毒親
毒親とアダルトチルドレン
アダルトチルドレンの症状に悩む
そんな人の背景には
機能不全家族で育った
という共通点があります。
その機能不全家族を作り上げるのが
毒親です。
機能不全家族
機能不全家族とは、
家族としての機能が
果たされていない家族・家庭のことを指します。
本来家庭というものは
子供にとってとても安心できる場所であり
何よりも信頼出来るのが
親という存在ですよね。
しかし、
機能不全家族では
子供にとっての安心安全は保証されません。
肉体的・精神的な暴力が存在する
そんな環境では
子供はいつも周囲の様子を探り
なんとかその状況を切り抜けようと
精神をすり減らしています。
何よりも問題なのが、
機能不全家族で育った子供は
その環境が当たり前だと
思ってしまうこと。
家庭環境が過酷である程
子供は自身の身を守ることに意識を向け
外へと視線が向きません。
他人の家庭環境がどのようなものなのか?
比べることが出来ないまま
過酷な環境が当たり前だと
思ったまま育つのです。
また、親の考えを刷り込まれることで
「この環境が当たり前なのだ」
と、思い込んでしまいます。
そして、
機能不全家族で育ったアダルトチルドレンは
大人になり、自身が家庭を築く際に
同じ様な機能不全家族を
作り上げてしまうという恐怖もあります。
つまり、
毒親という存在に苦しんだ人が
同じ様に毒親となり
子供を苦しめる可能性がある
ということ。
これを世代間連鎖と言います。
家庭を作る際に
基準となるのは自身の家庭。
つまり、幼い頃の家庭環境です。
肉体的・精神的な暴力が
当たり前に存在した家庭で育つと、
それが基準となってしまうのです。
親からの愛情を十分に受けられなかった
という傷を持つ人は
反対に自身の子供に対して
過干渉になってしまう
という可能性もあります。
毒親とアダルトチルドレン
毒親に育てられた、
自身も毒親になる可能性がある
ということから
自身の親に対して
マイナスな感情を抱いてしまうことも
あるかもしれません。
それは決して悪いことではありません。
周囲から見た時に
「親不孝」
と感じられてしまうのだとしても、
あなたの受けてきた苦しみは
あなたにしか分からないことだからです。
だからと言って、
親と不仲になっていけば良い
ということでもありません。
自身の育った環境、毒親というものから
少し距離を置き
冷静に見つめられる時がいつか来るでしょう。
向き合うことは簡単なことではありませんが、
いつか振り返った時に
それらの事柄を受け入れられる時が来ます。
それは、親を許すと言うようなことではなく、
事実を事実として受け入れる
というもっとシンプルなもの。
毒親に育てられた
機能不全家族で育った
だからと言って
必ず自身も同じ様に
毒親になってしまうわけではありません。
毒親というものがどういうものなのか?
知識を持つことで
自身を振り返る、
冷静に見つめる視点を持つことが出来ます。
そこから、
今立っている立ち位置を
確認することで
同じ苦しみを繰り返すことを
避けていくことが出来るでしょう。
毒親の種類
子供に毒となる
毒親にもいくつかの種類があります。
共通するのは、
子供にとって、
家庭にとって、
悪影響を与える
ということですが、
どのようなことから
親は毒親となるのでしょう?
毒親の種類
毒親の種類を
大きく3つに分けてみました。
無関心
まずは、子供に関して無関心な親。
子供が成長するのにあたって
必要な物を与えない
というのが大きな特徴です。
食事を与えない、
生活費を与えない、
面倒を見ない、
というのは、
ネグレクトに繋がるものですよね。
子供のことに対して
無関心であるところから
それが子供の命を危機にさらし
ネグレクトという
暴力に繋がっていくのです。
過干渉
次の毒親は
過干渉なタイプ。
こちらは、
子供に対して必要以上に
踏み込んでくる親です。
子供と自分の間に
境界線を引くことが出来ず
子供を自分の一部として見る。
理想を押し付けて、
その通りになることを
強要するタイプでもあります。
子供には、
精神的にも
肉体的にも
自由がありません。
無関心な毒親と違い
無関心ではないので、
ネグレクトのような
暴力に直接繋がりにくい
と考えがちですが、
子供への過干渉は
精神的な暴力に繋がります。
親の役割の放棄
3つ目のタイプは、
親としての役割を
放棄している毒親です。
具体的には、
親として子供の面倒を見るのではなく
子供に自分の面倒をさせる
というようなもの。
精神的に弱いフリをし、
弱い立場に居るのだと
子供に思わせることで
子供に自分の面倒を見させ
自身は子供におんぶにだっこ
の状態に居る親です。
これも、
広く見れば
子供に対して無関心な親
と言えます。
自分のことが何よりも大切である
というところから
子供がどう感じているのか、
子供の心のヘルプの声も聞かず、
自分のことしか見ていない
そんな親です。
毒親は真面目?
