HSPが引き起こす問題

HSPの気質を持つ人は、

 

日常生活の中で

 

生きづらさや苦しみを

 

感じることが

 

HSPの気質を持たない人よりも

 

多いと言えます。

 

それは、

 

HSPの人特有の

 

敏感さや繊細さが原因です。

 

では、

 

具体的にどのような事柄に

 

生きづらさや苦しみを感じてしまうのか?

 

お伝えしていきますね。

 

苦手なことたち

 

HSPの気質を持つ人には

 

共通する

 

苦手な事柄があります。

 

  1. 雑談
  2. 人に頼ること
  3. 気持ちの共有
  4. 日常の恐怖
  5. 怒りや争いごと

 

以上の5つが

 

HSPの気質を持つ人が

 

苦手とする事柄です。

 

では、

 

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

 

①雑談

 

HSPの気質を持つ人たちは

 

雑談を苦手と感じる人が多いです。

 

また、会話自体に苦痛を感じてしまう

 

という人も居ます。

 

これは、

 

人との会話を楽しんでいない

 

ということではありません。

 

HSPの人は敏感で繊細であるがゆえに

 

言葉をとても慎重に選びます。

 

この言葉を伝えたら…

 

と、相手の気持ちを

 

深く考え込んでしまいます。

 

相手を傷つけてしまわないように、

 

不快な思いをさせてしまわないように、

 

と、言葉を選ぶので

 

会話のテンポが悪くなりがち。

 

また、

 

相手の言葉に関しても

 

どのような意味があるのか?と

 

考え込んでしまうので

 

返答が遅れてしまうこともあります。

 

そのため、

 

会話をしている相手からは

 

何を考えているか分からない

 

コミュニケーションが取り難い

 

という印象を与えてしまいます。

 

HSPの人にとっては

 

相手を思いやってのことなのですが、

 

軽い雑談や会話などでも

 

重く捉えてしまうので

 

雑談に混じることを

 

苦手に感じてしまったり、

 

人と会話をするのが

 

苦手だと感じてしまったり

 

するのです。

 

②人に頼ること

 

HSPの気質を持つ人が苦手とするもの

 

2つ目は人に頼ることです。

 

HSPの人は

 

頑張り過ぎてしまう傾向があり、

 

人に頼るということが出来ません。

 

自分が周囲に迷惑をかけていないか?

 

勉強や仕事において、

 

周りに劣っていてはいけない

 

と、自分に対して

 

高いハードルを設けてしまうので

 

そのハードルを越えるために

 

必死に頑張ります。

 

努力すること自体は

 

悪いことではありません。

 

が、困った時に人に頼ることが出来ないので

 

一人で大きな問題と向き合わなくてはならず

 

苦しい思いをしてしまいます。

 

自分に対して高いハードルを設けてしまい

 

そのハードルが越えられなかった場合、

 

HSPの人は自分を強く責めます。

 

ハードルを越えられなかった

 

ということで、

 

「自分には存在価値が無いのだ」

 

などと極端に考えてしまうのです。

 

必要以上に高くハードルを設定してしまい

 

自分を追い詰めてしまった結果、

 

うつなどの精神疾患に

 

繋がってしまうことがあります。

 

③気持ちの共有

 

HSPの人が苦手とする事柄

 

3つ目は気持ちの共有です。

 

HSPの人はとても敏感で繊細。

 

そのため、

 

相手の気持ちを深く考え想像します。

 

相手が軽い気持ちで伝えた言葉の

 

裏を考えてしまい

 

相手を傷つけてしまったのではないか?

 

相手は本当は怒っているのではないか?

