自己肯定感を高め、自分らしく生きるには
生きていて、こんな風に悩んでいませんか。
「自分のことを好きになれない・・・」
「対人関係がうまく築けない・・・」
「変わりたい・・・でも変われない」
生きづらいと感じる原因は、「自己肯定感」が低いためです。
「自己肯定感」が低いと感じる時は、自分自身を見失ってしまっている状態です。
「自分なんて…」という絶望に近い感情をもっていませんか。
そして無意識に自分を否定しているのです。
例えば、
・自分はダメな人間
・価値のない人間
というように自分自身をいじめているのです。
そして上手く行かないのは自分のせい、と自分を責めてしまう・・・
「今のままじゃダメ、変わらなけれれば・・・」といった焦りや不安を持ちます。そして
・完璧主義を止めなければ、
・アダルトチルドレンを治さなければ
・HSP(敏感気質)を改善させなければ、
といった風に、自分を追い込んでしまうのです。
また、他者との関係性を築くのが難しくなります。
常に人の目や評価を気にし、根っ子に「嫌われてたくない」といった思いがあるため、
・周囲の期待にこたえる
・嫌なことがあってもガマンする
・自分を抑え、人に合わせる
といった対人関係をとりやすく、それが仕事や恋愛での対人関係がうまくいかない原因になります。
ボク自身以前はこのような症状に悩み、「自己肯定感」が低かったために、いつも人の目を気にして、自分を抑えながら生きていました。
当時は「変わりたい願望」が非常に強く、色々なことをやってみましたが、変わろうとすればするほど、変われない自分がダメに思えて、余計に自分を責めてしまう…
このような悪循環から抜け出すことが出来ずに、一人もがき苦しんでいました。
なにもやっても変れない
自分はダメな人間
生きる希望はないけれど、
死ぬ勇気もない
そんなどん底の状態から引きこもりにもなりました。
その時に『心理学』や『脳科学』、『カウンセリング』や『コーチング』に出会い、自分の悩みや苦しみの根本的な原因が、子供の頃の親子関係や家庭環境にあり、その時に「歪んだ思考や価値観」を身につけ、「ネガティブな感情」を抑え、それが色々な問題を引き起こしていたことに気づいたのです。
それまでは、
人間関係がうまくいかないのも、
人の目が気になるのも、
色々な症状に苦しむのも、
自分が『弱い人間、ダメな人間』だからと、自分を責めてばかりいました。
でも悩みや苦しみの根本的な原因に気づき、必要なステップを踏んでいったことで、徐々に「自己肯定感」は高まって行きました。
いまではその経験を活かして、「自己肯定感の専門家」として活動しています。
悩みや苦しみの根本原因
悩みや苦しみは子供の頃の親や家族から受けた「心の傷」や「トラウマ」が根っ子にあります。
その時にネガティブで否定的な感情を抑え、歪んだ考え方や信念・価値観を身につけ、それが問題のある「行動」や「症状」を引き起こしているのです。
親や家族から暴力や暴言、支配やコントロール、過保護や過干渉、厳しい躾や条件付きの評価、期待や言いなりなど否定的な環境で育つと、子供の「自己肯定感」は育ちません。
自己肯定感とは
・ありのままの自分を受け入れる力
・自分の存在価値を認められる力
ですが、自己肯定感が低い人は様々な問題を引き起こしてしまいます。
自己肯定感の低い人の特徴
自己肯定感の低い人はこのような特徴をもっています。
・自分の軸がない
・自信がない
・自分が嫌い
・自分の価値を感じられない
・無力感がある
そして「自分の軸」がないために、「他人の軸」に振り回されてしまいます。
自己肯定感が低く、自分の軸がないために
・人の目や評価が気になり、気を使いすぎる
・相手の顔色を気にして、自分を出せない
・嫌われるのが怖いので、断れない
・認められるために、がんばり過ぎてしまう
・嫌なことがあってもガマンする
・相手が悪いのに、自分のせいだと思ってしまう
・依存的な人や暴力的な人を受け入れてしまう
などの行動をとってしまい、これが様々な問題を引き起こしているのです。
そして人との境界線があいまいなため、人のことを過剰に気にしてしまい、自分から相手の心の敷地に入り込み過ぎたり、反対に相手が自分の心の敷地に侵入してきて、ストレスのたまる苦しい人間関係になってしまうのです。
3つの欲求を満たすために、問題を引き起こす
人間は誰もが人から
・受け入れられたい(愛情欲求)
・理解されたい(受容、共感欲求)
・認められたい(承認欲求)
という欲求をもっています。
健全な家庭で育った人は、それを子供の頃に親や家族から満たされるため「自己肯定感」が育つのですが、
問題のある家庭で育った人は、この欲求が満たされないまま大人になってしまうため、その欲求を仕事や恋愛などの対人関係で満たそうとし、これが問題のある「症状」や「行動」を引き起こしているのです。
自己肯定感を高める7つのステップ
このような悪循環から抜け出すには、ありのままの自分を受け入れ、自分の価値を認められる、「自己肯定感」を高めることが大切です。
自己肯定感が低い人は、子供の頃なんらかの「傷つき体験」をしています。
子供のころ自分が親や家族から傷つけられていたことに気づくことが、悩みや苦しみを克服する最初のステップになります。
