自己肯定感を高める方法|自分らしく生きるために|カウンセリング&コーチング静岡
・自己肯定感とは
・自己肯定感チェック診断
・自己肯定感が低い理由
・自己肯定感を高める方法
自己肯定感チェック診断
☑自分のことは比較的好きである
☑失敗や挫折をしてもプラスに捉えられる
☑自分の欠点を認識しているが、良い面もわかる
☑自分にある程度は自信がある
☑どんな問題でも必ず乗り越えられると思う
☑人の失敗や間違いも許すことができる
☑自分と意見や考え方が違う人でも尊重できる
☑自分は価値のある人間だと思う
☑人にはない強みや個性がある
☑辛いことがあってもあまり引きずらない
☑自分は生きている意味がある
☑ネガティブな出来事があっても、自分をコントロールできる
☑自分の性格が好き
☑他人に悪口を言われたり、非難されてもあまり気にならない
☑人と比べることがあっても、自分の良いところを認識してる
0~5個・・・自己肯定感が低い
6~10個・・・ある程度は自分を肯定出来ている
11~15個・・・自己肯定感が高い
あなたはいくつ当てはまりましたか。
自己肯定感とは、『自分のあり方をプラスに評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情』を言います。
この自己肯定感は、対人関係や物事に取り組む意欲や幸福感にも大きな影響を与えます。
自己肯定感が高ければ、日常の様々な出来事や問題に対しても、前向きに肯定的に取り組むことが出来ます。
しかし自己肯定感が低いと意欲の低下だけではなく、自分で自分を否定したり、苦しめるような考え方に捉われ、これは様々な問題を引き起こします。
産まれながらに自己肯定感が低い人間などいません。
自己肯定感とは子供の頃からの様々な影響によって形作られます。
では、自己肯定感が低くなってしまう理由はどこにあるのでしょうか。
自己肯定感が低い原因
日本人の自己肯定感は、世界の中でも圧倒的に低いと言われています。
ある調査によると、日本人の70パーセント以上の人が「自分はダメな人間だと思う」と答えたそうです。
どうしてこのようなことになってしまうのでしょうか。
日本人が自己肯定感が低い原因は、「親のシツケ」と「学校教育」が大きく影響していると考えられます。
もともと日本人は良くも悪くも、周囲との調和や協調性を重んじる傾向が強く、出る杭は打たれる文化です。
学校でも個性のある人や変わっている人間は省かれ、それを恐れてほとんどの人がみんなと同じであろうと努力します。
学校社会の中で人と違うということは、簡単にいじめの標的にされてしまうので、死活問題なのです。
他にも偏差値がその人の価値を決める判断基準になっており、勉強が出来る子は「いい子」、勉強のできない子は「ダメな子」というレッテルを貼られてしまいます。
だから親も教師も必死になって勉強のできる「いい子」を作ろうとするのです。
そして「いい子」は、学校教育という正しい答えを導き出せば評価されるというシステムの中では、勉強ができるため、親や大人から評価される機会が多く、一時的には自分を肯定できているのです。
しかし社会に放り出されたときに、明確な答えのない世界に自分なりの答えを導き出すことが出来ず、やがて自分に自信がなくなり、自己肯定感も低くなって行くのです。
また勉強の出来なかった「ダメな子」はその思いを大人になっても持ち続けているため、いつまでたっても自分はダメな人間、頭の悪い人間と、自分を否定し続けているのです。
そしてなにか少しでも出来ないことがあると「自分はダメな人間」と自分を責めてしまう。
ちょっとした失敗や挫折が、自分という存在の無価値観や自己否定感というところまでいってしまうのです。
それではどのようにして自己肯定感を高めていくのでしょうか。
自己肯定感を高める方法
「自己肯定感」とは人より優れた自分を誇りに思うことではありません。
たとえ人と比べて劣った点があったとしても、「自分には○○がある」といった、自分の長所や強みに気づく力、ありのままの自分を受け入れられることです。