毒親になりやすい人の特徴の一つに
真面目である
というものがあります。
真面目であれば、
しっかりと親の役割を
果たすであろうと
想像しますが、
真面目過ぎて
自分を追い込むタイプの人は、
完璧に子育てをしなければならない
と考えることで
子供に対しての
理想が勝手に高くなってしまったり、
子育てのハードルが高くなってしまったり、
ということが考えられます。
そこから、
過剰な期待をしてしまう。
反対に、
期待外れであるから
無関心に転じる
というようなことが考えられるのです。
毒親の影響
アダルトチルドレンを生み出す
原因ともなる毒親という存在。
毒親は、
具体的にどのような影響を
子供に及ぼすのでしょうか?
毒親の特徴はいくつか存在します。
まず1つ目が
過干渉であるということ。
子供に対して
過剰に密着し、
詮索をしようとします。
子供が子供自身の意見や意志を持つ
ということを拒否し、
許しません。
また、
自分の意見は
そのまま子供の意見であると
勝手に認識しています。
これは、
自分と子供との間に
明確な境界線を
作ることが出来ないため。
自分の気持ち=子供の気持ち
だと考えるので
その意見や感情に
反対する意見には
耳を貸しません。
自分の思い通りに
子供を動かそうとするのも
過干渉の親の特徴です。
2つ目は、
条件付きの愛情です。
子供に対して
無条件に愛情を注ぐのが
親というものですが、
毒親の場合は
子供に与える愛情が
条件付きです。
子供に対して、
良い子である場合にのみ愛情を注ぐ、
肩書や容姿が自分の好みであった場合
愛情を与える、
というような
親本位の価値観と判断で
条件付きで
子供に愛情を与えます。
親の好みや条件に合わない場合
子供を拒絶してしまう
というのも
毒親の特徴です。
3つ目は、
責任転嫁をするということ。
家族内にも
大なり小なり
問題は生じます。
本来、
その問題を解決するのは
親の仕事ですが、
毒親はその問題を
自身で解決しようとはしません。
配偶者や他の家族のメンバーが
原因となっている問題に対して、
自分が好まない子供に
責任転嫁をします。
問題の解決もせず、
責任転嫁をし、
ひたすら子供を責めるのです。
そして、
その子供が問題の原因であった
と片づけ
問題を解決してしまおう
とするのです。
4つ目は
精神的な不安定さです。
毒親は、
自身の感情を上手くコントロール
出来ません。
高ぶった感情のはけ口として
子供に対して
暴言を吐いたりします。
その発展として、
暴言が暴力となり
感情的に
子供に対して八つ当たりをするのです。
その様な親の姿を見ている
子供自身も
精神的に不安定に
なってしまいます。
5つ目は、
子供の成長を妨げるです。
子供が親離れすることに
強い拒否感を感じるので、
子供の成長を
様々な面から妨げるのです。
子供が自身から離れていくことに
孤独感を感じたり、
子供を都合よく
自身の近くに置いておきたい
という考えから
その様な行動に出ます。
毒親は
様々な面から
子供に悪影響を与えます。
その根本には
毒親自身の
精神的な不安定さが
あると考えられます。
毒親とは?
