プロフィール
この記事では私の生い立ちや人生観、挫折や失敗、
・カウンセラーになった理由
・カウンセラーの開業サポートと「悩みごとカフェ」をやる理由
・3つのビジョン
についてお伝えしたいと思います。
(雑誌BS TIMESに掲載 取材 プロレスラー藤波辰爾氏)
私は現在開業カウンセラーとして活動をしながら、
❶カウンセラー専門のコンサルタントとして、カウンセリングで独立開業をしたい方のための
・やさしいカウンセリング起業の学校
❷ネットやパソコンが苦手な方やカウンセリングに専念したい方のためにの、
・カウンセラー独立開業サポート
❸現場で必要なカウンセリングスキルを学べる
・カウンセラー養成講座
❹悩みや苦しみを気軽に話せる場として
・心の専門家のいる「悩みごとカフェ」の運営
❺開業カウンセラーのメンタルサポートとして
・カウンセラーのためのカウンセリング
こういった事業を行っています。
家庭内暴力
そもそも私がカウンセラーになった理由は
子供の頃の「家庭環境」が強く影響しています。
両親はもともとミッションスクールの教師。
父親はマジメで厳格
マンガやゲームをすることは一切許されず
NHK以外のテレビは見せてもらえない。
感情の起伏が激しく
自分の思い通りにならないと
家族に暴力を振るう。
母は世間体を気にし
家族の問題にフタをする。
子供たちがSOSを出しているのに
そこに気づき助けようとしない。
そして父から激しい暴力を受けた兄は
10代の半ばからその怒りを爆発させ
妹や母親に暴力を振るうようになる。
朝から聞こえる怒声や悲鳴…
食器の割れる音…
・非行を繰り返す兄
・深夜警察から呼び出される母
・中1から家出をしている妹
・単身赴任でたまに帰ってくる父
家庭内は冷え切り
家族の機能は完全に崩壊していました。
そして私自身強いストレスから
母や妹に暴力を振るって
しまうこともありました。
暴力が支配している家族
常に緊迫感がただよい
怒りや憎しみ、
不安や恐怖心を
皆が抱えている…
そして一歩間違えれば「死」
誰かが何かのきっかけで
命を落とす危険すらある。
そういった緊迫した状況が
何年も続いていました。
当然家庭に居場所はなく
高校時代は家族が寝静まってから
帰るような生活を送っていました。
15年以上も暴力のある環境で育ったので
徐々に人間不信や人に対する恐怖心が強くなり
クラスにいることが苦痛になり高校を中退。
二年生からはクラスのない単位制高校に転校しました。
そして10代後半から「うつ病」や「不安症」になり
大人になってもその『後遺症』に長年苦しみました。
傍から見たら普通の家庭
でも現実は崩壊している家庭
生きる希望もなければ
死ぬ勇気もない
できることなら消えてなくなりたい…
漠然と30歳までは生きないだろうと思っていました。
変わりたい でも変われない
その一方で変わりたい願望が非常に強く、
・自分が変わるために、
・自信をもてるようになるために、
色々なことをやってきました。
しかし何をやっても空回り
やればやるほど悪くなっていく
そんな悪循環から抜け出せずにいました。
悪循環
・飲食店の開業に携わるも、オーナーとケンカをしてクビになる
・心身共に鍛えれば変われると思って自衛隊へ入隊するが、組織に馴染めずうつ病になる
・会社員時代トップ営業になるが、対人関係が苦痛で転職を繰り返す
他にも
・精神科や心療内科、薬物療法
・テレビに出ていた有名な医師の治療
・数百万円もする自己啓発教材を購入
・感銘を受けた作家や空手の世界チャンピオンに会いに行く
など「少しでも自分が変われるのであれば」という思いで色々なことをやっていました。
でもどんなに頑張っても
何をやっても
変われない…
やればやるほど
苦しくなっていく…
どこに行っても
何をしても
自分の居場所が見つからない…
側から見れば普通の人間
本当は苦しいのに
気づいてほしいのに
助けてもらいたいのに
もう限界なのに
苦しみを「笑顔」で隠していました。
自分の引きつった笑顔
どんな表情をして笑っているのだろう…
笑っている自分が苦しい…
複数の中にいると身体が固まってしまう…
締めつけられるような圧迫感と息苦しさ
その苦しみから逃れるように人を避けていく…
本当は普通に話がしたい
みんなと楽しく会話がしたい…
