自己肯定感を高め、自分らしく生きる|Step7
Step7:自己肯定感を高め、自分らしく生きられるようになる方法
Step6では自分のマイナスをプラスに活かす方法についてお伝えしました。
Step7では【自己肯定感を高め、自分らしく生きられるようになる方法】についてお伝えしていきます。
まずは↓の自己肯定感チェック診断をやってみてください。
自己肯定感チェック診断
☑自分のことは比較的好きである
☑失敗や挫折をしてもプラスに捉えられる
☑自分の欠点を認識しているが、良い面もわかる
☑自分にある程度は自信がある
☑どんな問題でも必ず乗り越えられると思う
☑人の失敗や間違いも許すことができる
☑自分と意見や考え方が違う人でも尊重できる
☑自分は価値のある人間だと思う
☑人にはない強みや個性がある
☑辛いことがあってもあまり引きずらない
☑自分は生きている意味がある
☑ネガティブな出来事があっても、自分をコントロールできる
☑自分の性格が好き
☑他人に悪口を言われたり、非難されてもあまり気にならない
☑人と比べることがあっても、自分の良いところを認識してる
0~5個・・・自己肯定感が低い
6~10個・・・ある程度は自分を肯定出来ている
11~15個・・・自己肯定感が高い
あなたはいくつ当てはまりましたか。
自己肯定感とは、『自分のあり方をプラスに評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情』を言います。
この自己肯定感は、仕事や恋愛での対人関係や物事に取り組む意欲や幸福感にも大きな影響を与えます。
自己肯定感が高ければ、日常の様々な出来事や問題に対しても、前向きに肯定的に取り組むことが出来ます。
でも自己肯定感が低いと意欲の低下だけではなく、自分で自分を否定したり、苦しめるような考え方に捉われ、これは様々な問題のある人間関係や症状を引き起こします。
それではどのようにして自己肯定感を高めていくのでしょうか。
自己肯定感を高める方法
自己肯定感を高めるためには、新しい自分に出会い、新しい対人関係や生き方の技術を学ぶことが大切です。
人が成長していくうえで、自己肯定感を高めて行くことはとても大切です。
過去に暴力やイジメ、否定的な言葉、過保護や過干渉、親の期待や支配を受けたアダルトチルドレンやHSP気質の人は、【自分に対する評価】がとても低いです。
長期間にわたり家族から自分の根底を揺るがすような、心を傷つけられるようなことがあれば、自己肯定感が低くなっちゃうのは当然ですよね(^_-)
あなたは無意識のうちに自分を傷つけていませんか?
☑自分はダメな人間、人よりも劣っている
☑自分には価値がない(無価値観)
☑自分は悪い人間(罪悪感)
☑他人に対してバカにしたり見下してしまう
☑罪の意識や恐れを植えつける
☑やたらと相手を非難したり否定的なことを言う
☑不平不満、愚痴が多い
☑人に嘘をついて騙したりする
☑裏切りや約束を破ることが多い
☑すぐに怒りの感情をぶつけてしまう
☑相手を自分の思いどおりにコントロール(支配)しようとする
☑事実を否定したり否認して認めない
☑相手に対して否定的で受け入れない
☑感情の起伏が激しい(感情のコントロールが出来ない)
☑感情を抑え込む(自分の感情がわからない)
☑人に知られたくない秘密が多い
☑相手に依存する(恋愛依存、共依存症など)
☑弱々しく振舞う 相手に媚びる
☑自分は正しく相手は間違っているという態度をとる
これら日常の中で気づかぬうちにやっている態度や言葉、行動、コミュニケーションは「自己肯定感」を下げてしまいます。
自己肯定感が低いと何か決断をしなければならない時、自分にとってマイナスの決断をしたり、自信を失うような行動に出やすくなり、仕事や恋愛でもネガティブな影響が出てしまいます。
自己肯定感を高め自分に健全なメッセージを送る
子供の頃から長い間かかってできた思考や行動、言葉や態度、習慣、低い自尊感情を意志の力だけで変えるには限界があります。
機能不全家庭でマイナス思考やネガティブな感情のシャワーを何年も浴びていたら、自動的にこのような考えや行動が出てくるのは当然のことです。
