アダルトチルドレンを克服するときにやってしまう4つの失敗➎

❺ 『克服する時にやってしまいがちな4つの失敗』

 

 

 

アダルトチルドレンを克服するには、適切な方法と順番があるということは以前お伝えしました。

 

そしてアダルトチルドレンを克服しようとするときに、4つの方法から始める場合が多いです。

⑴自分でやる

⑵身近な人に相談する

⑶自己啓発 プラス思考 コーチング 引き寄せ 占い スピリチュアルに頼る

⑷精神科 心療内科で治療をする 薬を飲む

 

ボクもアダルトチルドレンの生き辛さをかかえていたときは、どうしたら克服できるのか、まったくわからなくて、上のようなことは全てやってきました。

 

そしていま振り替えると、アダルトチルドレンを克服する上で、全て大切なことだったとは思うのですが、同時に順番や方法が間違っていたために、かえって症状も悪化してしまい、無駄な時間とお金も使ってしまいました。

 

それでは順番にお伝えしていきます。

 

まず一つ目の本やネット、YouTube などで知識や情報を収集し、自分でやるというのは、

 

メリットは、自分の悩みを誰にも知られず、お金もかからないということですが、

 

デメリットとしては、知識が増えるほど、思考で感情にフタをしてしまうということです。

 

これはとても大切なことなので、詳しくは明日の動画、

 

「❻知識や情報が増えるほど、克服出来なくなる理由」

 

でお伝えします。

 

二つ目の身近な人に相談する方法ですが、

 

メリットは、気軽に話せるとか、話した後はスッキリする、といったものがありますが、

デメリットは心理学やカウンセリングの知識のない、身近な人に相談した場合は、その人の知識や経験からくる、アドバイスや一般論、正論になりやすくて、否定やダメ出しをされてしまう場合も多く、結果的に、あなた自身が

 

・自分が弱い
・甘えている
・自分はダメな人間

 

という思いを強化していってしまい、

 

・もっと強くならなければ
・我慢しなければ

 

と自分に厳しいルールを課し、ネガティブな感情に蓋をしていってしまいます。

 

たとえ受け入れられたとしても、相手もなんらかの悩みや問題を抱えていることが多く、依存関係(共依存)に発展してしまいます。

 

お互い同じような悩みや問題を抱えているため、初めのころは、自分と似ていて、嬉しいあまりに、
一気に距離が縮まりますが、互いに傷を抱えたり、愛着に問題があるので、やがては依存関係に発展し、相手に

 

・わかってほしい
・受け入れてほしい
・癒してほしい
・愛してほしい

 

という欲求が満たされなくなってくると、

 

相手を振り向かせるための、試し行動をしたり、自分から関係を切ってしまったり、支配や束縛、主従関係、DVやモラハラに発展して行ってしまいます。

 

なので、メリットより、デメリットの方が大きいのです。

 

三つ目は、

 

・自己啓発やプラス思考、コーチング 
・スキル テクニック ノウハウ系の講座
・引き寄せ 占い スピリチュアル

 

などは、苦しみや生き辛さを感じていた時、根底に、

 

自分はダメな人間

 

という思いを強く持っているので、そんなダメな自分を変えるために、

 

・うん百万もする自己啓発教材を買ったり、
・成功哲学やネットワークビジネス
・コミュニケーション講座や話し方教室
・仕事や恋愛のスキルやテクニック
・プラス思考やポジティブシンキング
・引き寄せ 占い スピリチュアル

 

など、自分が変わるために、色々とお金を使ってしまいます。

 

 

それでも変われない

やればやるほど苦しくなっていく

 

 

そして、

 

「自分はダメな人間」

 

という思いをさらに強化していってしまいます。

 

 

どうしてかと言いますと、それは

 

 

間違った「方法」と「順番」

 

でやっているからです。

 

 

マイナスをゼロにするのがカウンセリング
ゼロをプラスにするのが、コーチング

 
と言われますが、上記のものは、

 

ゼロの状態の人をさらにプラスに持ってくのには有効ですが、

 

マイナスにいる状態の人が、無理にプラスのことをやろうとすると、心身共に強いストレスがかかり、
かえって苦しくなってしまいます。

 

 

そして、

 

「やっぱり自分はダメな人間」

 

という思いが強化していってしまいます。

 

四つ目の、精神科 心療内科などにいって薬を飲む、という方法ですが、

 

これは薬を飲むことが悪いのではなくて、必要に応じて、薬をうまく活用してもらいとは思いますが、

病院にいくと、アダルトチルドレンの生き辛さは、

 

・うつ病

・不安障害

・適応障害

 

などと診断され、安定剤や睡眠剤、気持ちを高めるような薬を渡されます。

 

これは、目先の症状を和らげる(麻痺させる)ための、対処療法で、薬を飲んだだけでは、根本的な解決にはならず、かえって依存心を引き起こし、自立心や自己治癒力を弱めてしまうといった副作用もあります。

 

また最後の砦として勇気を出していった病院で、医者から心ない言葉を言われて傷つけられたり、説教されたなんて話もよくききますし、さらに傷ついたり、絶望してしまう人もいます。

 

何度も言いますが、アダルトチルドレンの克服には、まずは

 
心の傷を癒して、ネガティブな感情を解放する

 

ことが大切なので、まずはそこからやって頂ければと思います。

 

明日は6つ目の、

 
「知識や情報が増えるほど、克服できなくなる理由」

 

についてお伝えしていきます。

 

あと、アダルトチルドレンで、これまでどんな職業の方の相談が多かったのかも触れていますので、是非ご覧頂ければと思います。