんでした。

 

親に捨てられた、死別した。

 

親と離れ離れに過ごさなければならなかった。

 

放っておかれた、虐待された。

 

など、

 

様々な問題の中で

 

幼い頃を過ごしてきたからこそ

 

愛着スタイルが歪んでしまったと

 

考えられます。

 

 

愛着スタイルが歪んだまま

 

大人になった人たちは

 

愛してほしい

 

というサインを

 

人間関係の様々な場面で

 

発しています。

 

たとえば、

 

不安型の人は

 

人とのメールのやり取りの中で

 

相手からの返信が遅い

 

ということにとても不安を感じます。

 

すると、

 

その不安を解消したいために

 

返信の遅い相手に対して

 

何度も何度も

 

確認のメールを送ってしまいます。

 

この時、

 

不安型の人の頭の中では

 

「相手に嫌われてしまったのでは?」

 

というような不安が

 

渦巻いています。

 

そして、

 

他の可能性を考える余裕が

 

無くなってしまうのです。

 

もしかしたら、

 

急な来客の対応をしているのかもしれないし、

 

他に用事を済ませていて

 

メールの着信に気付いていないのかもしれない。

 

様々な可能性があるのに

 

それらを考える余裕が無くなってしまいます。

 

不安型の人は

 

その名前の通り、

 

不安で自分をどんどんと追い詰めてしまうのです。

 

 

感情的に過剰反応してしまう

 

不安型の人と反対に、

 

回避型の人は

 

問題が起きた際に

 

その問題を直視することをせず

 

目を背け見て見ぬふりをします。

 

幼い頃に

 

感情を表に出すこと

 

助けを求めること

 

など、

 

感情を抱くことが

 

自身を不利な立場に追い込む

 

その様な

 

不安定な家庭環境で

 

育った場合、

 

心を凍りつかせ

 

それらに向き合うことを止め

 

生きてきたことから

 

回避型の人は

 

問題から逃げるような

 

姿勢を見せてしまいます。

 

家族や恋人など

 

大切な人が困っている時に

 

手を差し伸べてあげられないのが

 

回避型の人の特徴。

 

人の悩みは

 

たとえ大切な人だったのだとしても

 

他人の問題

 

と捉えてしまうので

 

自分が手を差し伸べる

 

という思考にならないのです。

 

これは、

 

回避型の人が冷たい人である

 

というわけではありません。

 

幼い頃からの経験から

 

そうした対応をしてこなければ

 

生きてこられなかった

 

という

 

環境によって身に着けた

 

防衛策の様なものなのです。

 

回避型の人は

 

不安型の人と反対で

 

自身の感情や考えを

 

口にすることをとても躊躇い

 

慎重になります。

 

心の奥底には

 

助けて欲しいという

 

想いがあっても、

 

その想いを表面に

 

浮き上がらせて口にする

 

ということが

 

とても苦手なのです。

 

寄り添う力

 

愛着スタイルが

 

不安型の人も回避型の人も

 

歪んでしまった愛着スタイルを

 

安定したものに

 

変えていくことが出来ます。

 

その為には

 

心の底から安心できる

 

安定した愛着関係になれる

 

人を見つけることが大切になってきます。

 

家族や恋人、パートナー。

 

カウンセラーなどの専門家でも

 

問題ありません。

 

あなたが心の底から

 

信頼できると感じられる人に

 

身も心も委ねて

 

一緒に過去を紐解いていく

 

という作業をしていきます。

 

過去を思い出していく中で

 

苦しい思いをすることもあるでしょう。

 

思い出したくないと

 

感じることもあるでしょう。

 

しかし、

 

目を背けて蓋をしてきたもの達を

 

一つ一つ乗り越えていくことで

 

愛着スタイルを

 

安定させていくことが出来ます。

 

その為にが

 

二人三脚でともに走ってくれる

 

パートナーが必要になるんです。

 

 

愛着スタイルが歪み

 

人間関係が上手くいかないと

 

苦手意識や苦しみを感じている

 

そんな

 

今のあなたを受け入れてくれて、

 

一緒に

 

愛着スタイルを安定したものにする、と

 

ゴールを目指して走ってくれる

 

そんな人を見つけましょう。

 

苦しみの中であなたが発信している

 

愛されたいサインも

 

愛着スタイルが安定していくことで

 

変化していきます。

 

人から愛されたい!

 

という強い欲求が

 

人を愛せる

 

という余裕のある

 

あなたへと変化していくことでしょう。

愛着障害が引き起こす生きづらさ

人間関係において

 

生きづらさを感じることの多い

 

愛着障害を抱いた人。

 

愛着障害を抱えていると

 

どのような生きづらさがあるのか?

