インナーチャイルドを癒す|恋愛依存症克服

恋愛依存症を克服したい方へ

■目次■

・恋愛依存症の克服にはインナーチャイルドを癒すこと

・インナーチャイルドとは

・インナーチャイルドを癒すと、本当の自分に出会える

恋愛依存症の特徴は「無条件の愛」を求めること

・恋愛依存症に苦しむアダルトチルドレン

 

恋愛依存の克服にはインナーチャイルドを癒すこと

恋愛依存症を克服するには、インナーチャイルド(傷ついた子供の自分)を癒す必要があります。

恋愛依存症の原因は子供の頃に親や大人からの暴力や虐待、暴言や過保護、過干渉、親のコントロール、育児放棄などで傷つけられたことにあります。

 

それを大人になったときに恋愛というかたちで、子供の頃に満たされていない感情や欲求を恋愛相手に求めてしまうのです。

 

ですから傷ついた子供(インナーチャイルド)を癒してあげない限り、恋愛依存症の克服は出来ません。

 

恋愛依存症の克服には、まずは自分が恋愛依存症であることに気づき、それを認め、人の手を借りるところから始まります。

自分一人でやろうとすれば長い年月がかかり、場合によっては症状を悪化させてしまうこともあります。

それはボクが経験してきたことだからよくわかります。

恋愛依存症という深い闇、もがいてももがいても決して抜けだすことのできないアリ地獄のような世界。

 

インナーチャイルドとは

インナーチャイルドとは誰の心の中にもいる「内なる子供」の自分です。

「自分の本当の気持ち」「本当の自分」「自分らしさ」「素直な感情」など子供を象徴したイメージです。

恋愛依存症やセックス依存症の克服には「傷ついた子供の自分」(インナーチャイルド)を癒していきます。

あなたは子供時代このような環境ではありませんでしたか。

●暴力や虐待が日常的に繰り返されていた

●家庭環境は常に不安があった

●暴言や罵倒、否定的なことをよく言われた

●両親のケンカやDVが絶えなかった

●親の過保護、過干渉が強かった

●親の期待が大きくプレッシャーだった

●躾が厳しく、親が怖くていつもビクビクしていた

●親の支配やコントロールが強かった

●親の離婚や死別、浮気などがあった

このような出来事は子供心に大きな傷として残ります。

 

傷ついたインナーチャイルドは癒されない限り、心の奥深く(潜在意識)にずっと傷ついたままでいます。

そして今でもあなたの思考や行動、恋愛や対人関係にも影響を与えているのです。

 

子供の頃に感じた(または感じることさえ出来ない場合もある)恐れや不安、悲しみや孤独、怒りや嫉妬などのネガティブな感情は、大人になってから恋愛というかたちで発散される場合があります。

 

恋愛という深い感情の交流や心理的距離が近い関係では、子供の頃に満たされなかった感情が恋愛相手に出やすいのです。

恋愛依存、嫉妬、束縛、心配、見捨てられ不安、DVなども、ネガティブな感情の発散として恋愛相手にでるのです。

他にも職場の人間関係や交友関係、学校や家族との関係にも「対人関係が苦手」という悩みとなって大きな影響を与えます。

 

インナーチャイルドを癒すと、本当の自分に出会える

自分の中にあるインナーチャイルドの声を一つ一つ丁寧に聞き癒して行くと、自分の本当の気持ちがわかったり、これまで抑え込んでいたネガティブな感情が出てきて・・・

 

・自分が本当にやりたかったこと

・本当は親からこうしてもらいたかった

・本当はこう思っていた

 

など、本当の自分が引き出されてきます。

 

本当の自分とは人によって違いますが

〇明るく前向きな自分

〇自分の思ったことを素直に伝えられる自分

〇イキイキして楽しい自分

〇誰とでも親しくしている自分

〇自信のある自分

など、自己肯定感が湧くことで自分のことが好きになって、人生を明るく前向きに楽しめるようになります。

 

それが子供の頃から

●親の顔色をうかがっていた

●家庭に問題があったため、子供らしく過ごせなかった

●自分の気持ちを抑えていた

●我慢することが多かった

●親に甘えることが出来なかった

などのようなことがあると、常に自分の感情を抑え、本音を隠しながら生きているので、

次第に感情が麻痺し自分がわからなくなってきます。

 

アダルトチルドレンの特徴として

・「自分がない」と感じる

・自分の本音がわからない

・自分が何をしたいのかわからない

・自分の感情がわからない

・生きている実感がない

・感情が薄い

・周囲の目が異常に気になる

などの症状もこのようなことが背景にあります。

 

このような感覚をもったまま大人になると、本当の自分を生きていないような漠然とした不安や虚しさを感じやすくなります。

これが恋愛の場面になると

 

 

