愛着障害
ホストに依存する女性|ホスト依存の原因と解決法|カウンセラーカウンセラーに相談
あなたはホスト依存から脱却したいと思っていませんか?ホストに依存することで、自己肯定感が低下し、自立することが難しくなります。では、ホスト依存の原因と解消方法について考えてみましょう。
ホスト依存の原因と解消
ホスト依存の原因はさまざまですが、一つの要因としては、孤独感や寂しさを埋めるためにホストに依存してしまうことが挙げられます。
また、ホストとの関係を通じて自己肯定感を得ようとすることもあります。
しかし、これらの行動は一時的な満足感しかもたらさず、長期的には自己成長や自立を妨げる結果となります。
ホスト依存からの解消方法としては、まずは自己改善が重要です。
自己改善とは、自己成長を促し、自己肯定感を高めることです。
具体的な方法としては、自己啓発書の読書やセミナーへの参加、趣味やスポーツに打ち込むなど、自分自身を高める取り組みを行うことが挙げられます。
自己改善を通じて、自己肯定感を持ち、自立する力を身につけることができます。
そして、ホスト依存からの脱却を支援してくれるのがカウンセリングです。
カウンセリングを受けることで、自分自身の気持ちや思考を整理し、適切な方向へ進むためのアドバイスやサポートを受けることができます。
カウンセラーはあなたの話を聞き、共感し、適切なアドバイスを提供してくれます。
また、カウンセリングでは自己理解を深めることもできます。
自分自身の感情や行動のルーツを探り、ホスト依存の背後にある問題を解決していくことができるのです。
ホスト依存を改善解消するためのカウンセリング
ホスト依存、自己改善、カウンセリングは密接に関連しています。
ホスト依存からの脱却を目指すためには、まずは自己改善を行う必要があります。
自己改善を通じて、自己肯定感を高め、自立する力を身につけることができます。また、自己改善を支援してくれるのがカウンセリングです。
カウンセリングを受けることで、自己理解を深め、ホスト依存の問題を解決していくことができます。
まとめ
ホスト依存は一時的な満足感をもたらすものであり、長期的には自己成長や自立を妨げる要因となります。
ホスト依存からの脱却を目指すためには、自己改善とカウンセリングが重要です。
自己改善を通じて自己肯定感を高め、自立する力を身につけ、カウンセリングを受けることで自己理解を深め、ホスト依存の問題を解決していくことができます。
ホスト依存から脱却し、自己を愛し、自立した女性になりましょう!
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愛着障害の克服法
愛着障害を抱えている人や
周囲に愛着障害によって
悩んでいる人が居る
という人たちにとって
一番知りたいのは
愛着障害の克服方法ですよね。
人間関係において
苦しさや生きづらさを感じてしまう
そんな愛着障害を克服するためには、
人の力がとても重要になってきます。
絆の安全基地
人間関係が上手くいかない…と
悩んでいる方が抱えている
愛着障害。
幼い頃に受けた
愛着の傷を癒すためには
人の力がとても重要になります。
家族や恋人、パートナー、
カウンセラーなどの専門家でも構いません。
あなたの安全基地となってくれる
心の底から信頼できる人
を見つけることが重要です。
子供の頃に満たすことが出来なかった
愛情を改めて受けること、
不安などの感情を解放すること、
それらの行動をおこなうためには
安全基地が必要不可欠なのです。
本来ならば、
幼い頃のあなたの安全基地は
母親など、身近な家族です。
しかし、
安全基地となるべき人との間に
安定した愛着関係を築けなかった
と言うことが
大きな傷となって
今のあなたを苦しめているのです。
大人になった今、
今のあなたにとって
安全基地となってくれる人を見つけましょう。
愛着障害の克服は
そこから始まります。
2つのプロセス
愛着障害を克服するために
安全基地となってくれる人を見つけたら、
愛着障害の克服のスタートです。
まず、
自分は周囲の人たちに受け入れられる
というポジティブな体験をしましょう。
安全基地となってくれる人に
「私は受け入れられているのだ」
という体験をします。
共感し、共感される、
という体験が
あなたが今まで抱いてきた
周囲の人たちと分かり合えない、
人間関係が煩わしく感じる、
嫌われないか不安に感じる、
というようなネガティブな感情を
少しずつ薄めていってくれるでしょう。
そして、体験の他にもう1つ大切なのが
言葉を使うプロセス。
子供の頃にあなたが受けた傷、
感じた不安など
ネガティブな感情や考えを
言葉にして
安全基地となってくれる人と共有します。
幼い頃のことを思い出すのは
決して楽なことではないでしょう。
ネガティブなことを思い出すのですから、
苦しい思いをすることもあります。
中には、
昔のことなんて忘れた、思い出せない
と感じる人も居るかもしれません。
しかし、
ゆっくりと時間をかけて
過去のあなたを見つめていきましょう。
不安に感じることがあったら、
安全基地となってくれている人と
その感情を共有します。
自身が、
人に受け入れられている、
共感し合える
という体験と共に
言葉を用いて
あなたの心を吐き出すという
2つのプロセスが
愛着障害の克服には
とても効果的です。
安全基地のあり方
愛着障害の人を支える
安全基地となる人は
どの様にあるべきでしょうか?
