アダルトチルドレンが苦しい対人関係になってしまう理由❹

❹『アダルトチルドレンが苦しい対人関係のパターンをとってしまう理由』

 

人は対人関係の基礎を子供の頃の家庭環境や親との関係で、学んでいきますが、

 

暴言や暴力、支配やコントロール、過保護や過干渉、育児放棄や依存などのある環境で育ったアダルトチルドレンは、歪んだ対人関係を身につけてしまいます。

 

アダルトチルドレンは自己肯定感が低く、

 

・自分はダメな人間
・弱い人間
・間違っている

 

などの思い込みを持ち、

 

・ガマンする
・頑張り過ぎる
・期待に応えなければ
・迷惑をかけてはいけない

 

などの、価値観を持っているため、対人関係では、

 

自分が下 
相手が上 

 

と言った支配関係や主従関係を作りやすいです。

 

なので、

 

・支配するもの されるもの
・命令をするもの 従うもの
・傷つけるもの 傷つけられるもの
・感情を発散するものと、抑えるもの
・自分の欲求を満たすもの 我慢するもの
・暴力を振るうもの 振るわれるもの
・DVやモラハラの加害者 被害者

 

といった力関係を作り、両極端の歪んだ人間関係を身につけやすいです。

 

子供のころあなたは親に対して、

 

⑴愛情欲求
⑵承認欲求(認められたい 褒められたい)
⑶受容(受け入れられたい)
⑷共感(わかってもらいたい)

 

といった欲求を持っていました。

 

これらの欲求を満たすために子供の頃、

 

・親の期待にこたえるために頑張る
・嫌なことがあってもガマンする
・親の目や評価を気にして顔色をうかがう
・怒られないように、いい子でいる
・褒められるために、親の言うことをなんでも聞く
・親が不機嫌になるような欲求は言わない
・ネガティブな感情は抑える

 

ということをして、無意識に愛情欲求や承認欲求を満たそうとしていました。

 

子供は無力で、一人では生きていけません。

 

そして子供にとって親から

 

・嫌われる
・見捨てられる
・怒られる

 

ということは死活問題です。

 

なので自分の身を守り、居場所を作るために、

 

自分の欲求や感情は抑え、親の欲求にこたえようとしていたのです。

 

・そして自分が下、相手が上という、支配関係や主従関係が作られ

・自分の欲求を満たすより、相手の欲求を満たす

と言った、歪んだ対人関係を身につけていったのです。

 

この対人関係は無力な子供にとって、自分の居場所を守るために必要で、この対人関係を身につけたことで、生き延びることができました。

 

なのであなたにとっては大きな成功体験です。

人はうまく行ったことは繰り返す生き物なので、大人になった今でも、子供の頃に身につけた対人関係のパターンを、仕事や恋愛、夫婦関係や親子関係などで繰り返していることが、対人関係がうまくいかない根本原因です。

 

そしてこの対人関係のパターンを繰り返すと、彼(彼女)や旦那さん(妻)、上司から

 

・支配や束縛
・過保護や過干渉
・暴言や暴力
・DVやモラハラ
・パワハラ

 

などを受けやすくなってしまったり、

 

自分がお子さんや弱いものに対して加害行為をする側に回ってしまいます。

 

アダルトチルドレンが苦しい対人関係のパターンをとってしまう理由⑵

アダルトチルドレンが苦しい対人関係のパターンをとってしまう2つ目の理由は、

 

人との境界線(距離感)があいまい

 

ということがあります。

 

アダルトチルドレンは自己肯定感が低いという特徴をもっていますが、

 

自己肯定感が低いとは、言い換えると、

 

自分の軸がない

 

ということです。

 

自分の軸がないので、いつも相手の軸に振り回されてしまいます。

 

人には本来「心の敷地」をもっています。

 

自己肯定感の高い人は、自分軸があるため、

 

自分は自分
人は人

 

と言った形で、

 

自分と相手との間に、適度な境界線を引け、自分の「欲求」や「感情」を大切にできます。

 

反対に、自己肯定感の低いアダルトチルドレンは、自分軸がないので、

 

常に相手の心の敷地に入り込んで、相手の

 

言葉や行動、
感情や機嫌、
表情や態度、

 

など、相手の顔色を伺い、自分の欲求や感情は疎かにして、

相手を

 

・怒らせないように
・不機嫌にさせないように
・嫌われないように
・無視されないように
・期待に応えなければ

 

といった形で、心血を注いでいます。

そしてこのような対人関係を続けていると、ストレスが溜まり、やがては

 

・うつ病
・対人不安
・強迫観念
・不眠症
・依存症
・恋愛依存

 

など様々な問題を引き起こすので注意が必要です。

 

なのでアダルトチルドレンの克服には子供のころ無意識に身につけた、

①支配関係や主従関係などの力関係を作り、
②境界線を越えて、相手の心の敷地に侵入している

 

ということに気づき、それを適度な距離感に修正していく必要があります。

 

詳しくはここでは文字数の都合上書けないので、希望があれば、ZOOMの体験セッションに参加してもらえればと思います。

 

参加方法は7日間無料動画講座の最終日にお伝えしますので、最後までご覧頂ければと思います。

明日は

「克服をする時にやってしまいがちな4つの失敗」

についてお伝えします。

 

明日の内容もアダルトチルドレンを克服するためには、非常に大切なことを話していますので、是非ご覧頂ければと思います。