●相手が何をしているのか常に不安な状態になる

●彼氏(彼女)からメールやLINEの返信がなかったり、冷たかったりすると、嫌われたのではないかと不安になる

●相手が浮気をしているのではないかと疑ってしまい、束縛をしてしまう

●嫌われたら見捨てられるのではないかという不安で本音を出せない

●セックスの時は一時的に愛情を感じるが、そのあと虚しさや罪悪感が残る

といったかたちで現れてしまうのです。

 

こういった状態から抜け出すには、恋愛依存や性依存症の根本原因である、「傷ついたインナーチャイル」を癒すことが非常に大切になってきます。

そこに気づかずにまた違う恋愛をしても、根本原因であるインナーチャイルドは傷ついたままなので、また苦しい恋愛を繰り返してしまうのです。

ただボクの経験からも言えることなのですが、恋愛依存症やセックス依存症の克服が非常に難しいのは、一時的な目先の幸福や快感を簡単に手に入れられる場合、そのほうがラクだし楽しいのでどうしてもそっちに逃げてしまうのです。

 

また重い恋愛依存や性的な問題はなかなか理解されず否定な見方をされてしまうため人には相談出来ず一人で悩み苦しまなければなりません。

そしてまたその苦しみや不安から逃れるために、一時的な幸福感や快感を得られる恋愛や性に逃避してしまうのです。

身体に100パーセント害のあるものモノだったり、アルコールや薬物依存のように放っておけば死に至るケースなどであれば、人に助けを求めたり、周囲の人が気づいて病院に連れて行ってくれたりもしますが、恋愛依存症やセックス依存症の難しいところは、もっとも個人的で人には知られたくないことだし気づかれにくいので、結果自分一人で抱えることになります。

しかし症状を放っておけば決して良くなることはありませんし、それが繰り返されるほど闇は深まって行きます。

 

それが女性の場合ですと自傷行為や望まない妊娠や出産、自殺、暴力や犯罪の被害者へとつながり、

男性の場合ですと、暴力やDVの加害行為だったり、さらにエスカレートすると犯罪の加害者になったりする場合もあります。

 

そうならないためにも、自分がもしかしたら

恋愛依存症、セックス依存症、見捨てられ不安が強い、束縛をしてしまう、暴力やDVをしてしまう、または受けているなどと思ったら早めに相談することをオススメます。

 

恋愛依存症やセックス依存症の闇は深く、克服は自分一人ではできません。

だけど必ず克服できる方法があります。

依存状態のときは視野が狭くなり、自分が失われた状態なので、本当の幸福感を得ることは出来ません。

傷ついインナーチャイルを癒し、本当の自分に出会うことで、幸せな恋愛や対人関係を築けるようになります。

 

恋愛依存症の特徴は「無条件の愛」を求めること

恋愛依存症の人は「無条件の愛」を求めます。

特に母親のような無条件の愛情を恋愛相手に求めてしまいます。

傷ついた心やトラウマ、低い自尊心や自己否定感を受け入れ、和らげ、認めてくれる相手をもとめます。

これはあなたが幼少の頃に両親や家族と適切な関係が築けていなかったり、見捨てられた(そう感じた)という辛い経験があるからです。

この「見捨てられた」という心の傷が癒されないまま大人になってしまったのです。

その傷は心の深くに置き去りにされ、安心できないという感覚をずっと持ったままなのです。

大人なったあなたは今でも

 

・自分の心の傷を癒してくれる人

・自分のすべてを受け入れてくれる人

・自分を認めてくれる人

・甘えさせてくれる人

・安心できる人

 

を過剰なまでに求めてはいませんか。

子供が母親に求めるような大きな大きな愛情を求めていませんか。

子供の頃に親から十分な愛情を得られないと、「自尊心」を持つことが難しくなります。

そして大人になった今でも、深い寂しさや孤独感、自己否定や劣等感、虚しさや不安を抱えているのです。

恋愛依存症に苦しむアダルトチルドレン

 

幼少期の「見捨てられ不安」は大人になっても消えることはありません。

恋人から少しでも冷たくされたり、距離を置かれると(そう思い込んでしまう)、過去に感じた眠っていた感情が刺激され、

 

怒りや悲しみ

孤独や不安

恐怖や自己否定感

 

に襲われたりします。

この感情から抜け出すには、自分の中にある傷ついた心やトラウマ、

インナーチャイルドの存在に気づくことです。

恋人に求める大きな愛情や安心感、癒しや受容は、大人になったあなたではなく、インナーチャイルドの叫びなのかもしれません。

インナーチャイルドは誰にでもあります。

本来子供は、当然のように親に愛情を求め、甘えたりします。

だだそのインナーチャイルドが深く傷つけられているのなら、傷ついた子供を癒してあげてください。

もしあなたの目の前に、転んで血を流している傷ついた子供がいたらあなたはどうしますか。