自己肯定感を高め、自分らしく生きる|Step6
Step6:自分の中のマイナス要因をプラスに活かす方法
Step5では自分の強みや長所、個性などプラスの面に気づくワークをやりました。
Step6では【自分のマイナスをプラスに変える思考法】についてお伝えします。
これを『リフレーミング』と言います。
リフレーミングとは、自分自身に対する見方や出来事に対する捉え方を、今とは違った捉え方をすることで、それらの意味を変化させ、気分や感情をプラスに変えることです。
例えば仕事で失敗したときに、「自分はダメな人間」と思うか、「次のために良い経験をした」と思うかで、感じ方やその後の結果は大きく変わってきまよね。
このリフレーミングを日常的に使えるようになると、こころの状態が一瞬にして変わり、あなた本来のもっている能力や個性を発揮できるようになり、人生も大きく変わっていきますので、是非活用してみてください。
わたしたちはすべての物事を自分独自の視点で見ていて、それぞれが自分の色メガネで物事を解釈しています。
例えば赤い色メガネをかけて目の前の世界を見ていたとします。
それを緑色のメガネにかけ替えるということです。
●‐● ➡ ●‐●
そうすると同じ世界でもこれまでとまったく違うものの見え方になります。
見え方が変わることで、その時の気持ちが変わり、その後の行動も変ってきます。
たとえばあなたは周りの目が気になって、人から「人の目を気にしすぎ」と言われたとします。
そうするとなんとなく不安な気持ちになりますよね。
でも見方によっては「人の些細な変化にも気づける力がある」とも解釈できます。
するとどうですか。
先ほどよりは自分の性格に自信がもてる気がしませんか。
またはあなたが仕事で失敗をしたとします。
その時気持ちが沈み落ち込んでしまいますよね。
でも見方によっては「次に活かすための良い経験ができた」とも捉えることが出来ます。
そうすると前向きな気持ちになれて、次の行動がしやすくなります。
このように、リフレーミングを行うと物事に対する「捉え方」や「解釈」が変わります。
そうすることで気持ちが軽くなったり、前向きになれたり、これまで気づけなかった自分の長所や強み、個性や可能性を引き出せるようになります。
リフレーミングの目的は、あなたがプラスの考え方や行動ができて、幸せな状態になることです。
リフレーミングをした方がいいシチュエーションとは
わたしたちは毎日の生活で色々なことが起こります。
その出来事に対して、どのように捉えるか、解釈をするか、どんな意味を与えるかによって、その後の行動は大きく変わります。
本来出来事に良いも悪いもありません。
ただそれに対してあなたがどう見るか、どう捉えるかで「良い」か「悪い」かの判断をしているのです。
例えばあなたが自信をもちたいとします。
こんなときにもリフレーミングを活用できます。
あなたが自分の性格で嫌だと思っていることを一つあげてみてください。
・その嫌な性格を別の表現をするとなんと言えそうですか。
・その性格はどんな状況だと役に立ちそうですか。
たとえばあなたが自分のことを「マジメで融通が利かない性格」だと思っていたとします。
それは見方を変えれば「責任感があり、意志が強い」と言い換えることもできます。
もし内向的な性格だと思っているとしたら、どう置き換えることができるでしょうか。
「やさしい」
「落ち着いている」
「安心感がある」
「自分の世界をもっている」
などと言い換えることもできますよね。
このような性格は物事の本質をとらえたり、人の悩みや苦しみに気づく時には役に立ちます。
このように性格にも良い悪いはなく、その人がそれをどのように捉え、活かすかによって大きく変わってきます。
リフレーミングを行う3つのステップ
わたしたちは日常生活の中で、無意識に
ある出来事にたいして、自分なりの解釈をし、その出来事に反応しています。
❶出来事⇒❷解釈(捉え方)⇒❸反応(感情・行動)
ここではそれをどのように変えるかをお伝えします。
Step1:出来事を特定する
Step2:解釈を変える質問をする
Step3:その出来事に反応している
【Step1:出来事を特定する】
まずはあなたが解釈を変えたい出来事を決めます。
ネガティブな感情やマイナスの行動になってしまう出来事はなんですか?
【Step2:解釈を変える質問をする】
Step1で特定した出来事の解釈を変えるために、リフレーミングを行う時は、2種類の質問が効果的です。
それは
①出来事の内容を変える質問
②役に立つ状況を考える質問
です。
特定した出来事に対する反応の仕方を変えたいときは、①の出来事の内容をリフレーミングしましょう。
その時は以下のような質問をします。
●「他にどんな意味があるか」
●「他にどんな表現ができるか」
またすべての行動には、その価値を活かせる状況があります。
「人に気を使いすぎ」「人の目を気にしすぎ」など『○○しすぎ』と思うような行動に対して、リフレーミングを行うときは、役に立つ状況を考える質問がいいです。
そのときは以下のような質問を自分に問いかけてください。
●「この行動は、他のどんな時に役に立つか」
●「この行動に価値を見出せるのは、どんな状況の時か」
物事には一見マイナスと思われる面もありますが、その捉え方や解釈の仕方を変え、それを活かせる状況や活かせる場所、活かせる人に変えてしまえば、これまでマイナスと思っていたことが、一気にその人の長所や個性、強みに変わります。
【Step3:感じ方を確認する】
Step1で特定した出来事に対する「感じ方」や「受け取り方」が変わったかを確認します。
新しい解釈をしたことで、どのように行動が変わりそうですか。
どのような気持ちの変化がありましたか。
これを日常的に意識してやってみてください。
継続してやり続けることで、大きな変化が期待できます。
課題6:リフレーミングの練習
リフレーミング前 ➡ リフレーミング後
(例)
❶優柔不断 ➡ ①自分の気持ちに正直・慎重
❷失敗した ➡ ②次に活かすための良い経験をした
❸飽きっぽい ➡ ③好奇心旺盛 気持ちの切り替えが早い
❹内気な性格 ➡ ④( )
➎自信がない ➡ ⑤( )
❻心配性 ➡ ⑥( )
Step6はいかがでしたか。
このリフレーミングは人生を変えてしまうほどの力があります。
是非日常の生活にも取り入れてみてください。
次は最終回のStep7になります。
Step7は【自己肯定感を高め、自分らしく生きられる方法】についてお伝えしています。
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