自己肯定感を高め、自分らしく生きる|Step1
Step1:アダルトチルドレンとHSP(敏感気質)を克服する方法
あなたの自己肯定感が低い理由はなんでしょうか。
自己肯定感が低いことで、どのような問題を引き起こしているのでしょうか。
悩みの原因がわかってくると克服への方法が見えてきます。
実はこの悩みや苦しみの原因に【気づいて、認める】ということが克服への第一歩になります。
どうして
【気づいて】
⇩
【認める】
ことが大切なのか。
それは根本的な原因に気づかずに、表面的な症状だけをみて治そうとすると例えば、
●病院
●自己啓発
●ポジティブシンキング
●引き寄せの法則
●占い
などの方向に行ってしまうからです。
それぞれ得意分野が違いますし、人によっては占いで救われる場合もあるようなので、どれがいいかなど一概には言えませんが、ボクの経験から言うと、やはり根本原因に気づいてあげることが、自己肯定感を高めるには一番早い気がします。
例えば病院ですとアダルトチルドレンやHSPの症状は「うつ病」や「不安障害」などと診断されてしまうことがあります。
そして≪5分診療をして、薬を渡されて、終わり≫ということがあったりします。
薬を飲むと何となく不安な感情が和らいだりするような気がしますが、それは症状を麻痺させているだけで、これでは根本的な解決にはまったくなりません。
※薬が悪いわけではありません。薬に助けられる場合もあります。でも薬を飲んでも苦しみが改善されなかったら、薬と上手に付き合いながら、心の中も見ていけるようになるといいですね
ボクも精神科や心療内科に何度か行ったことはありますが、薬が合わないのと、医者と話が噛み合わなくて、結局数回行っただけで止めていました。
過去の話を聞いてもらえる機会はほとんどなく、「親のせいにしてはいけない」など説教されたこともありました(^_-)
あとは自己啓発やポジティブシンキングなどに行かれる方も多いです。
というかボク自身がそうでした。
昔は自信がないのも、人間関係が苦手なのも、
「自分がダメな人間」
と思っていたので、プラス思考や目標をもてば自分が変われると思って、色々なセミナーや勉強会に参加したり、高額な教材を買ったりもしました。
今思うとこれにも意味があったのですが、順番が逆でした(-_-;)
まずは根本原因に気づき、それを認め、その時受けた「心の傷」や「トラウマ」を癒してあげる
そしてネガティブな感情を言葉や文字を使って吐き出す。
これをやらないとどんなにプラス思考をしたり、前向きに頑張ろうと努力しても、何かあると簡単にネガティブな感情に引きずり戻されてしまいます。
結局自分の理想と現実とのギャップに苦しみ、無力感を感じ、
「自分はダメな人間」
という思いがさらに強化されていってしまうのです。
だからまず初めに自分の悩みや苦しみの【根本原因に気づき、それを認めること】がとっても大切になってきます。
でも初めはこれがなかなかできないんですよね(^_-)
どうしてか・・・
毒親育ちのアダルトチルドレンやHSP気質の人は過去に色々な「心の傷」や「トラウマ」体験をし、心の中に「自己否定感」と「劣等感」があるため、
・自分を認める
・自分を受け入れる
・自分を肯定してあげる
ということがとても苦手なんです。
それは人から認められたり、受け入れられたり、無条件に肯定された経験が少ないので、自分でもそれをどうやったらできるのかがわからないからです。
それともう一つが子供の頃から無意識の内に身につけられた
【歪んが思考や価値観、思い込み】が
自分の心の傷やネガティブな感情にフタをしてしまうからです。
どんな言葉や価値観がフタをしているかと言うと、例えば
●苦しいのは自分が弱い人間だから
●もう過去のことだから関係ない
●親のせい、人のせいにしてはいけない
●人に迷惑をかけてはいけない
●この世に信用できる人などいない
●みんな苦しんでいる
●こんなことたいしたことない
●○○でなければならない
●○○であるべき
●○○してはいけない
●全部○○ みんな○○
このような思考や価値観で、自分の感情にフタをしてしまうのです。
そしてこの
・歪んだ思考や価値観、思い込み
・抑え込まれたネガティブで否定的な感情
が様々な問題のある行動や症状を引き起こしているのです。
だからこそ自分の悩みや苦しみの原因に気づき、認めてあげることが大切なんです。
【気づく⇒認める】
「なんだそんなこと?」
と思ったかもしれません。
でもこれがなかなか大変なんです。
「もしかしたらアダルトチルドレンかも」
「自分はHSPかも」
せっかく「気づいた」のに、「認める」ことが出来ないんです。
それは過去に「心の傷」や「トラウマ」の経験をした人は、自己肯定感が低いために、自分を受け入れづらかったり、自分の思いや感覚に自信をもてずに、疑ってしまいやすいからです。
また人の目や評価を過剰に気にしたり、白か黒か、良いか悪いか、0か100かの二択で判断してしまう傾向もあるからです。
だから簡単には認められません。
特にアダルトチルドレンの人で、「いい子」の役割をしてきた人や、「慰め役」「優等生」タイプの人は、自分のことよりも人のことを優先する傾向にあるので、自分が心の傷やトラウマを抱えていることをなかなか認められないのです。
自分がアダルトチルドレンだと認めることは、
子供の頃あなたの家族か親に何らかの問題があったと間接的に認めることです。
「いい子」タイプのアダルトチルドレンの家庭は、世間から見ると普通の家庭、立派な家庭と思われている場合も少なくないので、本人もそのことに気づきにくいのです。
それに人から頼られたり、優等生タイプだった人は、人に頼ることに抵抗感を感じやすく、自分のマイナスの部分は隠して生きてきたので、それを認めることは、自分を否定することにもつながるので、認めることに、強い「否認」や「拒否」が生じます。
自分がアダルトチルドレンやHSP気質があることで「心の傷」や「トラウマ」を抱えていることに、気づき、認めてあげてください。
アダルトチルドレンやHSPは病気ではありません。
アダルトチルドレンやHSPの気質があるからこそ、それがあなたのプラスの面で活かされていることも必ずあります。
だから認めることは怖いことではありません。
むしろ認めてあげることで、あなたの中で眠っていた可能性や個性がどんどん花開いてきます。
あなたはすでにアダルトチルドレンやHSPだと気づいていますか。
それを認めていますか。
もしいまあなたが認めてあげることが出来ているのなら、7割は克服したと言っても過言ではありません。
もしまだこの生きづらさや苦しみがアダルトチルドレンやHSPではないかもしれないと思っていても、今すぐに認めてあげてください。
もしいまあなたの前に、道端で転んで血を流している子供がいたらどうしますか。
課題1 自分の悩みや苦しみの原因に気づいて、認めてあげる
ステップ1は人によっては簡単ですし、また別の人にとってはとても難しいワークかもしれません。
この「気づいて、認める」といのが、この先進めていく土台にもなりますので、次に進みたい方は是非真剣に取り組んでみてくださいね(^^♪
ステップ2では【知識だけでは克服できない理由】についてお伝えしていきます。
アダルトチルドレンやHSPについての知識や情報はネットや本を読んで知っているけど、それでも苦しみや生きづらさがなくならない理由についてお伝えしていきます。