でも周りが普通にやっていることができない。
情けない…
自分はダメな人間
弱い人間
この苦しみを誰にもわかってもらえない悲しみ。
そして深い孤独感…
引きこもり生活
やがて「引きこもり生活」を送るようになりました。
苦しくて、悔しくて、情けなくて、布団の中で何度も涙を流しました。
頬に伝わる熱い涙…
どんなに頑張っても
何をやっても空回り。
むしろやればやるほどダメになっていく…
でも「変わりたい」という思いだけは消えてはいませんでした。
※今なら変わろうとするほど苦しくなっていくことがわかるのですが
その頃これまでほとんど読んだことのなかった本を数千冊読みました。
・自伝
・文学
・仏教
・ヨガ
・成功哲学
・経営哲学
・人生哲学
これらの本を読んでいくことで多くの人の
「考え方」や「生き方」にふれることができました。
そして人に影響を与えている人は
必ず過去になんらかの苦悩を乗り越え
「何かを生み出す力に変えている」
ということに気づき、そこから徐々に「生きる希望」を持てるようになりました。
そして「家庭内暴力」や「依存症」に関する本も読むようになりました。
それまでは人間関係がうまく築けないのも
うつ病や人間不信、対人恐怖が強いのも
・自分が弱いから
・ダメな人間だから
と自分を責めてばかりいました。
それが本を読んでいくことで
悩みや苦しみの原因が
子供の頃の「家庭環境」だったと
ハッキリと理解できるようになり、
自分を責めることが減っていきました。
あるカウンセラーとの出会い
その後あるカウンセラーの本に出会いました。
そのカウンセラーは
・家庭内暴力
・子育て
・アダルトチルドレン
以外にも暴力やDV、犯罪など
加害者側のカウンセリングもやっていました。
世間から見れば「悪」と呼ばれる人に対しても、
同じ目線に立ち
どんな人に対しても
真摯に関わる姿に惹かれました。
そして本を読み終えた頃には
このカウンセラーからカウンセリングを受ける
と決めていました。
そしてその願いが叶い、何度かカウンセリングを受けた最後に、
『人は人から受け入れられることで、自分を受け入れられるようになる。自分の中にカウンセラーが育ったんだよ』
と言われました。
私はカウンセリングを受けたことで
生き辛さから解放されていきました。
この経験を今度はかつての自分と同じように
苦しんでいる人のために活かしたい。
そしてカウンセラーになる「決意」をしたのです。
集客の壁
熱い思いを持って始めたカウンセラーですが、
まず「集客の壁」にぶつかりました。
ネットで検索をすると集客に関する膨大な情報が出てくる…
・まずはホームページが必要
・無料ブログから始めろ
・無料ブログならアメブロがいい
・アメブロはSEOに弱いのでワードプレスがいい
・今ならFacebookだと集客できる
・インスタやTwitterがアツい
・いいねをしろ、まずはフォロワーを増やせ…
その頃の私は集客に関する知識が全くなく
何から始めれたらいいのか分からないので
良いと言われているものは
手当たり次第実践していました。
介護の夜勤と居酒屋のバイトをしながら
空いた時間でブログやSNSを投稿する毎日…
朝起きてメールを確認する
今日もお申し込みが来ていない…
半年間頑張ったのにお申込が一件もこない
あの頃は毎日が不安で
『悪夢』で目を覚ますことが
何度もありました。
これは私だけではなく起業当初ほとんどの人が同じような経験をします。
①ネットで情報収集をする
②まずは自分でやってみる
③お申し込みが入らない
④不安になってくる
⑤別の集客法を探す
⑥それでもこない
⑦自分一人の力では限界を感じ有料講座を受ける
⑧それでもこない(カウンセリングには合わない集客法)
⑨諦める、または心が病む
借金120万円
そして自分一人でやることに限界を感じ、有料の集客講座を受けることにしました。
しかしここでも大きな問題がありました。
それは集客を教える講座やコンサルタントは大勢いるのですが、そのほとんどが
・コーチ
・コンサル
・セラピスト
・士業
・店舗系
など「他業界の集客」に向けたもので、
カウンセリング業に特化した集客法を教えている人がほとんどいなかったのです。
中にはカウンセラー専門を名乗るコンサルタントもいましたが、
そのほとんどがカウンセリングの現場を知らない人でした。