まず、
愛着障害を抱えている人に対して
共感を示しましょう。
苦しかった過去の話や
現在の想いを吐きだしている
愛着障害に悩む人に対して、
その感情に共感し、
ゆっくりとその話を深めていきましょう。
否定的な言葉は使わず、
すべて受け入れて、受け止める
という気持ちで
向き合いましょう。
ネガティブな感情を
その人の言葉で話してもらうことが
何よりも大切なことなので
じっくり話を聞くという
姿勢を持っていれば
カウンセラーなどの
専門家でなくても
愛着障害に悩む
あなたの大切な人を
その悩みから
解放してあげることが出来るのです。
安全基地となる人には
5つの押さえておいて欲しい
ポイントがあります。
- 安全の保障
- 応答性
- 共感性
- 安定性
- 誠実さ
以上の5つが
安全基地となる時に
押さえておきたいポイントです。
①の安全の保障は、
愛着障害を抱える人から
一緒に居ても傷つけられることの無い
存在である
と、認識されるために大切なことです。
②の応答性は、
相手が求めている時に
その求めに応じてあげる
ということです。
これは、
決して愛着障害を抱える人を
甘やかすという様なことではありません。
必要な時に
正しい相槌をうつ様なものと
覚えておきましょう。
③の共感性は、
愛着障害の人の心に寄り添い
その心に合った共感を示すことです。
④の安定性は、
いつも一定の対応をとる
ということ。
気分や日によって
対応が変化してしまうと
愛着障害を抱える人に
不安を与えてしまいます。
①の安全の保障が脅かされたと
受け取られてしまうこともあるので、
安定性はとても重要になります。
⑤の誠実さは、
相手を一人の人として扱うということ。
愛着障害を抱えていても
相手は一人の人です。
相手の気持ちを尊重し、
そのうえで
必要な時には
相手に助言をすることが出来る
というのが誠実さ。
相手の心に沿って考えることや
共感することは必要なことですが、
必要な時には
相手の意思に反する言葉を
伝えてあげるのも
誠実さです。
愛着障害を抱える人にとって、
自分のことをなんでも話せる人
というのはとても貴重で重要な存在。
この出会いがあることで、
愛着障害の克服に
大きな一歩を踏み出すことが出来るのです。
二人三脚で
安全基地という存在を
見つけることが出来たら、
愛着障害の克服に
向かっていくことが出来るでしょう。
不安型の人は、
感情的になりやすい傾向があります。
反対に、
回避型の人は
問題に対して見て見ぬふりをしてしまいます。
この特徴を
自分自身も、
安全基地となってくれる人も、
お互いに把握しておくことで
愛着障害の克服も
少しスムーズにすることが出来ます。
不安型の人は、
安全基地となってくれる人に対して
何でもかんでも
感情的に吐き出したがります。
なにかに追い立てられるように
性急な告白をしがち。
それに対して回避型の人は、
安全基地となってくれる人が
どれだけ場を整えて
お膳立てをしてあげても
自分の感情を吐き出すことに
とても慎重になり
克服のための一歩を踏み出すのに
時間がかかってしまいます。
どちらの場合も
お互いに不安になること無く
その状態を受け入れることから始めましょう。
自身が愛着障害であると認識し、
安全基地となる人の協力が得られている
ということが大きな回復への一歩です。
愛着障害の克服とは、
愛着障害を抱えている人が
安全基地となる人の手を借りて
最終的には
精神的な自立をすることです。
自分が自分の親となり、
慰め、励ましていくことが出来る
というのが大きなゴール。
自分の行動や感情を
冷静に振り返ることが出来る
視点を持つことが出来れば、
自分を正しく評価し、
自己肯定感を持つことが出来ます。
そうして、
人間関係での苦しみや生きづらさから
解放されるのです。
自分を大切にするとは 人それぞれ違う「愛されたいサイン」
愛着障害の症状に悩む人の
心の底にあるのは
幼い頃にうまく育てることの出来なかった
愛着の歪みがあります。
愛着が歪んでしまう原因は
幼い頃の人間関係。
大人になって上手くいかない
人間関係に悩む
