自己肯定感を高め、自分らしく生きる|ステップ3
Step3:生きづらさから解消される方法
アダルトチルドレンやHSPの生き辛さから解消されるためには、いまあなたがもっているものに気づくことです。
それは自分自身の
・感情
・感覚
を大切にすることです。
アダルトチルドレンやHSPの人は、本来高い「感性」や「感覚」をもっているのですが、それを頭で打ち消してしまったり、自分の感覚を信じれなかったり、「思考」や「感情」の違いがわからなくなっています。
そして人との境界線(距離感)をうまくとれず、他人の感情を受け取り過ぎてしまう為に、自分の感情や感覚がわからなくなってしまうのです。
ボク自身がそうでした。
子供の頃からもともと敏感で繊細な気質でそこに家庭の問題が絡んでいたため、周りの感情を受け取り過ぎてしまい、自分の感情なのか人の感情なのかがわからなくなってしまったのです。
そして本当は苦しいはずなのに、無理をして自分を装ったり、相手が理不尽な態度をとってきても、自分が悪いと自分を責めたり・・・
本当は自分が苦しくなると分かっている人間関係に固執したり、自分の感情や感覚よりも他人の目を気にしていたのです。
これじゃあ自分がわからなくなるはずですよね。
でもこんな自分でも依存的な関係や破滅的な関係が終わった時はある感覚があったのです。
それは一方では不安や淋しさもあったのですが、もう一方で「ホッと」した感覚を感じたのです。
「やっとここから抜け出せた・・・」みたいな解放感もあったのです。
なのでカウンセリングに出会い、心について学ぶようになってからは、自分の「感情」や「感覚」を大切にするようになりました。
そしてそれを受け入れるようにしたことで、かなり自分がラクになっていきました。
あなたはいまどのくらい自分の「感情」や「感覚」に意識を向けていますか。
・感情は心で感じたこと
・感覚は身体で感じたこと
感情には例えば「嬉しい」「楽しい」「幸せ」などのポジティブな感情から、「辛い」「苦しい」「悲しい」などのネガティブな感情まで色々な感情があります。
感覚には「身体が軽い」「温かく感じる」などのプラスの感覚から「胸が締め付けられる感じ」「呼吸が浅い」などのマイナスの感覚まで色々な感覚があります。
自分の「感情」や「感覚」に気づいてあげることが、生きづらさから解消される大切なポイントになります。
でもあなたがいまこの講座を受けているということは、自分の中で、
・どうしてか生きづらい
・何かが苦しい
・重い感じがある
などの感情や感覚が働いたので、これを読んでくれていると思います。
なので安心してください。
もっともっとこの「感情」と「感覚」に意識を向けてあげれば必ず生き辛さからは解放されていきます。
それでは具体的にどのように感じ、感覚を大切に出来るかをお伝えしていきます。
まずは椅子に座るか、横になって目を閉じてください。
そしてゆっくり深呼吸をします。
落ち着いてきたら、自分の今の感情に意識を向けます。
あなたはいまどんな感情に苦しんでいますか?
「不安」「恐れ」「怒り」「悲しみ」
色々なネガティブな感情が湧いてくると思います。
自分が抱えている問題や特定の人や状況を思い浮かべた時に、どんな感情がわいてくるでしょうか。
そしてその時、体がどんな感覚がするでしょうか。
感情には「波」があります。感情はエネルギーです。感情の強さはずっと一定ではなく「波」があります。
そして湧いてきた感情を無理に抑え込まず、最後まで感じきってみましょう。
例えば悲しみの感情が湧いてきたとしたら、その感情をじっくり感じてみてください。
その時あなたの身体の感覚はどうなっていますか。
・手足が重く感じる
・胸が苦しい感じ
・のどが締め付けられるような感覚
など、あなたの中から湧いてくる感情と感覚に意識を向けながら、深い呼吸を続けてください。
そうするとやがて「終着点」が来て、重い感情や感覚の強さがだんだんと和らいでくるのがわかるでしょう。
反対にネガティブな感情を抑えこんだり、避け続けていると、かえって強まってしまうのです。
あなたの中から湧いてくるネガティブな感情は何らかのSOSです。
「助けてよ」
「苦しいよ」
「気づいてよ」
というメッセージなのです。
小さな子供が転んでケガをしたら、その子供は泣いてお母さんを呼びますよね。
そしてお母さんに慰められ、抱っこされることで、子供は安心して泣き止みます。
反対にそのメッセージに気づいてあげないと、ネガティブな感情はいつまでたっても残り続け、強まっていってしまうのです。
だから感情や感覚は味わえば弱まり、避ければ強まっていきます。
感情を感じきって行くことを繰り返して行くと、だんだんとその感情に慣れてきます。
これは一人でホラー映画を見ていることを想像してみるとわかりやすいです。
最初はその映画がどんなものかわからないので、とても怖く不安に感じるでしょう。
心臓がドキドキして、握りしめた手に汗をかいているかもしれません。
でもそれを2回3回と見ていく内に、最初に見たほどの怖さはなくなってくるでしょう。
少しづつ落ち着いてみられるようになって行きます。
それはその感情に慣れてくるからです。
人間は慣れる生き物です。
これまでネガティブと思っていた感情も、感じきってあげることで慣れていきます。
ボクのカウンセリングでも「感情」と「感覚」はとても大切にしています。
それは悩みや苦しみの根っ子には、抑え込まれた感情があるからです。
それを感じてあげることで、少しづつ慣れていき、解放もされていきます。
自分の「感情」や「感覚」に気づき、それを受け止めてあげてください。
あなたから湧き起こる感情や感覚はとても素直です。
感情や感覚は嘘をつきません。
自分の感情や感覚に気づいて、受け入れられるようになることで、ありのままの自分を受け入れたり、肯定できるようになっていきます。
そして「自己肯定感」が高まっていきます。
悩みや苦しみの多くは「自己否定感が強い」ということにあります。
自己否定感が強いと、色々な問題を引き寄せてしまいます。
逆に自己肯定感が高くなると、自分を傷つけるような行為は減っていきます。
なので自分の「感情」や「感覚」を大切にしてください。
それが自分を大切にする、自分を愛するということにつながっていきます。
課題3:自分の「感情」と「感覚」に気づき、受け入れる
自分の「感情」と「感覚」に意識を向けてみてください。
そしてそれを感じきってみましょう。
※ここはまだ練習なので、あまりに強い感情が湧いてきたら、作業を中断し、感情について考えるのは止め、LINEで相談してきてください。
ステップ4では【性格改善3つのポイント】についてお伝えしていきます。
自分を変えたい
でも変われない
変り方もわからない
だから余計に自分を責めてしまう
そんな悪循環から抜け出す、性格改善3つのポイントをお伝えします。