毒親とは、
アメリカの心理学療法士
スーザン・フォワードの著書
『毒になる親』
から広がった言葉です。
毒親という言葉の
意味としては、
「子供の人生を支配し
悪影響を及ぼす親」
のことを指します。
毒親という分類には
- 虐待をする親
- ネグレクトをする親
- 周囲からの援助が必要な病気や依存症を持つ親
以外にも、
自己愛が強すぎる親
というものも含まれます。
毒親の一つに含まれる
虐待する親
ですが、
この虐待には
様々な種類があります。
虐待と言って想像するのは
身体的な暴力ですが、
殴る・蹴るなどの
身体的な暴力だけでなく
暴言を吐く
子供の存在を無視するなど
精神的に傷つけることも
暴力に含まれます。
性的な暴力から
金銭的な暴力まで
虐待には
幅広い意味合いがあるのです。
暴力を振るう親と反対なのが
ネグレクトをする親。
こちらも毒親です。
ネグレクト
つまり、育児放棄をし
子供の面倒を見ないのも
子供にとっては
暴力と同じように
命の危機を意味します。
何もしない、
何もしてあげない、
ということが
子供にとって
どれだけ大きな脅威となるか?は
想像してみれば
直ぐに分かることですよね。
周囲からの援助が必要なほどの
病気や依存症を持っている親
というのも、
親としての役目を果たせません。
親本人が親として
機能したいと思っていたとしても、
病のせいで不可能であったり、
親としての役目を忘れる程の
依存症を持っている場合、
こちらも
子供の安心安全な生活を守れず
生活を脅かすことになってしまいますよね。
子供にとって安心できる場所
であるはずの家庭。
その安全や
子供の心の安心を守れない
それが、
毒親に共通する問題と言えます。
自己愛が強すぎる親
というものも、
子供の存在よりも
自分自身のことを最優先に考え、
自己愛を判断基準として動くことから
子供の身の安全、
心の安心を奪ってしまいかねない
という問題を抱えています。
毒親とは、共通して
子供に悪影響を与え、
子供から安心・安全を奪う存在
と、考えられるのです。
アダルトチルドレンを生み出す原因
子供の頃のトラウマを抱えたまま
大人になってしまった
アダルトチルドレンの人たち。
自己肯定感の低さに悩む
アダルトチルドレンの人たちは
どのような原因から
生み出されてしまったのでしょうか?
アダルトチルドレンを生み出す原因は
大きく二つの事柄にある
と言えます。
機能不全家族
機能不全家族という言葉を
聞いたことがありますか?
家庭内に
常に何かしらの問題があった家族、
物理的または精神的な虐待や、
性的虐待がある家庭。
それらの事柄が無くても、
家族団らんが無い家庭、
地域との交流が無い家庭も
機能不全家族に分類されます。
幼い頃に機能不全家族の中で育った子供は
その環境や考え方、行動が
当たり前だと考えてしまうので、
大人になっても
社会に出て、人間関係など
健全な関係を築くことが出来ない
という問題を抱えることになります。
これが、アダルトチルドレンの人たちの
生きづらさの一つです。
では、
アダルトチルドレンを生み出す
機能不全家族とは
どのような特徴があるのでしょう?
機能不全家族の特徴
①家庭に無関心な親、過干渉な親
親と子供の距離感が健全ではない、
と言うのが、
まず一つ目の特徴です。
子供に無関心な親は、
親が自身の子供に関して
一切の関心や興味を持てないケースです。
過干渉な親は、
親自身が叶えられなかった夢を
子供に必要以上に押し付けていたりします。
また、似たようなパターンとして
子供が出来たことには着目せず、
出来ないことにばかり執着し、
子供を褒めたりすることをしない
そんな親もこのパターンに分類されます。
②条件付きの愛情
子供に対して、
「自分の期待に沿っている」
「自分好みに成長している」
という条件の元でしか
子供に愛情が与えられない。
さらに、
親自身がそのことに気付いていない
というパターンです。
③親の役割を放棄している
両親が不仲である、
浮気、不倫をしている、
家に居る時間が極端に少ない、
など、
父親か母親が
その役割を果たしていない、
子供にその役割を押し付けている、
というのがこのパターンです。
④親の機嫌の良し悪しの幅が大きい
機嫌の良い時と悪い時の
感情のふり幅が大きく、
子供は家庭内で
常に緊張した状態で
過ごさなければならない。
親の機嫌を損ねないように、と
親の機嫌を伺っている。
そんな家庭も機能不全家族です。
⑤物理的・精神的な暴力や虐待
子供に対して、殴る・蹴るの
物理的な暴力だけでなく、
子供に対して殴る振りをする、
目の前で物を壊す、投げつける
と言うようなことも
暴力や虐待に入ります。
また、
子供に対して
「産むんじゃなかった」
といような言葉を投げかけるのも
精神的な虐待です。
⑥常に緊張感の漂う家庭
親の顔色や機嫌を
子供が常に気にして
生活しなければならない。
そんな家庭も機能不全家族です。
親の怒りが自分に降りかからないように、
ということだけを
子供は考えて
生活することになってしまいます。
機能不全家族で育った子供が、
必ずしもアダルトチルドレンになる
とは言えません。
しかし、
抱えている問題が
表面化していないだけ
ということも考えられます。
毒親
機能不全家族を作り出す親。
子供にとって悪影響を及ぼす親のことを
毒親と言います。
毒親とは?