でも人によってはこの時「否認」や「拒否」がうまれます。
それはこのような思い込みや信念、価値観をもっているからです。
・人のせいにしてはいけない
・親の言うことを聞かなければいけない
・これくらいの暴力たいしたことない
・どこの家庭にも問題はある
・親から愛されて育った(歪んだ愛)
・自分は普通の家庭で育った
・過去のことだから仕方ない
・人に頼ってはいけない
・感情を出してはいけない
・自分はダメな人間
・両親の仲が悪いのは自分のせい
・○○してはいけない
・○○であるべき etc
このような思い込みや信念を強くもっているため、自分が傷つけられていたことに気づかない、または気づいたとしてもなかなか受け入れることが出来ないのです。
子供にとっては「家庭」という世界が全てです。
そして他の家族と比べることが出来ないため、自分の家庭でたとえ問題が起こっていたとしてもそれに気づくことが出来ません。
そして子供は誰もが親から、
・愛されたい
・受け入れられたい
・認められたい
という欲求をもっています。
無力な子供にとって親の存在は絶対です。
親から嫌われたり、拒否されるようなことは無意識に「死」を連想させます。
だから子供は親から嫌われないように、親にとって都合の悪い態度や行動はつつしみ、親にとって都合の良い人間になろうとするか、または親からの愛情を受けるために、問題行動を起こして、親の注目を集めようとするのです。
抑え込まれた感情はなんらかのかたちで受け止めてあげない限り、自分の中に残り続けます。
そしてこの抑え込まれた感情が大人になったとき色々な問題行動や症状として発散(投影)されるのです。
なのでまずは自分が子供の頃に親や家族から傷つけられ、その時にネガティブな感情が抑えこまれたことに気づき、その感情を解放し、癒してあげることが大切です。
自己肯定感を高める7ステップの後半では、子供の頃無意識の内に身につけられた、『歪んだ思考や信念、価値観や思い込み』に気づき、それを修正していきます。
問題のある歪んだ親子関係や家庭環境で生き延びるために、子供は無意識の内に自分の考え方を歪めることでバランスをとっていました。
これは歪んだ親子関係や家庭環境で生き延びるためには効果的でしたが、その歪んだ価値観や思い込みをもち続けて、社会に出るとなんらかの問題が生じます。
家族という閉鎖的な世界では通用したルールが社会で通用しなくなってしまうのです。
家族のルールと社会のルールのギャップが生きづらさの根本原因になります。
なので子供の頃に家庭内で身につけた歪んだ信念や価値観に気づき修正していくことが、自己肯定感を高める二つ目のポイントになります。
子供の頃から抑え込まれたネガティブな感情を解放し、歪んだ思考や価値観を修正出来たら、最後にプラスの経験や感情、成功体験などプラスの側面に目を向けていきます。
たとえあなたが
・自分はダメな人間
・生きている価値などない
などと思っていたとしても、人には必ずプラスの側面があります。
どんな人にも、どんな状況でも、必ずプラスの面を見出すことができます。
むしろ悩みや苦しみ、挫折や失敗をたくさんしてきた人ほど、その人にしかない魅力や個性、強みや長所が隠されています。
これはボクが自己肯定感の専門家としてもっている揺るぎない信念であり、自分の経験を通して確信していることでもあります。
あなたはそこに気づいていないだけなのです。
どんなに空が美しくても、桜がきれいに咲いていても、下を向いていたら、その美しさには気づきませんよね。
ほんの少し視点を変えてあげるだけで、人生が変わった人をこれまで何人も見てきました。
なので自己肯定感を高める最後のステップは、
マイナスをプラスの側面から見たり、過去ではなく未来の視点から見たり、悩みや苦しみの原因だけではなく、その悩みや苦しみのなかにどんな意味(目的)があったのかを見つけ、それがすでに自分の人生で活かされていたことに気づくことが大切です。
自己肯定感を高める3つのポイント
そして自己肯定感を高めるには3つのポイントがあります。
1「治す」のではなく「活かす」
「治す」という言葉には、普通でなければいけない、みんなと同じでなければいけないという響きがあります。だからみんなと同じではない自分に劣等感を感じ、必死に普通に戻そうとします。
でもみんなと同じである必要はまったくありません。短所や劣等感は「強み」や「個性」にもなり、普通になろうとするほど、自分らしさは失われ、生き辛くなっていきます。
2「変わる」のではなく「受け入れる」
「変わりたい」という思いの根っ子には、強い自己否定感があります。だから変わりたいと強く思えば思うほど、自己否定感が強まっていきます。「変わる」のではなく「受け入れる」ことで、自分のマイナスの部分も肯定的に受け入れられるようになっていきます。
3自分に起こった出来事に「意味」を見つける
自分に起こる出来事はどんなことにも必ず何らかの「意味」があります。それを肯定的に捉えられるようになることで、物事を前向きに建設的に捉えられるようになります。マイナスな出来事の中に自分を成長させてくれた「何か」があることに気づくことが癒しにつながります。