 

お伝えしていきますね。

 

精神的な苦しみ

 

学校や社会に出ると

 

嫌でも人間関係というものを

 

構築しなければいけませんよね。

 

愛着障害を抱える人は

 

人間関係において

 

苦しみを感じやすい傾向にあります。

 

人との距離が上手く掴めず

 

コミュニケーションが

 

スムーズにおこなえなかったり、

 

相手に対して

 

嫌われていないか?

 

ということばかりが

 

気になってしまって

 

どんどんと

 

自分で自分を追い込んでしまったり。

 

 

人と親密な関係になることが

 

煩わしく感じてしまい、

 

距離をとろうとするのも

 

愛着障害を抱えている人に

 

ありがちな行為です。

 

 

人間関係において常に、

 

相手に嫌われていないか?

 

ということが気になってしまって

 

必要以上に気を使うのは

 

疲れてしまいますよね。

 

逆に、人と距離を置きたいと考えても

 

それが実行できる環境ではない

 

というようなこともあります。

 

 

人間関係が苦しく感じると、

 

学校や会社へ出かけるのも

 

嫌になってしまいますよね。

 

憂鬱な気持ちが晴れず、

 

その気持ちが続くことで

 

うつ状態になってしまうことも。

 

心療内科で、

 

うつや社会不安障害

 

パニック障害

 

などと診断されている方の中にも

 

愛着障害が原因で

 

そのような症状を引き起こしてしまっている

 

と考えられる方が

 

大勢います。

 

痛む身体

 

愛着障害を抱えていることによって

 

苦しいのは精神面だけではありません。

 

愛着障害が不安型の人は、

 

精神的な痛みを感じやすく、

 

慢性疼痛(まんせいとうつう)

 

という症状に悩まされやすい

 

傾向があります。

 

慢性疼痛とは、

 

怪我などが原因と思われる

 

痛みの回復期間である

 

1か月を過ぎても痛みを感じる

 

という症状のことです。

 

痛み止めなどの薬ではなく、

 

向精神薬を処方され

 

治療していくのが一般的な

 

精神的な問題により

 

肉体に痛みを感じる

 

というものです。

 

 

愛着スタイルが不安型の人は

 

この、慢性疼痛に

 

悩まされることが多いと言われています。

 

 

人は、ストレスを受けると

 

体内でどうにかしよう!と

 

神経系や内分泌系の変化を起こします。

 

こうした身体の不調に

 

愛着障害が大きく関わってきている

 

と言われています。

 

そのため、

 

慢性疼痛のような

 

怪我などとは関係のない

 

肉体の痛みを感じてしまうのです。

 

絆の問題

 

愛着スタイルが回避型の人は

 

人との距離を必要以上にとろう

 

とします。

 

それは、

 

家族、恋人、パートナーといった

 

一般的に親密な関係性であっても

 

例外ではありません。

 

家族や恋人が

 

なにかに悩んだり、苦しんでいる時、

 

助けて欲しいと感じている時、

 

回避型の人は

 

その感情を読み取ることが出来ません。

 

苦しんでいる

 

ということは理解しますが

 

あくまで他人事として

 

認識しているのであって、

 

手を差し伸べて助けてあげよう、

 

一緒に悩んであげよう、

 

というような思考になりません。

 

 

恋人やパートナーにその様な態度をとられると

 

「この人は本当に私のことが好きなの?」

 

と不安に思ったり、

 

信頼できないと不信感を抱いたり、

 

してしまいますよね。

 

 

逆に

 

愛着スタイルが不安型の人は

 

自分が愛されているか?

 

ということをとても重要視します。

 

恋人やパートナーに対して、

 

しつこいと感じる程に

 

連絡を取ってしまったり、

 

逆に愛情を試す様な

 

行動をとってしまったりします。

 

相手からの連絡が遅くなったり

 

来なかったりした場合、

 

不安型の人はパニックに陥ってしまい、

 

さらに何度も連絡を取ったり

 

試し行為を重ねてしまったりします。

 

愛着障害を抱えている人は

 

回避型でも不安型でも、

 

人との間に

 

絆を作っていくということが

 

とてもハードルの高いことに

 

なってしまうのです。

 

 

愛着障害を抱いている人にとって

 

人づき合いというものは

 

とても難しいものに

 

感じてしまう傾向にあります。

 

生きていく中で

 

誰とも付き合わない、

 

一人だけで生きていくということは

 

とても難しいことですよね。

 

その様な世界で

 

人間関係に苦手意識を持ってしまうと

 

生きづらさに繋がり、

 

うつなどの精神的な病へと

 

移行してしまう

 

というのも頷けますよね。

 

愛着障害を持つ人にとって

 

ハードルが高くなってしまう

 

人間関係。

 

周りの人たちは上手くいっているのに

 

どうして自分はダメなのだろう?