『毒親』という言葉は、
アメリカの心理療法士
スーザン・フォアードの著書
『毒になる親』
から広がった言葉です。
意味としては、
『子供の人生を支配し、
悪影響を与える親』
という意味があります。
子供に対して、
虐待をおこなったり
ネグレクトをしていたり
というだけでなく、
援助が必要なほどに
精神的な病や依存症を持つ親も
毒親に分類されます。
さらに最近では、
自己愛が強すぎる親
という親も毒親に分類される
と言われています。
毒親の特徴とは?
子供へと悪影響を与える毒親。
具体的には
どのような特徴があるのでしょう?
①過干渉
子供に対して
過剰に詮索したり、
子供と自身との間に
境界線を作ることが出来ずに、
自分の気持ちが
子供の気持ちである
と考えてしまう親のことです。
子ども自身が意思や意見を持つことを
拒否して、意見を認めません。
とにかく子供を
自分の意志の通りに動かそうとするのが
このパターンの特徴です。
②条件付きの愛情
親自身の望む条件や容姿でなければ
子供に対して愛情を注がない
というのが、このパターン。
条件を満たすことが出来ない場合、
その子を拒絶してしまったりします。
また、
自身の夢や願望を
子供に押し付けるのも
このパターンの毒親の特徴です。
③責任転嫁をする
家族の中の問題を
親自身では無く、
子供に解決させようとするのが
このパターンです。
また、
家族の誰かが起こした問題を
子供に押し付けて責めるという
特徴もあります。
④精神的に不安定
親の情緒が安定しないために
子供も不安定になってしまう
というのがこのパターン。
親自身が、
自分の感情のコントロールが出来ずに
子供に対して八つ当たりする場合もあります。
また、落ち込んだ際に
子供に慰めてもらおうとする
ということもあります。
⑤子供の成長を妨げようとする
子供が親離れをすることを恐れ、
手元に置いておこうとするのが
このタイプ。
子供の成長を喜べず、
成長しようとする子供の邪魔をします。
子供の自立の妨げになるのが
このパターンの毒親です。
機能不全家族・毒親の元で育ったら…
機能不全家族と毒親には
似たような特徴があると
分かっていただけたと思います。
機能不全家族や毒親の元で育つと、
自己肯定感が正しく育ちません。
そのため、大人になって
生きづらさを抱いてしまうのです。
学校や社会に出て、
強い人に対して委縮してしまったり、
パートナーに対して
モラハラをしてしまったり、
というようなことも考えられます。
また、機能不全家族で育ったために
それが基準となってしまい、
自身が家庭を持った際に
機能不全家族を作ってしまう
という可能性も抱いているのです。
アダルトチルドレンの症状を作り出す
子供の頃の家庭環境や親。
その問題は、
親から子へ、孫へ、と
次々に連鎖してしまうかもしれない
という恐ろしさがあります。
その連鎖を止めるためにも
アダルトチルドレンであると
気づいたあなたが、
あなた自身を癒してあげて
自己肯定感を高める
ということが大切になってくるんです!
毒親の特徴とタイプ別チェック診断
あなたの親はどのタイプですか?
