自己肯定感を高め、自分らしく生きる|ステップ2

Step2:知識だけでは克服できない理由

 

Step1ではあなたが自己肯定感が低く、アダルトチルドレンやHSPであることに気づき、それを認めることができました。

 

そうすると自己肯定感を高める方法やアダルトチルドレンやHSPのことをもっと知りたくなったり、「早く克服したい」と、克服するための知識をネットや本で調べるようになります。

 

確かに自分の問題に気づき、それについての知識を持つことは大切です。

 

色々なことに気づくだけでも、それが安心感につながることもあるからです。

 

ところが・・・

 

さらに安心感を得ようとして、知識をどんどん詰め込むようになってしまうのです。

そしてその安心感がやがては「不安」に変わっていくのです。

 

それはネットや本に書かれている知識や情報は、色々な人が色々な立場で見解を言っているので、「この人はこう言っているけど、あの人はこう言っている」となりやすく、結局何をしたらいいのかがわからなくなり、たとえやったとしても自分のやっていることに自信がもてず、さらに不安が高まっていってしまうからです。

 

これは例えばあなたが一人で富士山の頂上に行きたいと思い、色々と情報収集したとします。

頂上に行くまでのルートはたくさんあり、色々と山頂までのルートの情報収集はしたけれど、みんな言うことが違い、「ここはああしろ」「ここは危険」「こうしたほうが良い」「こらはダメ」などそれぞれ言うことが違い、結局どのルートを信じたらいいのかわからなくなり、不安になって富士登山を諦めてしまう・・・こういった感じでしょうか。

 

知識や情報はたくさんあるのに、克服できない理由はなんなのか?

 

それを知るには、まず「心の仕組み」について理解することが大切です。

すでに知っている方もいると思いますが、確認のつもりで読んで見てください。

 

心は大きくわけると2つの「層」からできています。それは

 

・意識(顕在意識)

・無意識(潜在意識)

 

です。

 

・「意識」は自分で感じたり、思ったりできるもの

・「無意識」は自分で感じたり、思ったりできないもの

 

アダルトチルドレンやHSPの生きづらさは、「無意識」にある思い込みが、あなたの考えや価値観を決め、それがあなた自身を縛って苦しめているのです。

 

その苦しみが、

 

「生きづらいのはなぜ?」

「どうして自分はダメな人間?」

「対人関係がうまく行かない理由は?」

 

など、「無意識」からのメッセージが「意識」にのぼってきたわけです。

 

あなたはこれまで色々と情報収集した結果、アダルトチルドレンやHSPではないかと思いはじめ、Step1で自分がアダルトチルドレンやHSP気質があることを「意識」してきちんと認めることをしました。

 

そうするともっともっと知りたくなり、アダルトチルドレンやHSPの克服方法やうまく付き合う方法をネットや本で情報収集していきます。

そしてだんだんとその知識の量は増えていきます。

 

これはあなたが「意識」してやったことです。

頭で理解したという状況です。

 

でも頭で理解しただけでは、完全ではありません。

 

それを「無意識」に落とし込む作業が必要なのです。

 

知識ばかりが増え過ぎると、思考(考ええること)が優先されるため、思考のループにハマっていきやすいです。

 

「わかっちゃいるけどやめられない」の状態になっていくのです。

だから結果的には頭でっかちになり過ぎて、何をやったらいいのかがわからなくなり、不安は強まり、自信がなくなって、

 

「自分はダメな人間」

「変われない」

 

という思いがますます強化されていってしまうのです。

 

ボク自身がまさにそうでした。

 

ボクの場合、自分がアダルトチルドレンやHSP気質をもっていることがわかったのは、ずっと後のことでしたが、当時は「変わりたい願望」が強く、悩みや苦しみを治したい一心で、本を読みあさったり、病院や治療に行ったり、高額な自己啓発教材を買ったり、色々なことをして彷徨っていました。

 