 

と、自己肯定感が低くなってしまうことも

 

あるかもしれません。

 

現在、うつなどの精神的な病で

 

心療内科に通院している方の中にも

 

愛着障害が苦しみの原因である

 

という方が居ます。

 

 

自身が愛着障害を抱えている

 

と気付くことが出来れば、

 

愛着障害の改善をおこなっていくことで

 

苦しみから解放されることが出来ます。

 

自身の抱いている苦しみの根本に

 

愛着の歪み、不安定さを感じた方は、

 

そこからが回復の道です。

 

まずは、自身の愛着スタイルが

 

どのようなものなのか?

 

把握してみましょう。

あなたの愛着は不安型?回避型?安定型になるには

愛着スタイルは、大きく3つに分けられます。

 

愛着に問題の無い安定型。

 

そして、

 

不安型と回避型。

 

これらの愛着スタイルの違いと

 

不安型・回避型の方が

 

どのようにすれば安定型になれるのか?

 

ということを

 

今回はお伝えしていきます。

 

3つのタイプ

 

安定型

 

安定型の愛着スタイルの方は

 

愛着障害のない

 

その名の通り

 

安定した愛着スタイルの人のことです。

 

幼い頃に親との間に

 

しっかりとした愛着が築けている

 

と言うのが、

 

安定型の人の特徴。

 

人間関係においても

 

スムーズに人との安定した関係性を

 

築くことが出来ます。

 

不安型

 

不安型は、とらわれ型とも言われます。

 

人からの視線や評価がとても気になり、

 

気遣いを必要以上にしてしまいます。

 

相手の表情を読むことに集中し、

 

特に怒りの表情に敏感です。

 

相手の表情を読むことに集中するのですが、

 

その正確性はイマイチ。

 

不安型の人にとって大切なのは、

 

相手に受け入れられるか?

 

人に嫌われないか?

 

ということ。

 

そのことばかりに集中していて、

 

相手の反応をマイナスに受け取りがちです。

 

また、

 

安定型の人は

 

周囲からの期待に対して

 

ポジティブな感情を持てるのですが、

 

不安型の人は

 

周囲からの期待が

 

プレッシャーになってしまい

 

期待されることが嬉しいという想いと

 

矛盾した気持ちを抱くことも。

 

回避型

 

回避型の愛着スタイルの人は、

 

周囲の人と距離をとって接することを望みます。

 

人と親しくなることを

 

楽しい・心地良い、と思えず

 

重荷に感じてしまうのが特徴。

 

回避型の人にとって重要なのは、

 

人間関係において縛られないこと。

 

依存されたり

 

依存したり

 

という様な関係を嫌います。

 

仲間と共に過ごすことも

 

「時間の無駄」

 

と考えてしまう傾向が。

 

 

また、回避型の人の特徴として

 

葛藤を避けようとする

 

というものもあります。

 

その為、

 

人とぶつかり合うということを

 

避けていくのです。

 

また、相手の痛みに無頓着で鈍感で

 

無意識のうちに

 

人を傷つけていることも多々あります。

 

愛着スタイルの構築

 

愛着スタイルが

 

安定しているか、不安定なのか

 

それは、幼少期の

 

親との関係で決まってきます。

 

幼少期に親との間に

 

しっかりと愛着関係が築けていれば

 

安定した愛着スタイルが

 

生涯持続します。

 

反対に、

 

安定した愛着スタイルを持てないと

 

愛着スタイルが不安定なまま

 

一生を過ごすことになってしまうのです。

 

約7割の人が

 

幼少期に築いた愛着スタイルを

 

生涯持ち続けると言われているのです。

 

 

愛着の形成には、

 

『臨界期』

 

と呼ばれる

 

とても敏感な時期があります。

 

人は、生まれた直後から

 

半年の間には既に

 

愛着スタイルの形成が始まっている

 

と言われています。

 

早い段階から母親を奪われてしまった

 

そんな子供は、

 

社会性の発達に問題が生じると

 

言われています。

 

さらに、

 

2歳~3歳の間に

 

母親から無理やり離されると

 

愛着が深く傷ついてしまいます。

 

そして、

 