まずはA~Fのチェックリストをやってみてください。
A:高圧・威圧タイプ
□自分の意見を押しつけてくる
□「親の言うことを聞け」が口癖だった
□自分の思い通りにならないと、機嫌が悪くなる
□子供に恐怖心を与えて、コントロールしようとする
□暴力や暴言があった
B:過保護・過干渉タイプ
□子供のためになんでもやってしまう
□なんでも先回りしてやってしまう
□「あなたのタメ」が口癖だった
□一見すると面倒見のいい素晴らしい親と見られがち
□子供を親の思い通りにしようとする
C:罪悪感植えつけタイプ
□子供にパートナーのグチや職場の人の悪口を言う
□自分が不幸であるアピールが強い
□人の悪口を言って、自分の味方につけようとする
□子供の頃から親の相談にのっていた
□親が子供っぽい(親の親代わりをしていた)
D:学歴至上主義タイプ
□人間の価値は学歴で決まると思っている
□テストや成績の良いときだけ褒められた
□優等生タイプの親(高学歴の親)
□親が学歴コンプレックスをもっている
□人の評価や世間体を過剰に気にする親
E:無関心・育児放棄タイプ(ネグレクト)
□仕事やアルコール、ギャンブル、恋愛などに依存している親
□親の拒絶や無関心、育児放棄があった
□子供の心に寄り添おうとしない親
□親に相談できる雰囲気ではなかった
□子供とどう接したらいいのかわからない親
F:脅迫・脅しタイプ
□感情的に子供を支配しようとする親
□自分に都合の悪いことは子供のせいにする
□子供を自分の都合の良いモノ扱いする親
□親が子供に対してお金やモノをせびる
□自分の思い通りにするためにはどんな手段でも使う
毒親には大きくわけると6つのタイプがありますが、あなたの親はそれぞれどのタイプに当てはまりましたか?
このような親のもとで育ち、大人になっても生きづらさを抱えている人のことを『アダルトチルドレン』と言います。
アダルトチルドレンは暴力や暴言、アルコール依存症など明らかに問題のある家庭(機能不全家族)で育った人に多いと思われがちです。
でも最近では傍から見ると、普通の家庭、幸せそうな家庭、立派な家庭、周りから羨ましがられるような家庭で育った人の中にも、アダルトチルドレンは多くいます。
なのでそういう家庭で育った人は、自分でも
●親から大切に育てられた
●愛されていた
●普通の家庭で育った
●問題のない家庭で育った
と思っているので、自分が生き辛かったり、人間関係がうまくいかないのも、「自分がダメな人間」「弱い人間」だからと自分を責めてしまい、『自己肯定感』がとても低いのです。
そして自己肯定感が低いと、
●自信がない
●自分がない
●自分嫌い
なため、人の目や評価を気にしてしまい、『他人の軸』で生きています。
『他人軸』で生きていると、いつも物事の判断基準は自分以外にあるので、他人に振り回された苦しい生き方になってしまいます。
その反対に『自分軸』で生きている人もいます。
『自分軸』で生きている人は、自分の思いや感覚を大切にしているので、他人に振り回されることはほとんどありません。
そして『自分軸』で生きられるようになるためには、ありのままの自分を受け入れ、肯定してあげられる『自己肯定感』を高めることが大切です。
自己肯定感の高める方法については↓の記事に書いてあるので読んで見てくださいね(^^♪
毒親育ちの特徴とチェック診断|生きづらさを抱えている方へ
あなたの親は毒親?毒親の特徴とチェック診断
☑親から褒められたことがなく、いつも否定されていた
☑着る服、交友関係など過剰なまでに干渉する親(過干渉)
☑親が心配性で苦しいほど過保護だった
☑親から言葉の暴力や否定的なことをよく言われた
☑親から殴る、蹴る、叩かれるなどの身体的な暴力を受けていた
☑怒りのコントロールの出来ない親
☑神経質でヒステリック、ちょっとしたことでヒステルリーを起こす親
☑親が子供のことを「自分のモノ」だと思っている
☑世間体や周りの目を過剰に気にする親
☑親の躾が厳しく、それに絶対に従わなければならなかった
☑親の期待が強く、それがプレッシャーだった
☑完璧主義な親で失敗が許されなかった
☑テストでいい点を取った時だけ褒められた(条件付きの愛)
☑親がうつや情緒不安定で何かに依存していた
☑親の機嫌を伺い、親の目を気にして緊張していた
あなたはいくつ当てはまりましたか?