こういった習慣になっている害のあるマイナスのメッセージを、自分を肯定する健全なメッセージに変えて行きます。
自分を受け入れ、肯定し、認めてあげる。
人生を前向きに捉え、成長していけるような言葉。
健全な人間関係、思考、行動、態度、習慣、言葉の使い方を書いたり声に出して読んで行くことで変えて行きます。
例1
×自分は何もない 生きている価値もない
○自分は生きているだけでも価値がある
例2
×自分はいつも頑張らなくてはならない
○自分のペースでゆっくりやっていいんだよ
例3
×自分の意見や感情を出してはいけない
○自分の意見や感情は出していいんだよ
例4
×自分のいる場所を選ぶことはできない
○自分の安心できる居心地の良い場所や環境を選択できる
例5
×人間関係を切ってはいけない
○自分にとって害になる人間関係は切ってもいいんだよ
この例を参考にこれまで自分が
~しなければならない
~してはいけない
~であるべき
などと思っていたものを一度手放して新しい考え方を身につけていきます。
アダルトチルドレンやHSPで傷つき体験をしている人は、無意識の内に自分を否定する言葉だったり、傷つける行為をしています。
そこに気づいて、プラスで肯定的な言葉や行動に変えていくことで、「自己肯定感」は高まっていきます。
課題7:これまでの人生で学んだことを見つける
アダルトチルドレン、HSPを克服する7ステップ講座を最後までがんばって取り組みましたね。
途中で過去のことを思い出して辛くなったり、苦しくなったこともあるかもしれません。
でもあなたは最後までたどり着くことができました。
本当にスゴイことだと思います。
そしてこれまでのスッテプで、自分の変化と人間としての成長をすこしづつ実感できるようになってきたのではないでしょうか。
自分の受けた「心の傷」や「トラウマ」を否定するのは、自分自身を否定し、人生を否定してしまうことと同じです。
これまでの苦悩はあなたの成長にとって意味のあったことなのです。
・両親がいつもケンカをしているのを見たならば、自分はそうならないように自分の性格をよく知り、相手を尊重しながら仲のいい夫婦関係を築こうとするでしょう。
・金銭的なことが原因でいつも親の怒りが爆発するような環境で育った場合は、経済力をつけて豊かな生活を送れるように努力するでしょう。
・常に親の目を気にしながら生きてきた人は、自然と相手の心の動きを読むことがうまくなり、看護師や医師、カウンセラーとして活躍する場合もあるでしょう。
・親から抱っこされなかった場合は、自分の子供を強く抱きしめてあげるでしょう
・色々な心の傷を受けた経験を活かして、自分の過去と似たような境遇で苦しむ人に優しく接してあげられることもあるでしょう。
・生き辛さを克服して、同じように生き辛さを感じている人の手助けをしている人もいます。
あなたは自分の過去から何を学びましたか。
それを一つ一つ思い出しながら、ノートに書き出してみます。
マイナスをプラスに変える
これまでのあなたの苦しみや悲しみ、孤独感や生き辛さには必ず意味があり、それはプラスに変えることが出来ます。
過去に起こった事実を変えることは出来ませんが、その経験をどのように理解し、活かしてゆくかは自分自身で決めることが出来ます。
大きな暴力や虐待を受けて育ったあなたはそれだけ大きな人間になる器があるのです。
自分の闇を乗り越えた人間は、周りの人に光を与えることも出来るのです。
闇が深いほど光は強いのです
過去の苦悩や悲しみ、孤独をどのようにプラスに変えてそれをどのように役立てて行けるかを考えて、思いつくままにノートに書き出していきます。
過去のマイナスの出来事には必ず意味があります!
その意味に気づき、それを自分や人の為に役立てられるようになって行くことで、これまでのマイナスの経験は自分の強みとなり、個性となり、生きる意味になっていきます。
これまで悩み苦しんできたあなたは、必ずどこかで人の役にたっているはずです。
そこに気づいて活かして行くことで、マイナスだと思っていた過去は、プラスになっていきます。
これからあなたが自分のありのままを受け入れ、自分らしく幸せな人生を歩んでいくことを願っています。