子供が母親から離れる際に生じる

 

不安感を長く引きずることになるのです。

 

 

愛着の形成が完了していない段階で

 

母親から離された子供は、

 

愛着自体が乏しくなってしまいます。

 

また、

 

母やから離される不安が高まった時期に

 

母親を失ってしまうと、

 

抑うつ傾向が高まり

 

人への見捨てられ不安

 

強まります。

 

安定するには

 

不安型や回避型の

 

愛着スタイルが不安定な方が、

 

安定した愛着スタイルを

 

手に入れるためには

 

安全基地を手に入れることが

 

大切になってきます。

 

安全基地とは、

 

心の底から安心・信頼できる

 

人のことを指します。

 

恋人やパートナー

 

カウンセラーなどが

 

安全基地になり得る存在と言えます。

 

もちろん、

 

心の底から信頼している

 

友人に安全基地の役割を担ってもらうことも

 

可能ですよ。

 

 

安全基地を確保し、

 

子供の頃に満たされなかった

 

想いを取り戻したり、

 

周囲の人たちに受け入れられる

 

という経験をしたりすることで

 

不安定な愛着スタイルを

 

安定したものへと

 

変化させることが出来るのです。

 

安全基地となってくれる人と

 

共に体験していく

 

と言うことが

 

重要なポイントです。

 

言葉にして話すことも大切ですが、

 

実際に体験をする

 

という2つが合わさり

 

愛着スタイルの安定化に

 

大きな効果を発揮するのです。

 

 

幼少期のネガティブな経験を

 

思い出して振り返ることは

 

簡単なことではないでしょう。

 

時には、

 

ネガティブな反応や

 

感情の暴走などを

 

引き起こすことも考えられます。

 

しかし、

 

それも愛着スタイルの安定化に

 

必要なプロセス。

 

まずは、

 

心の奥底にしまっていた

 

感情を活性化させることが

 

愛着スタイルの安定化にとって

 

大切なことであり、

 

大きな一歩になるのです。

 

初めは断片的にしか思い出せないことも

 

続けていくうちに

 

本音の核の部分が見えてくるでしょう。

 

そういった感情を思い出し

 

安全基地となってくれている人と

 

もう一度体験し直し、

 

言葉として伝えることで

 

愛着スタイルは徐々に安定していきます。

 

カウンセラーなどの専門家に頼らずに

 

恋人やパートナーの力を借りて

 

愛着スタイルを安定させていった

 

という人も

 

実際に大勢居ます。

 

大切なのは、

 

心の底から信頼でき、

 

全てを受け入れてくれる

 

安全基地という存在を

 

見つけること。

 

二人三脚で

 

不安定な愛着スタイルと向き合うことで

 

愛着スタイルを

 

安定したものに修正していくことが

 

できるのです。

 

 

人間関係が上手くいかず、

 

ストレスを感じていたり、

 

そのせいで

 

自己肯定感が低くなったりしている方も、

 

愛着スタイルを修正することで

 

生きづらさから解放されるのです。

愛着障害とは‐愛着障害の原因‐

日々の生活の中で

 

なんとなく感じている『生きづらさ』

 

その原因として考えられるものの一つに

 

『愛着障害』

 

というものがあります。

 

愛着障害とは一体どのようなものなのか?

 

お伝えしていきます。

 

愛着スタイルとは?

 

愛着障害の症状に悩んで

 

生きづらさを感じている人は、

 

愛着スタイルに歪みがある

 

と言えます。

 

愛着スタイルとは、

 

人と接する時の距離感

 

どの様にすれば自分に関心を向けてもらえるか

 

自分が不快な思いをしない為にはどうすると良いか

 

と言う様なこと。

 

 

愛着スタイルは大きく分けて

 

  • 安定型
  • 不安型
  • 回避型

 

の3つに分けられます。

 

安定型と言うのは、

 

その名の通り

 

安定した愛着スタイルを

 

築けている人のことです。

 

 

不安型と回避型という

 

2つの愛着スタイルを持つ人は

 

日々の生活の中で

 

生きづらさを感じている

 

可能性があります。

 

安定した愛着スタイルを

 

築いて来るくることが出来なかった…

 

その理由は一体何なのでしょう?

 

心の結びつき

 

人は、幼い頃の人間関係の中で

 

愛着スタイルを築いていきます。

 

子供にとって

 

もっとも濃密に接するのは親ですよね。

 

つまり、

 

幼い頃の親との関係性で

 

愛着スタイルが決まってきます。

 

 

子供は、親が自分の要求に対して

 

どの様に反応してくれるか?