問題が起きた時に立ち直るための知識や情報はありました。

でもそれが自分の身になっていなかったので、根本的な問題はいっさい解決されず、何度も同じ失敗を繰り返していたのです。

 

そしてまた不安になって本を読んだり、病院に行ったり、話し方教室や高額教材を買ってしまったり・・・

根っ子に強い「劣等感」と「自己否定感」があり、そんなダメな自分を変えるために、手当たり次第やっていました。

 

向上心の裏にある、強い劣等感

 

頭の中では理想の自分像が大きくなって行くが、現実は不安でガタガタの自分

 

こんなに本を読んで、色々と挑戦してきたのに、ますます自信がなくなって行く

 

マイナスのループにはまり、そこから抜け出せなくなっていました。

 

もうダメだ

生きている意味などない

死んでしまいたい

でも死ぬ勇気もない

 

どんどん生きる気力がなくなって行きました。

 

知識を得ても、ずれた行動をしていたため、いつまでたっても変わることが出来ず、悶々とした日々を送っていたのです。

 

 

でもあなたにはボクのように「時間」と「お金」を無駄にしてほしくはありません。

時間とお金は限られています。

もっと自分が幸せになる、有意義な使い方をしてもらいたいです。

 

なので今すぐ「知識」を正しいやり方で実践して、身につけていきましょう。

 

そうすると「意識」しなくてもあなたが、

自分らしく

自然体で

生きられるようになっていきます。

 

 

そのためにはどうしたらいいか・・・?

それは、

 

『意識したことを繰り返すことで、無意識に落とし込む』

 

ということです。

 

これは勉強でもスポーツでも日常の習慣でもあらゆることに共通して言えます。

 

初めはわからなくても、身体がうまく動かせなくても、意識してやらなければならないことも、

繰り返し行うことで、意識しなくても無意識に出来るようななっていきます。

 

具体的にはあなたの日常の、

「思考」

「感情」

「行動」

に意識を向け、問題があれば修正したり、適切な方法で解放していきます。

 

これができるようになって行くと、これまであなたを苦しめていた「無意識」の思い込みや「自己イメージ」が変わっていきます。

 

ボクの実際のカウンセリングではまず日頃色々な場面でわいてくる自分の「感情」に意識を向け、その感情をノートに書き出してもらうことをやっていきます。

悩みや苦しみの原因の一つが、

 

『ネガティブな感情を無意識の内に抑え込んでしまう』

 

ということにあります。

ネガティブな感情を抑え続けると、必ず何らかの歪みが生じ、問題のある「行動」や「症状」を引き起こしていきます。

 

だから自分の中に湧いてきた感情に意識を向け、それを吐き出して行く(書き出す・話す)ことをやっていきます。

 

無意識(潜在意識)と感情は近い存在です。

 

だから感情に意識を向けていくと、無意識にも影響が出てきます。

なので自分の感情に意識を向け、それを書き出してみてください。

 

課題2:自分の感情に意識を向け、湧いてきた感情を紙に書き出す

これまであまり意識したことなかった感情に意識を向けてみてください。

色々な感情があることに気づくはずです。

その感情が湧いてきたら、それを紙に書き出してください。

※ここはまだ練習なので、あまりに強い感情が湧いてきたら、作業を中断し、感情について考えるのは止め、LINEで相談してきてください。

 

ステップ3では【生き辛さから解消される法則】についてお伝えしていきます。

 

生き辛さから解消され、自分らしく生きられるようになるのは、人間として最も重要なことです。

ステップ3も是非読んで見てくださいね。

 

Step3:生き辛さから解消される法則(クリック)

 

自己肯定感を高め、自分らしく生きる7ステップ講座

Step1:アダルトチルドレンとHSP(敏感気質)を克服する方法

Step2:知識だけでは克服できない理由

Step3:生き辛さが解消される法則

Step4:性格改善3つのポイント

Step5:自分の強みや長所、個性に気づく発見法

Step6:自分のマイナス要因をプラスに変える方法

Step7:自己肯定感が高まり、自分らしく生きられるようになる方法