愛着障害を抱く人たち。
その
人間関係での苦しみは
人それぞれの
『愛されたいサイン』
なのです。
安定型の秘密
愛着スタイルが安定している
安定型の人は
周囲の人たちと
安定した絆を
築くことが出来ます。
正しく自分を判断でき、
自己肯定感も高く、
自分が信頼している人たちは
同じ様に自分を信頼してくれている。
という意識を持っています。
愛着スタイルが不安定な人は
常に、
人に嫌われるのではないか?
と、不安になってしまいますが
その様な不安を抱くことが
安定型の人はありません。
周囲の人たちに対して
困った時には相談し、
素直にヘルプの声をあげることが
できるのです。
この前向きな姿勢を作るのが、
幼い頃の人間関係。
幼い頃に
母親などとの間で
不必要な不安を感じることが無く
愛着関係がしっかりと
築けていた
ということがとても大きなポイント
なのです。
様々なサイン
愛着スタイルが
不安型の人と回避型の人。
対照的な人間関係の
悩みを持つ2つのタイプの人たちは
人間関係の中で
様々な愛されたいサインを
発しています。
不安型の人も
回避型の人も
幼い頃に親との間で
上手く愛着関係が築けませんでした。
親に捨てられた、死別した。
親と離れ離れに過ごさなければならなかった。
放っておかれた、虐待された。
など、
様々な問題の中で
幼い頃を過ごしてきたからこそ
愛着スタイルが歪んでしまったと
考えられます。
愛着スタイルが歪んだまま
大人になった人たちは
愛してほしい
というサインを
人間関係の様々な場面で
発しています。
たとえば、
不安型の人は
人とのメールのやり取りの中で
相手からの返信が遅い
ということにとても不安を感じます。
すると、
その不安を解消したいために
返信の遅い相手に対して
何度も何度も
確認のメールを送ってしまいます。
この時、
不安型の人の頭の中では
「相手に嫌われてしまったのでは?」
というような不安が
渦巻いています。
そして、
他の可能性を考える余裕が
無くなってしまうのです。
もしかしたら、
急な来客の対応をしているのかもしれないし、
他に用事を済ませていて
メールの着信に気付いていないのかもしれない。
様々な可能性があるのに
それらを考える余裕が無くなってしまいます。
不安型の人は
その名前の通り、
不安で自分をどんどんと追い詰めてしまうのです。
感情的に過剰反応してしまう
不安型の人と反対に、
回避型の人は
問題が起きた際に
その問題を直視することをせず
目を背け見て見ぬふりをします。
幼い頃に
感情を表に出すこと
助けを求めること
など、
感情を抱くことが
自身を不利な立場に追い込む
その様な
不安定な家庭環境で
育った場合、
心を凍りつかせ
それらに向き合うことを止め
生きてきたことから
回避型の人は
問題から逃げるような
姿勢を見せてしまいます。
家族や恋人など
大切な人が困っている時に
手を差し伸べてあげられないのが
回避型の人の特徴。
人の悩みは
たとえ大切な人だったのだとしても
他人の問題
と捉えてしまうので
自分が手を差し伸べる
という思考にならないのです。
これは、
回避型の人が冷たい人である
というわけではありません。
幼い頃からの経験から
そうした対応をしてこなければ
生きてこられなかった
という
環境によって身に着けた
防衛策の様なものなのです。
回避型の人は
不安型の人と反対で
自身の感情や考えを
口にすることをとても躊躇い
慎重になります。
心の奥底には
助けて欲しいという
想いがあっても、
その想いを表面に
浮き上がらせて口にする
ということが
とても苦手なのです。
寄り添う力
愛着スタイルが
不安型の人も回避型の人も
歪んでしまった愛着スタイルを
安定したものに
変えていくことが出来ます。
その為には
心の底から安心できる
安定した愛着関係になれる
人を見つけることが大切になってきます。
家族や恋人、パートナー。
カウンセラーなどの専門家でも
問題ありません。
あなたが心の底から
信頼できると感じられる人に
身も心も委ねて
一緒に過去を紐解いていく