このような環境は子供の心を深く傷つけます。
子供にとって親は絶対です。
親がいなければ生きていけません。
だから子供は無意識の内に、親から嫌われない(見捨てられないように)ように、親にとって都合の良い態度を身につけるようになります。
これは子供の頃親から自分の身を守るためには必要でした。
でも、大人になって社会に出てもあなたは親にとっていた態度と同じやり方を他人にもしているのです。
それが様々な問題を引き起こしているのです。
毒親育ちが大人になった時に苦しむ症状
①対人恐怖・対人不安・雑談恐怖
②あがり症・赤面症・視線恐怖
③対人関係がうまくいかない
④人の目(評価)が気になる
⑤完璧主義・白黒思考
⑥長期的なうつ病
⑦愛着障害・見捨てられ不安
⑧恋愛依存症・共依存症・セックス(性)依存症
⑨不安神経症・強迫性障害
⑩HSP・神経過敏・神経質
⑪不登校・引きこもり
⑫コミュニケーション障害(コミュ症)
⑬自傷行為(リストカット、自己否定など)
⑭加害行為(DV、モラハラ、暴力、ストーカーなど)
⑮境界性パーソナリティー(人格)障害
毒親育ちの方は大人になってこのような症状に苦しむのです。
その根っ子には
●自分はダメな人間
●人は信用できない
●○○しなければならない
●○○べきである
●○○してはいけない
●全部○○、みんな○○
●完璧主義、白黒思考、0か100
とい偏った考え方や価値観、思い込みがあり、
●強い自己否定感
●劣等感
●自責の念
●罪悪感
●不安、恐怖
●怒りや憎しみ
●孤独や虚無感
など、ネガティブな感情があります。
そしてこのような歪んだ思考や価値観と、抑え込まれたネガティブで否定的な感情が、様々な問題のある「行動」や「症状」を引き起こしているのです。
毒親育ちのトラウマの克服法
毒親育ちの方の特徴として根底には「強い自己否定感」があります。
●自分はダメな人間
●生きる価値などない
●幸せになることは出来ない
●愛される資格はない
●人よりも劣っている
このような「自己否定感」がカタチを変えて様々な症状を引き起こしています。
このような状態から抜け出すには「自分を受け入れ、肯定できるようになる」ことが大切です。
自己否定感が強いと、自信がないので常に相手の目を気にしています。
周りの目を気にして、過剰に振舞うか、消極的になるかのどちらかです。
どちらにしても自然体ではないので、本人にとっては苦しいのです。
『自己肯定感』を高めるには、人の目や人の評価などの「他人軸」から、自分の気持ちや思いなど、自分を主体にした「自分軸」の生き方が大切になってきます。
本当の意味で「自分軸」で生きなければ、人を大切にはできません。
「他人軸」で生きているということは、自分を大切にしていないからです。
「自己肯定感」を高めるには、まずは過去に受けた「心の傷」や「トラウマ」に気づき、その時に抑え込まれたネガティブで否定的な感情を出してあげることです。
そして無意識の内に身につけた歪んだ考え方や価値観、思い込みに気づき修正してきます。
このことで「心の傷」や「トラウマ」は解消されていきます。
あなたにも過去に嬉しかったこと、楽しかったこと、熱中したこと、成功体験、褒められたこと、○○が好きだったなどのプラスの感情や体験があるはずです。
自分のマイナスの部分だけではなくプラスの面にも気づいてあげることで、これが自分らしさや、あなただからこそ出来ること、自分の強みや長所、個性にも気づけるようになります。
そのことで徐々にありのままの自分を受け入れられるようになり、自分自身を肯定できるようになって行くことで「自己肯定感」は高まっていきます。
自己肯定感が高いと、過度に人の目を気にしたり、人に合わせたり、自分を責めることがなくなります。
そして自分らしく生きられるようになっていくので、上記で上げたような症状からは克服、解消されていくのです。