 

ということから愛着スタイルを築いていきます。

 

親とは、

 

本来子供にとって一番安心できる相手。

 

しかし、

 

親と言っても色んな人が居ますよね。

 

子供にとって一番安心できる相手

 

ではないこともあるのです。

 

愛着=心の結びつき

 

と考えられ、

 

親との心の結びつきが

 

上手く出来ないという体験が

 

愛着スタイルを

 

歪ませてしまうのです。

 

生きづらさ

 

生きづらさを感じている方は

 

愛着スタイルが歪んでしまっている

 

可能性があります。

 

常に相手の顔色が気になってしまったり

 

常に心に不安があったり、

 

人と親しい関係になるのが煩わしかったり

 

人との付き合いの中で

 

難しさを感じてしまっている方は

 

愛着スタイルに歪みがある

 

可能性があるのです。

 

 

安定した愛着スタイルを持つ人は

 

人間関係において

 

生きづらさや苦しみを感じることは

 

ありません。

 

人間関係の中で

 

自分を不必要に卑下して

 

自己肯定感を下げてしまうことで

 

苦しみを生み出す事も無いのです。

 

愛着障害の原因

 

愛着を脅かす大きな原因は2つあります。

 

1つは、愛着対象が居なくなる場合。

 

死別や離別がこれにあたります。

 

子供にとって親、

 

特に母親が居なくなるということは

 

とても大きな事件です。

 

子供にとって一番の愛着の対象が居なくなる

 

というのは、

 

世界が崩壊することと

 

同じだと言えます。

 

もう1つは、

 

本来守ってくれるはずの親から

 

虐待を受けていた場合。

 

自身の身の安全が保障されない

 

その様な環境に居ては、

 

正しい愛着スタイルを

 

築くことは出来ません。

 

親に愛してほしいと思う一方で

 

親が恐怖の対象となるこのパターン。

 

幼い子供の心の中では

 

複雑な想いが渦巻いている、と

 

想像が簡単に出来ますよね。

 

 

大人になって…

 

幼い頃に親との間で

 

正しい愛着関係が築けないと

 

大人になってからも

 

生きづらさとして苦しむことになります。

 

 

親に愛されなかった

 

という想いが

 

大人になっても消えること無く、

 

周囲の人たちに認められたい

 

という感情が強く前に出てしまい

 

過度に人に気に入られよう

 

と行動してしまう

 

と言うことが考えられます。

 

また、

 

人と密接な関係になることが

 

煩わしく感じて

 

必要以上に距離をつくってしまう

 

と言うことも。

 

 

不安定な愛着スタイルを持つ人は、

 

ストレスに対して弱い

 

という傾向もあります。

 

人間関係が上手く築けないことから

 

自分に対しての評価が下がり、

 

自己肯定感も低くなってしまう

 

と言うことも。

 

安全基地

安定した愛着スタイルを持つためには

 

安全基地を持つことが

 

大切になってきます。

 

 

幼い頃に

 

親との関係の中で

 

安定した愛着スタイルを

 

身に着けられなかった人でも、

 

大人になってから

 

愛着スタイルを安定型へと

 

変更させることが出来ます。

 

その際に重要になってくるのが

 

安全基地なのです。

 

幼い頃には

 

母親が子供の安全基地となることで

 

心の安心が得られ、

 

どんどんと外の世界へ

 

冒険に出かけることが出来ます。

 

しかし、

 

安全基地が確保されていないと

 

自身の身の安全が保障されず、

 

外へと意識を向けていくことが出来ません。

 

その結果、

 

知的興味や人間関係において

 

意欲が持てず

 

無関心になってしまったり

 

消極的になってしまったり

 

するのです。

 

 

親との愛着関係が正しく築けない

 

ということが

 

大人になっても

 

大きな影響を及ぼすのです。

 

生きづらさを感じている方の中には

 

自分が「愛着障害なのでは?」

 

と、感じた人も居るでしょう。

 

対人関係の面で大きな影響を及ぼす愛着スタイル。

 

自身の愛着スタイルを知り、

 

不安定な愛着スタイルを

 

安定した愛着スタイルへと

 

変えていくことが出来れば、

 

生きづらさを解消することができます。

 

 

人間関係における生きづらさは、

 

うつ病、社会不安障害、適応障害、

 

パニック障害などの

 

病名がつくこともあります。

 

その様な精神的な苦しみの元に

 

愛着スタイルの歪みがある、と

 

気付くことが出来れば

 

生きづらさからの回復に

 

繋げることが出来ますよ。