という作業をしていきます。
過去を思い出していく中で
苦しい思いをすることもあるでしょう。
思い出したくないと
感じることもあるでしょう。
しかし、
目を背けて蓋をしてきたもの達を
一つ一つ乗り越えていくことで
愛着スタイルを
安定させていくことが出来ます。
その為にが
二人三脚でともに走ってくれる
パートナーが必要になるんです。
愛着スタイルが歪み
人間関係が上手くいかないと
苦手意識や苦しみを感じている
そんな
今のあなたを受け入れてくれて、
一緒に
愛着スタイルを安定したものにする、と
ゴールを目指して走ってくれる
そんな人を見つけましょう。
苦しみの中であなたが発信している
愛されたいサインも
愛着スタイルが安定していくことで
変化していきます。
人から愛されたい!
という強い欲求が
人を愛せる
という余裕のある
あなたへと変化していくことでしょう。
愛着障害が引き起こす生きづらさ
人間関係において
生きづらさを感じることの多い
愛着障害を抱いた人。
愛着障害を抱えていると
どのような生きづらさがあるのか?
お伝えしていきますね。
精神的な苦しみ
学校や社会に出ると
嫌でも人間関係というものを
構築しなければいけませんよね。
愛着障害を抱える人は
人間関係において
苦しみを感じやすい傾向にあります。
人との距離が上手く掴めず
コミュニケーションが
スムーズにおこなえなかったり、
相手に対して
嫌われていないか?
ということばかりが
気になってしまって
どんどんと
自分で自分を追い込んでしまったり。
人と親密な関係になることが
煩わしく感じてしまい、
距離をとろうとするのも
愛着障害を抱えている人に
ありがちな行為です。
人間関係において常に、
相手に嫌われていないか?
ということが気になってしまって
必要以上に気を使うのは
疲れてしまいますよね。
逆に、人と距離を置きたいと考えても
それが実行できる環境ではない
というようなこともあります。
人間関係が苦しく感じると、
学校や会社へ出かけるのも
嫌になってしまいますよね。
憂鬱な気持ちが晴れず、
その気持ちが続くことで
うつ状態になってしまうことも。
心療内科で、
うつや社会不安障害
パニック障害
などと診断されている方の中にも
愛着障害が原因で
そのような症状を引き起こしてしまっている
と考えられる方が
大勢います。
痛む身体
愛着障害を抱えていることによって
苦しいのは精神面だけではありません。
愛着障害が不安型の人は、
精神的な痛みを感じやすく、
慢性疼痛(まんせいとうつう)
という症状に悩まされやすい
傾向があります。
慢性疼痛とは、
怪我などが原因と思われる
痛みの回復期間である
1か月を過ぎても痛みを感じる
という症状のことです。
痛み止めなどの薬ではなく、
向精神薬を処方され
治療していくのが一般的な
精神的な問題により
肉体に痛みを感じる
というものです。
愛着スタイルが不安型の人は
この、慢性疼痛に
悩まされることが多いと言われています。
人は、ストレスを受けると
体内でどうにかしよう!と
神経系や内分泌系の変化を起こします。
こうした身体の不調に
愛着障害が大きく関わってきている
と言われています。
そのため、
慢性疼痛のような
怪我などとは関係のない
肉体の痛みを感じてしまうのです。
絆の問題
愛着スタイルが回避型の人は
人との距離を必要以上にとろう
とします。
それは、
家族、恋人、パートナーといった
一般的に親密な関係性であっても
例外ではありません。
家族や恋人が
なにかに悩んだり、苦しんでいる時、
助けて欲しいと感じている時、
回避型の人は
その感情を読み取ることが出来ません。
苦しんでいる
ということは理解しますが
あくまで他人事として
認識しているのであって、
手を差し伸べて助けてあげよう、
一緒に悩んであげよう、
というような思考になりません。
恋人やパートナーにその様な態度をとられると
「この人は本当に私のことが好きなの?」
と不安に思ったり、
信頼できないと不信感を抱いたり、
してしまいますよね。
逆に
愛着スタイルが不安型の人は
自分が愛されているか?