 

などと

 

自分の中でグルグルと考え込んでしまいます。

 

実際は、

 

相手がそのように感じていなくても

 

傷つけてしまった…と考え

 

その気持ちを自分自身も共有してしまいます。

 

すると、

 

本当は相手がそのように考えていなくても

 

傷つけてしまった、

 

傷つけられてしまった、

 

というように

 

気持ちが一色に染まってしまいます。

 

 

周囲の人の感情に敏感なので

 

落ち込んでいる人の気持ちを察してしまい

 

自分も同じ様に落ち込んでしまうことも。

 

相手の気持ちを想像しすぎてしまい

 

その気持ちを共有してしまう。

 

そのため、

 

HSPの人は

 

気持ちの共有が苦手なのです。

 

④日常の恐怖

 

HSPの人が苦手とする事柄、

 

4つ目は日常の恐怖です。

 

恐怖と言うと、

 

とても大げさに感じられますが

 

HSPの気質を持たない人からすれば

 

なんでもないことだったりするのです。

 

行ったことのない場所へ行くことや、

 

初対面の人と会う時、

 

今まで経験の無いことをする時、

 

そんな時に

 

HSPの人は強い恐怖を感じます。

 

ポジティブな思考よりも

 

ネガティブな思考が働いてしまって

 

なにか悪いことが起こるのではないか?と

 

一人で考え込んでしまうのです。

 

また、

 

些細な刺激も敏感に反応してしまい

 

周囲の人にはなんでも無いことでも

 

HSPの人にとっては

 

大きな恐怖になり、

 

大きな傷となってしまうのです。

 

 

恐怖は自分自身を守るためには

 

大切な感情と言えます。

 

が、

 

日常的に

 

恐怖を感じてしまうような生活では

 

心が疲れてしまいますよね。

 

精神的なバランスを

 

崩す原因にもなってしまいます。

 

⑤怒りや争いごと

 

HSPの人が苦手な事柄

 

5つ目は、

 

怒りや争いごとです。

 

人の気持ちを深く考えるHSPの人。

 

敏感で繊細なHSPの人にとって

 

大きなエネルギーを消費する

 

怒りや争いごとは

 

とても苦手で避けて通りたい感情と言えます。

 

相手の気持ちを何よりも先に考えるので

 

不満があっても

 

相手にそれを伝えるということを

 

しない傾向にあります。

 

しかし、

 

HSPの人にも我慢の限界があります。

 

その限界に達してしまうと

 

普段からは想像もつかないような

 

怒りの感情の爆発を起こしてしまい、

 

相手に対して

 

強い言葉をぶつけることがあります。

 

反対に、

 

自信の殻にこもって

 

一切の感情を無くしてしまうことも。

 

 

相手に対して

 

怒りの強い感情をぶつけた後、

 

HSPの人はその自身の行動を

 

とても恥じて、後悔します。

 

そして、

 

自分自身を責めてしまうのです。

 

怒りという感情の後に

 

自分自身を責める感情がやって来るので

 

HSPの人は

 

その気質を持たない人に比べて

 

怒りという感情から繋がる

 

一連の流れで

 

消費するエネルギーが多いと言えます。

 

そのため、

 

日常生活の中で

 

怒りや争いというものを

 

とても苦手に感じて

 

避けて通るように生活するのです。

 

敏感さと繊細さ

 

HSPの気質を持つ人は

 

その気質を持たない人に比べて

 

敏感で繊細です。

 

そのため、

 

相手の気持ちを深く考えてしまったり、

 

強く共感してしまったりして

 

疲れてしまう場面が多くあります。

 

人に頼ることが苦手で

 

大きなプレッシャーを

 

一人で背負い込んでしまうことも、

 

あらゆる場面で罪悪感をいだきやすいことも

 

HSPの人にとっては

 

日々の中で感じている

 

生きづらさであり苦しみです。

 

 

ついついネガティブに

 

マイナス思考に考えてしまいがちですが、

 

相手の気持ちを深く想像することが出来たり

 

共感したり出来ることは

 

強みになります。

 

HSPの敏感さや繊細さは

 

その気質を持つ人にとって

 

大きな強みになることもあるのです。

 

HSPであるからと言って

 

全てがマイナスなことばかりではありません。

 

まずは、

 

相手のことを深く理解しようとする

 

その傾向を

 

素敵なことだと捉えましょう。

 

相手の気持ちを想像出来るというのは

 

とても素晴らしいことです。

 

また、

 

HSPの人の持つ敏感さや繊細さが

 

生み出す

 

HSPの人が得意とする事柄も多々あります。

 

 

まずは、

 

HSPである自分を受け入れてあげる

 

そこから始めてみませんか?