あなたの愛着は不安型?回避型?安定型になるには

愛着スタイルは、大きく3つに分けられます。

 

愛着に問題の無い安定型。

 

そして、

 

不安型と回避型。

 

これらの愛着スタイルの違いと

 

不安型・回避型の方が

 

どのようにすれば安定型になれるのか?

 

ということを

 

今回はお伝えしていきます。

 

3つのタイプ

 

安定型

 

安定型の愛着スタイルの方は

 

愛着障害のない

 

その名の通り

 

安定した愛着スタイルの人のことです。

 

幼い頃に親との間に

 

しっかりとした愛着が築けている

 

と言うのが、

 

安定型の人の特徴。

 

人間関係においても

 

スムーズに人との安定した関係性を

 

築くことが出来ます。

 

不安型

 

不安型は、とらわれ型とも言われます。

 

人からの視線や評価がとても気になり、

 

気遣いを必要以上にしてしまいます。

 

相手の表情を読むことに集中し、

 

特に怒りの表情に敏感です。

 

相手の表情を読むことに集中するのですが、

 

その正確性はイマイチ。

 

不安型の人にとって大切なのは、

 

相手に受け入れられるか?

 

人に嫌われないか?

 

ということ。

 

そのことばかりに集中していて、

 

相手の反応をマイナスに受け取りがちです。

 

また、

 

安定型の人は

 

周囲からの期待に対して

 

ポジティブな感情を持てるのですが、

 

不安型の人は

 

周囲からの期待が

 

プレッシャーになってしまい

 

期待されることが嬉しいという想いと

 

矛盾した気持ちを抱くことも。

 

回避型

 

回避型の愛着スタイルの人は、

 

周囲の人と距離をとって接することを望みます。

 

人と親しくなることを

 

楽しい・心地良い、と思えず

 

重荷に感じてしまうのが特徴。

 

回避型の人にとって重要なのは、

 

人間関係において縛られないこと。

 

依存されたり

 

依存したり

 

という様な関係を嫌います。

 

仲間と共に過ごすことも

 

「時間の無駄」

 

と考えてしまう傾向が。

 

 

また、回避型の人の特徴として

 

葛藤を避けようとする

 

というものもあります。

 

その為、

 

人とぶつかり合うということを

 

避けていくのです。

 

また、相手の痛みに無頓着で鈍感で

 

無意識のうちに

 

人を傷つけていることも多々あります。

 

愛着スタイルの構築

 

愛着スタイルが

 

安定しているか、不安定なのか

 

それは、幼少期の

 

親との関係で決まってきます。

 

幼少期に親との間に

 

しっかりと愛着関係が築けていれば

 

安定した愛着スタイルが

 

生涯持続します。

 

反対に、

 

安定した愛着スタイルを持てないと

 

愛着スタイルが不安定なまま

 

一生を過ごすことになってしまうのです。

 

約7割の人が

 

幼少期に築いた愛着スタイルを

 

生涯持ち続けると言われているのです。

 

 

愛着の形成には、

 

『臨界期』

 

と呼ばれる

 

とても敏感な時期があります。

 

人は、生まれた直後から

 

半年の間には既に

 

愛着スタイルの形成が始まっている

 

と言われています。

 

早い段階から母親を奪われてしまった

 

そんな子供は、

 

社会性の発達に問題が生じると

 

言われています。

 

さらに、

 

2歳~3歳の間に

 

母親から無理やり離されると

 

愛着が深く傷ついてしまいます。

 

そして、

 

子供が母親から離れる際に生じる

 

不安感を長く引きずることになるのです。

 

 

愛着の形成が完了していない段階で

 

母親から離された子供は、

 

愛着自体が乏しくなってしまいます。

 

また、

 

母やから離される不安が高まった時期に

 

母親を失ってしまうと、

 

抑うつ傾向が高まり

 

人への見捨てられ不安

 

強まります。

 

安定するには

 

不安型や回避型の

 

愛着スタイルが不安定な方が、

 

安定した愛着スタイルを

 

手に入れるためには

 

安全基地を手に入れることが

 

大切になってきます。

 

安全基地とは、

 

心の底から安心・信頼できる

 

人のことを指します。

 

恋人やパートナー

 

カウンセラーなどが

 

安全基地になり得る存在と言えます。

 

もちろん、

 

心の底から信頼している

 

友人に安全基地の役割を担ってもらうことも

 

可能ですよ。

 

 

安全基地を確保し、

 

子供の頃に満たされなかった

 

想いを取り戻したり、

 

周囲の人たちに受け入れられる

 

という経験をしたりすることで

 

不安定な愛着スタイルを

 

安定したものへと

 

変化させることが出来るのです。

 

安全基地となってくれる人と

 

共に体験していく

 

と言うことが

 

重要なポイントです。

 

言葉にして話すことも大切ですが、

 

実際に体験をする

 

という2つが合わさり

 

愛着スタイルの安定化に

 

大きな効果を発揮するのです。

 

 

幼少期のネガティブな経験を

 

思い出して振り返ることは

 

簡単なことではないでしょう。

 

時には、

 

ネガティブな反応や

 

感情の暴走などを

 

引き起こすことも考えられます。

 

しかし、

 

それも愛着スタイルの安定化に

 

必要なプロセス。

 

まずは、

 

心の奥底にしまっていた

 

感情を活性化させることが

 

愛着スタイルの安定化にとって

 

大切なことであり、

 

大きな一歩になるのです。

 

初めは断片的にしか思い出せないことも

 

続けていくうちに

 

本音の核の部分が見えてくるでしょう。

 

そういった感情を思い出し

 

安全基地となってくれている人と

 

もう一度体験し直し、

 

言葉として伝えることで

 

愛着スタイルは徐々に安定していきます。

 

カウンセラーなどの専門家に頼らずに

 

恋人やパートナーの力を借りて

 

愛着スタイルを安定させていった

 

という人も

 

実際に大勢居ます。

 

大切なのは、

 

心の底から信頼でき、

 

全てを受け入れてくれる

 

安全基地という存在を

 

見つけること。

 

二人三脚で

 

不安定な愛着スタイルと向き合うことで

 

愛着スタイルを

 

安定したものに修正していくことが

 

できるのです。

 

 

人間関係が上手くいかず、

 

ストレスを感じていたり、

 

そのせいで

 

自己肯定感が低くなったりしている方も、

 

愛着スタイルを修正することで

 

生きづらさから解放されるのです。