ということをとても重要視します。
恋人やパートナーに対して、
しつこいと感じる程に
連絡を取ってしまったり、
逆に愛情を試す様な
行動をとってしまったりします。
相手からの連絡が遅くなったり
来なかったりした場合、
不安型の人はパニックに陥ってしまい、
さらに何度も連絡を取ったり
試し行為を重ねてしまったりします。
愛着障害を抱えている人は
回避型でも不安型でも、
人との間に
絆を作っていくということが
とてもハードルの高いことに
なってしまうのです。
愛着障害を抱いている人にとって
人づき合いというものは
とても難しいものに
感じてしまう傾向にあります。
生きていく中で
誰とも付き合わない、
一人だけで生きていくということは
とても難しいことですよね。
その様な世界で
人間関係に苦手意識を持ってしまうと
生きづらさに繋がり、
うつなどの精神的な病へと
移行してしまう
というのも頷けますよね。
愛着障害を持つ人にとって
ハードルが高くなってしまう
人間関係。
周りの人たちは上手くいっているのに
どうして自分はダメなのだろう?
と、自己肯定感が低くなってしまうことも
あるかもしれません。
現在、うつなどの精神的な病で
心療内科に通院している方の中にも
愛着障害が苦しみの原因である
という方が居ます。
自身が愛着障害を抱えている
と気付くことが出来れば、
愛着障害の改善をおこなっていくことで
苦しみから解放されることが出来ます。
自身の抱いている苦しみの根本に
愛着の歪み、不安定さを感じた方は、
そこからが回復の道です。
まずは、自身の愛着スタイルが
どのようなものなのか?
把握してみましょう。
あなたの愛着は不安型?回避型?安定型になるには
愛着スタイルは、大きく3つに分けられます。
愛着に問題の無い安定型。
そして、
不安型と回避型。
これらの愛着スタイルの違いと
不安型・回避型の方が
どのようにすれば安定型になれるのか?
ということを
今回はお伝えしていきます。
3つのタイプ
安定型
安定型の愛着スタイルの方は
愛着障害のない
その名の通り
安定した愛着スタイルの人のことです。
幼い頃に親との間に
しっかりとした愛着が築けている
と言うのが、
安定型の人の特徴。
人間関係においても
スムーズに人との安定した関係性を
築くことが出来ます。
不安型
不安型は、とらわれ型とも言われます。
人からの視線や評価がとても気になり、
気遣いを必要以上にしてしまいます。
相手の表情を読むことに集中し、
特に怒りの表情に敏感です。
相手の表情を読むことに集中するのですが、
その正確性はイマイチ。
不安型の人にとって大切なのは、
相手に受け入れられるか?
人に嫌われないか?