今ならどんな人から学べば結果を出せるのかわかるのですが当時の私にはそれがわかりませんでした。
なので
・流行りの集客法(SNS集客)
・楽して、簡単に
・3ヶ月で100万円
などの甘い文句に誘われ、
カウンセリング業には合わない集客法を必死にやり続け、やってもやってもお申し込みが入らないという悪循環に陥入り、気づいたら借金が120万円になっていました。
この先どうしたらいいんだろう
もう諦めるしかないのか…
カウンセラー専門コンサルタントとの出会い
そんな時にカウンセラー専門のコンサルタントに出会いました。
その方は10年以上開業カウンセラーとして活動しており実績も出されていました。
まずはメルマガを読み始め個別相談や有料講座に参加する中で、
他のコンサルタントからは絶対に学ぶことのできない
カウンセリング業に必要な
・集客法
・運営法
を学びました。
講座料金は70万円と当時の私にはかなりの負担でしたが、そこで得たものはその何十倍もの価値を生み出すものとなり、その年に初めて年商1000万円を超えることができました。
しかしここである問題点に気づきました。
それは私よりも明らかにスキルが高く経験豊富なカウンセラーが、
集客ができていないために苦しんでいる…
たとえお申し込みが入ったとしてもリピートに繋げることができず悩んでいる…
こういったカウンセラーが大勢いる
という事実に気づきました。
そして集客で出来ないためにカウンセリング業をやめてしまった人も何人も見てきました。
こんなに高いスキルや経験と熱い思いを持ったカウンセラーが、集客ができないためにカウンセリング業をやめてしまう…
この状況をなんとかしなければならない!
もっとシンプルでわかりやすく
どんな人でも成果の出せる方法はないか…
そこからさらにカウンセラーのための集客法を研究し、300万円以上を投じてきました。
カウンセラーに特化した集客法を考案
そしてブログやSNS、ホームページがなくても、
毎月10名以上の新規申込みを自動化し
30万円以上の売上を安定させる
「オンラインカウンセラー自動集客法」
を編み出したのです。
私には
①悩みを気軽に話せる文化を作る
②悲しい暴力の連鎖をなくす
③苦悩を乗り越えた心の専門家を増やしたい
こういった思いがあります。
日本ではまだまだ
カウンセリングを受ける人=病気(心の弱い人)
というようなマイナスのイメージが強く、
カウンセリングを受けることに
抵抗をもっている方が大勢います。
そんな人たちがもっと気軽に悩みを苦しみを話せる場を作りたい…
そして本当の自分に出会い、
自分らしくイキイキとした
充実した人生を送ってほしい…
カウンセリングを通して強く思うことは、
クライアントの苦悩の中にある、「魅力」や「可能性」です。
悩み苦しむということは、それだけ人よりも深い人生を生きているということ。
そして「人を癒す力」や「共感力」などカウンセラーとしての素質を持っているということ…
そこに気づいて自分の持っている可能性を活かしてほしい!
そんな思いをカタチにするために「悩みごとカフェ」を立ち上げました。
これまでカウンセリング受けて下さった方の中から、カウンセラーになられた方が何人もいます。
その時とても深い「喜び」と「充実感」を感じます。
あれだけ苦しんでいた方が、
今度は人を癒すカウンセラーとして活動している。
そして私自身生きることに絶望し、出口の見えない暗闇の中を一人孤独の中で彷徨っていたあの頃…
あるカウンセラーに出会い救われました。
そしてカウンセラーになる夢を諦めかけていた時、
カウンセラー専門コンサルタントに出会い、そこから事業を軌道に乗せることができました。
そして今度はその経験を活かし、かつての自分と同じように悩んでいる人のサポートをしたい…
暴力はまた別の暴力をうみ
自他ともに苦しめる
そんな悲しい暴力の連鎖をなくしたい
そして苦悩を乗り越えた人が
今度は別の苦しんでいる人のサポートをする。
このようなプラスの循環を作って行くのが、わたしの「夢」であり「使命」であると思っています。
【VISION】
①悩みや苦しみを気軽に話せる文化を作る
②悲しい暴力の連鎖をなくす
③苦悩を乗り越えたカウンセラーを増やす
悩みや苦しみ、挫折や失敗は
それを乗り越えた時に
人を癒す力に変わり
生きる意味となる