子供の頃は親や大人の評価によって、自分の価値を決められていました。
しかし大人になったあなたは自分で自分の価値を見つけることが出来るのです。
自己肯定感は「勉強ができる」「美人やイケメンであること」「お金もちである」「大企業に勤めている」など他人から評価されるものではなく、「自分の存在意義」や「生きている意味」など自分が自分のことをどう捉えているかで決めることができます。
それではどのようにして自己肯定感を高めることが出来るのでしょうか。
自己肯定感を高める方法は、「思考」「感情」「現在」「過去」「未来」「プラス」「マイナス」の7つの角度から高めていくことができます。
思考
物事をマイナスの面だけではなく、プラスの面から捉える習慣をつける(多面的に物事を捉える)
感情
マイナス感情:(怒りや悲しみ、不安や恐怖などのマイナス感情は過去に受けた心の傷やトラウマが原因にあります。それを言葉や文字を使って表現します。マイナスの感情は外に出していくことで解消されていきます。
プラス感情:嬉しい、楽しい、充実感、幸福感という感情はイキイキとした本来のあなたです
過去
マイナスな過去:悩みや苦しみ、挫折や失敗をしてきたことであなたは人間的に成長してきました。
プラスの過去:うまくいった経験、成功体験を活かすことで、より自分らしい生き方が出来るようになります
未来
マイナスの未来:将来に対する不安や恐れという感情は、あなたを守り成長させてくれる大切な感情です。
プラスの未来:なりたい自分、夢や目標、生きる意味や目的がわかってくることで、より自分らしい生き方が出来るようになります。
現在
自分の過去の苦しみや悲しみ、挫折や失敗などマイナスの経験や感情を受け入れ、未来の夢や目標、なりたい自分、本当の自分などプラスの面に気づいて行くことで、過去に引き戻されることはなくなり、未来への希望が持てるようになり、その結果今を生きられるようになって行きます。
マイナスを0にするのがカウンセリング
0をプラスにするのがコーチング(コーチングってあまり馴染みがないですよね)
と言われますが、自己肯定感を高めるには、過去の苦悩や失敗などマイナスの点にフォーカスするだけではなく、夢や目標、自分らしさなどプラスの視点から自分を見てあげることが大切です。
どんな人にも必ずプラスの面は存在します。
一見マイナスと思われることの中に、その人の強みや個性が隠されています。
学校や病院では問題のある行動や症状を治(直)そうとします。
確かにその問題が日常に影響を及ぼしたり、人に迷惑をかけているのであれば、その症状を和らげる必要はあります。
でもそれを完全に治す必要はありません!
「治す」という言葉には、みんなと同じでなくてはならない、みんなと違うのはダメなこと、というような響きが感じられます。
これは日本の学校教育のあり方にも原因があるように思います。
みんなと一緒でなければならない
だからみんなと合わせるために平均的な人間になろうとする。
つまりみんなと違う人間、平均以下の人間はダメな人間
このような価値観が無意識の内に刷り込まれているのです。
でもこれまでの悩みや苦しみ、挫折や失敗もあなただからこそ経験できたことなのです。
一見遠回りのように思えるかもしれませんが、それだけあなたは中身のある人生を生きているのです。
普通の人が見たことのない、感じたことのない、深い感情を体験してきているのです。
それはあなたにしかない、あなただからこそできたことです。
そこに気づき、それを受け入れることができれば、これまでマイナスと思っていたことが、強みにも個性にも長所にも変えられます。
だから今抱えている悩みや苦しみ、劣等感やコンプレックスは完全に治す必要はありません。
「治す」のではなく「活かす」のです
自分のマイナスの面を「活かす」
これが出来るようになれば、自己肯定感が高まり、その結果自分らしい生き方が出来るようになり、人と比べることも減ってくるので、自信もつき、ありのままの自分を好きになれるようになっていくことでしょう。