ということ。
そのことばかりに集中していて、
相手の反応をマイナスに受け取りがちです。
また、
安定型の人は
周囲からの期待に対して
ポジティブな感情を持てるのですが、
不安型の人は
周囲からの期待が
プレッシャーになってしまい
期待されることが嬉しいという想いと
矛盾した気持ちを抱くことも。
回避型
回避型の愛着スタイルの人は、
周囲の人と距離をとって接することを望みます。
人と親しくなることを
楽しい・心地良い、と思えず
重荷に感じてしまうのが特徴。
回避型の人にとって重要なのは、
人間関係において縛られないこと。
依存されたり
依存したり
という様な関係を嫌います。
仲間と共に過ごすことも
「時間の無駄」
と考えてしまう傾向が。
また、回避型の人の特徴として
葛藤を避けようとする
というものもあります。
その為、
人とぶつかり合うということを
避けていくのです。
また、相手の痛みに無頓着で鈍感で
無意識のうちに
人を傷つけていることも多々あります。
愛着スタイルの構築
愛着スタイルが
安定しているか、不安定なのか
それは、幼少期の
親との関係で決まってきます。
幼少期に親との間に
しっかりと愛着関係が築けていれば
安定した愛着スタイルが
生涯持続します。
反対に、
安定した愛着スタイルを持てないと
愛着スタイルが不安定なまま
一生を過ごすことになってしまうのです。
約7割の人が
幼少期に築いた愛着スタイルを
生涯持ち続けると言われているのです。
愛着の形成には、
『臨界期』
と呼ばれる
とても敏感な時期があります。
人は、生まれた直後から
半年の間には既に
愛着スタイルの形成が始まっている
と言われています。
早い段階から母親を奪われてしまった
そんな子供は、
社会性の発達に問題が生じると
言われています。
さらに、
2歳~3歳の間に
母親から無理やり離されると
愛着が深く傷ついてしまいます。
そして、
子供が母親から離れる際に生じる
不安感を長く引きずることになるのです。
愛着の形成が完了していない段階で
母親から離された子供は、
愛着自体が乏しくなってしまいます。
また、
母やから離される不安が高まった時期に
母親を失ってしまうと、
抑うつ傾向が高まり
人への見捨てられ不安が
強まります。
安定するには
不安型や回避型の
愛着スタイルが不安定な方が、
安定した愛着スタイルを
手に入れるためには
安全基地を手に入れることが
大切になってきます。
安全基地とは、
心の底から安心・信頼できる
人のことを指します。
恋人やパートナー
カウンセラーなどが
安全基地になり得る存在と言えます。
もちろん、
心の底から信頼している
友人に安全基地の役割を担ってもらうことも
可能ですよ。
安全基地を確保し、
子供の頃に満たされなかった
想いを取り戻したり、
周囲の人たちに受け入れられる
という経験をしたりすることで
不安定な愛着スタイルを
安定したものへと
変化させることが出来るのです。
安全基地となってくれる人と
共に体験していく
と言うことが
重要なポイントです。
言葉にして話すことも大切ですが、
実際に体験をする
という2つが合わさり
愛着スタイルの安定化に
大きな効果を発揮するのです。
幼少期のネガティブな経験を
思い出して振り返ることは
簡単なことではないでしょう。
時には、
ネガティブな反応や
感情の暴走などを
引き起こすことも考えられます。
しかし、
それも愛着スタイルの安定化に
必要なプロセス。
まずは、
心の奥底にしまっていた
感情を活性化させることが
愛着スタイルの安定化にとって
大切なことであり、
大きな一歩になるのです。
初めは断片的にしか思い出せないことも
続けていくうちに
本音の核の部分が見えてくるでしょう。
そういった感情を思い出し
安全基地となってくれている人と
もう一度体験し直し、
言葉として伝えることで
愛着スタイルは徐々に安定していきます。
カウンセラーなどの専門家に頼らずに
恋人やパートナーの力を借りて
愛着スタイルを安定させていった
という人も
実際に大勢居ます。
大切なのは、
心の底から信頼でき、
全てを受け入れてくれる
安全基地という存在を
見つけること。
二人三脚で
不安定な愛着スタイルと向き合うことで
愛着スタイルを
安定したものに修正していくことが
できるのです。
人間関係が上手くいかず、
ストレスを感じていたり、
そのせいで
自己肯定感が低くなったりしている方も、
愛着スタイルを修正することで
生きづらさから解放されるのです。
愛着障害とは‐愛着障害の原因‐
日々の生活の中で
なんとなく感じている『生きづらさ』
その原因として考えられるものの一つに
『愛着障害』
というものがあります。
愛着障害とは一体どのようなものなのか?
お伝えしていきます。
愛着スタイルとは?
愛着障害の症状に悩んで
生きづらさを感じている人は、
愛着スタイルに歪みがある
と言えます。
愛着スタイルとは、
人と接する時の距離感や
どの様にすれば自分に関心を向けてもらえるか、
自分が不快な思いをしない為にはどうすると良いか、
と言う様なこと。
愛着スタイルは大きく分けて
- 安定型
- 不安型
- 回避型
の3つに分けられます。
安定型と言うのは、
その名の通り
安定した愛着スタイルを
築けている人のことです。
不安型と回避型という
2つの愛着スタイルを持つ人は
日々の生活の中で
生きづらさを感じている
可能性があります。
安定した愛着スタイルを
築いて来るくることが出来なかった…
その理由は一体何なのでしょう?
