愛着障害が引き起こす生きづらさ

人間関係において

 

生きづらさを感じることの多い

 

愛着障害を抱いた人。

 

愛着障害を抱えていると

 

どのような生きづらさがあるのか?

 

お伝えしていきますね。

 

精神的な苦しみ

 

学校や社会に出ると

 

嫌でも人間関係というものを

 

構築しなければいけませんよね。

 

愛着障害を抱える人は

 

人間関係において

 

苦しみを感じやすい傾向にあります。

 

人との距離が上手く掴めず

 

コミュニケーションが

 

スムーズにおこなえなかったり、

 

相手に対して

 

嫌われていないか?

 

ということばかりが

 

気になってしまって

 

どんどんと

 

自分で自分を追い込んでしまったり。

 

 

人と親密な関係になることが

 

煩わしく感じてしまい、

 

距離をとろうとするのも

 

愛着障害を抱えている人に

 

ありがちな行為です。

 

 

人間関係において常に、

 

相手に嫌われていないか?

 

ということが気になってしまって

 

必要以上に気を使うのは

 

疲れてしまいますよね。

 

逆に、人と距離を置きたいと考えても

 

それが実行できる環境ではない

 

というようなこともあります。

 

 

人間関係が苦しく感じると、

 

学校や会社へ出かけるのも

 

嫌になってしまいますよね。

 

憂鬱な気持ちが晴れず、

 

その気持ちが続くことで

 

うつ状態になってしまうことも。

 

心療内科で、

 

うつや社会不安障害

 

パニック障害

 

などと診断されている方の中にも

 

愛着障害が原因で

 

そのような症状を引き起こしてしまっている

 

と考えられる方が

 

大勢います。

 

痛む身体

 

愛着障害を抱えていることによって

 

苦しいのは精神面だけではありません。

 

愛着障害が不安型の人は、

 

精神的な痛みを感じやすく、

 

慢性疼痛(まんせいとうつう)

 

という症状に悩まされやすい

 

傾向があります。

 

慢性疼痛とは、

 

怪我などが原因と思われる

 

痛みの回復期間である

 

1か月を過ぎても痛みを感じる

 

という症状のことです。

 

痛み止めなどの薬ではなく、

 

向精神薬を処方され

 

治療していくのが一般的な

 

精神的な問題により

 

肉体に痛みを感じる

 

というものです。

 

 

愛着スタイルが不安型の人は

 

この、慢性疼痛に

 

悩まされることが多いと言われています。

 

 

人は、ストレスを受けると

 

体内でどうにかしよう!と

 

神経系や内分泌系の変化を起こします。

 

こうした身体の不調に

 

愛着障害が大きく関わってきている

 

と言われています。

 

そのため、

 

慢性疼痛のような

 

怪我などとは関係のない

 

肉体の痛みを感じてしまうのです。

 

絆の問題

 

愛着スタイルが回避型の人は

 

人との距離を必要以上にとろう

 

とします。

 

それは、

 

家族、恋人、パートナーといった

 

一般的に親密な関係性であっても

 

例外ではありません。

 

家族や恋人が

 

なにかに悩んだり、苦しんでいる時、

 

助けて欲しいと感じている時、

 

回避型の人は

 

その感情を読み取ることが出来ません。

 

苦しんでいる

 

ということは理解しますが

 

あくまで他人事として

 

認識しているのであって、

 

手を差し伸べて助けてあげよう、

 

一緒に悩んであげよう、

 

というような思考になりません。

 

 

恋人やパートナーにその様な態度をとられると

 

「この人は本当に私のことが好きなの?」

 

と不安に思ったり、

 

信頼できないと不信感を抱いたり、

 

してしまいますよね。

 

 

逆に

 

愛着スタイルが不安型の人は

 

自分が愛されているか?

 

ということをとても重要視します。

 

恋人やパートナーに対して、

 

しつこいと感じる程に

 

連絡を取ってしまったり、

 

逆に愛情を試す様な

 

行動をとってしまったりします。

 

相手からの連絡が遅くなったり

 

来なかったりした場合、

 

不安型の人はパニックに陥ってしまい、

 

さらに何度も連絡を取ったり

 

試し行為を重ねてしまったりします。

 

愛着障害を抱えている人は

 

回避型でも不安型でも、

 

人との間に

 

絆を作っていくということが

 

とてもハードルの高いことに

 

なってしまうのです。

 

 

愛着障害を抱いている人にとって

 

人づき合いというものは

 

とても難しいものに

 

感じてしまう傾向にあります。

 

生きていく中で

 

誰とも付き合わない、

 

一人だけで生きていくということは

 

とても難しいことですよね。

 

その様な世界で

 

人間関係に苦手意識を持ってしまうと

 

生きづらさに繋がり、

 

うつなどの精神的な病へと

 

移行してしまう

 

というのも頷けますよね。

 

愛着障害を持つ人にとって

 

ハードルが高くなってしまう

 

人間関係。

 

周りの人たちは上手くいっているのに

 

どうして自分はダメなのだろう?

 

と、自己肯定感が低くなってしまうことも

 

あるかもしれません。

 

現在、うつなどの精神的な病で

 

心療内科に通院している方の中にも

 

愛着障害が苦しみの原因である

 

という方が居ます。

 

 

自身が愛着障害を抱えている

 

と気付くことが出来れば、

 

愛着障害の改善をおこなっていくことで

 

苦しみから解放されることが出来ます。

 

自身の抱いている苦しみの根本に

 

愛着の歪み、不安定さを感じた方は、

 

そこからが回復の道です。

 

まずは、自身の愛着スタイルが

 

どのようなものなのか?

 

把握してみましょう。