心の結びつき
人は、幼い頃の人間関係の中で
愛着スタイルを築いていきます。
子供にとって
もっとも濃密に接するのは親ですよね。
つまり、
幼い頃の親との関係性で
愛着スタイルが決まってきます。
子供は、親が自分の要求に対して
どの様に反応してくれるか?
ということから愛着スタイルを築いていきます。
親とは、
本来子供にとって一番安心できる相手。
しかし、
親と言っても色んな人が居ますよね。
子供にとって一番安心できる相手
ではないこともあるのです。
愛着=心の結びつき
と考えられ、
親との心の結びつきが
上手く出来ないという体験が
愛着スタイルを
歪ませてしまうのです。
生きづらさ
生きづらさを感じている方は
愛着スタイルが歪んでしまっている
可能性があります。
常に相手の顔色が気になってしまったり
常に心に不安があったり、
人と親しい関係になるのが煩わしかったり
人との付き合いの中で
難しさを感じてしまっている方は
愛着スタイルに歪みがある
可能性があるのです。
安定した愛着スタイルを持つ人は
人間関係において
生きづらさや苦しみを感じることは
ありません。
人間関係の中で
自分を不必要に卑下して
自己肯定感を下げてしまうことで
苦しみを生み出す事も無いのです。
愛着障害の原因
愛着を脅かす大きな原因は2つあります。
1つは、愛着対象が居なくなる場合。
死別や離別がこれにあたります。
子供にとって親、
特に母親が居なくなるということは
とても大きな事件です。
子供にとって一番の愛着の対象が居なくなる
というのは、
世界が崩壊することと
同じだと言えます。
もう1つは、
本来守ってくれるはずの親から
虐待を受けていた場合。
自身の身の安全が保障されない
その様な環境に居ては、
正しい愛着スタイルを
築くことは出来ません。
親に愛してほしいと思う一方で
親が恐怖の対象となるこのパターン。
幼い子供の心の中では
複雑な想いが渦巻いている、と
想像が簡単に出来ますよね。
大人になって…
幼い頃に親との間で
正しい愛着関係が築けないと
大人になってからも
生きづらさとして苦しむことになります。
親に愛されなかった
という想いが
大人になっても消えること無く、
周囲の人たちに認められたい
という感情が強く前に出てしまい
過度に人に気に入られよう
と行動してしまう
と言うことが考えられます。
また、
人と密接な関係になることが
煩わしく感じて
必要以上に距離をつくってしまう
と言うことも。
不安定な愛着スタイルを持つ人は、
ストレスに対して弱い
という傾向もあります。
人間関係が上手く築けないことから
自分に対しての評価が下がり、
自己肯定感も低くなってしまう
と言うことも。
安全基地
安定した愛着スタイルを持つためには
安全基地を持つことが
大切になってきます。
幼い頃に
親との関係の中で
安定した愛着スタイルを
身に着けられなかった人でも、
大人になってから
愛着スタイルを安定型へと
変更させることが出来ます。
その際に重要になってくるのが
安全基地なのです。
幼い頃には
母親が子供の安全基地となることで
心の安心が得られ、
どんどんと外の世界へ
冒険に出かけることが出来ます。
しかし、
安全基地が確保されていないと
自身の身の安全が保障されず、
外へと意識を向けていくことが出来ません。
その結果、
知的興味や人間関係において
意欲が持てず
無関心になってしまったり
消極的になってしまったり
するのです。
親との愛着関係が正しく築けない
ということが
大人になっても
大きな影響を及ぼすのです。
生きづらさを感じている方の中には
自分が「愛着障害なのでは?」
と、感じた人も居るでしょう。
対人関係の面で大きな影響を及ぼす愛着スタイル。
自身の愛着スタイルを知り、
不安定な愛着スタイルを
安定した愛着スタイルへと
変えていくことが出来れば、
生きづらさを解消することができます。
人間関係における生きづらさは、
うつ病、社会不安障害、適応障害、
パニック障害などの
病名がつくこともあります。
その様な精神的な苦しみの元に
愛着スタイルの歪みがある、と
気付くことが出来れば
生きづらさからの回復に
繋げることが出来ますよ。